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無限の思考力

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無限の思考力 014

無限の思考力 014

〜「無限の思考力 001」からお読み下さい〜

少し話は横道にそれるが、
「学校の成績が良かったからといって、必ずしも社会で活躍できるとは言えない」
「学校の成績が悪かったからといって、社会で活躍できないとは言えない」
と言うような話を聞く。

実際に、社会に出て長く働いていると、上記のようなことを見聞きしたことがあるだろう。

「何をもって、活躍している人か?」ということはある。ここでは、「比較

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無限の思考力 013

無限の思考力 013

〜「無限の思考力 001」からお読み下さい〜

私は何かに対して行動を移す前に、自分が望むアウトプットに対するインプットを事前に整理することがある。

それは、「どこに対策を打つか?」「どこに時間をかけて検討すべきか?」を素早く判断するためだ。

その方法のひとつとして、

インプットを「自分がコントロールできるもの」と
「自分がコントロールできないもの」に分けて考える

下図は、「無限の思考力

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無限の思考力012

無限の思考力012

〜「無限の思考力 001」からお読み下さい〜
※今回から図や絵を用いて説明します。
 過去の記事もアップデートしたいと思います。

前節でも述べたように「論理的思考」を行う場合、「インプットの振れ」が「アウトプット」に大きな影響を与える。

それは、「インプットを変えれば、望んだアウトプットを得られる可能性がある」とも言える。

しかし、必ず得られるとは限らない。
その「可能性」を探るために、何を

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無限の思考力 011

無限の思考力 011

〜「無限の思考力 001」からお読み下さい〜

当然のことだが、「論理的思考」を行う場合、「インプットの振れ」が「アウトプット」に大きな影響を与える。

そして、
「インプットが定量的に測定できない場合」
「インプットを自分がコントロールできない場合」
に注意したいポイントがある。

それは、
上記の状況下において、「自分が望むアウトプットが明確である」時に、「インプットを無意識にねじ曲げてしまう

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無限の思考力 010

無限の思考力 010

〜「無限の思考力 001」からお読み下さい〜

「ロジック」とは「完璧なもの」である必要があるだろうか?

今回は「ロジックがもつ曖昧さ」について考えてみる。

私の経験上、論理的に物事を考える必要に迫られる場合、その物事は複雑なことが多い。よって、今回の話は、比較的容易なロジックは対象外とする。

長年仕事をしていると、
「論理的な考え方 = 完璧な考え方」という捉え方をしている人が多く存在する

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無限の思考力 009

無限の思考力 009

〜「無限の思考力 001」からお読み下さい〜

「論理的思考」と聞くと、難しい印象を受けるかもしれない。

しかし、それを日常生活で楽しみながらトレーニングすることは可能だ。

どんなに小さなことでもよい。
何がどの様に作用しているのかを考えてみよう。

以下に簡単な例を出す。

私は土曜の朝に風呂に入る習慣がある。

ゆっくりと湯船に浸かりながら、iPadで1週間のニュースをチェックする。

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無限の思考力 008

無限の思考力 008

〜「無限の思考力 001」からお読み下さい〜

「論理的な思考」は、「合理的な思考」につながることがある。しかし、イコールではない。

しばしば仕事の場面で、

「合理的に考えた場合は・・・」
「合理的に実施するとすれば・・・」
「合理的に導けば・・・」

というフレーズを聞く。

しかし、
この様な話をしている時、自分達にとって「未知の事柄」を話していないだろうか?

合理的に考えられることは、

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無限の思考力 007

無限の思考力 007

〜「無限の思考力 001」からお読み下さい〜

「考える」ことを楽しんでいるだろうか?

「考える」ことは、大量にエネルギーを使うため疲れる。しかし、面白いという側面もある。

子供の頃、テレビゲームにのめり込む方ではなかったが、戦略シミュレーションゲームは好きだった。

30年も前の話ではあるが、好きなゲームがいくつかあった。自分で考えて攻略する面白さがある。よって、ゲームの攻略本は買った事がな

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無限の思考力 006

無限の思考力 006

〜「無限の思考力 001」からお読み下さい〜

引き続き、私の経験からくる
「ロジック」を組むときの注意点「思い込み」について記載する。

③自分自身の経験からくる思い込み

その分野において、ある程度の経験を積んだ後に、最も落ち入りやすいのがこの思い込みだ。

お恥ずかしい話ではあるが、この様なコラムを書きながら、未だにこの「思い込み」による失敗をすることがある。

自分自身で経験した事は、最も

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無限の思考力 005

無限の思考力 005

〜「無限の思考力 001」からお読み下さい〜

引き続き、私の経験からくる
「ロジック」を組むときの注意点「思い込み」について記載する。

②先人の検証結果による思い込み

よほどの新規性がない限り、私達が組もうとしているロジックには、先駆者や有識者がいる。

その先人達が導き出した結果を元に、新たなロジックを組む事が多いだろう。

複雑なロジックは、代々の先人によって発見された事柄を積み重ねてで

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無限の思考力 004

無限の思考力 004

〜「無限の思考力 001」からお読み下さい〜

「ロジック」を組む時に注意する点がある。
それは「思い込み」だ。

自分にとって、新しいロジックを構築する場合、
初期段階で「何が正しいか」はわからない。

ロジックの要素ひとつひとつに疑いを持つ必要がある。

しかし、しばしばロジックのどこかに「これは正しいはずだ」という「思い込み」をもってしまう。

そして、そこが間違っていること気が付かない。

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無限の思考力 003

無限の思考力 003

〜「無限の思考力 001」からお読み下さい〜

初期段階では、ある程度のロジックをつくる。
ここでも、「ある程度」というのが重要なポイントだ。

物事が複雑に絡み合うと、簡単にロジックを組むことはできない。

まずは、ひとつひとつの現象をしっかりと捉え、その関係性を紐解く。

「事象A」が起これば、高頻度で次の「事象B」が起こるとしよう。

この時、「事象A」と「事象B」の間には、「何か関係がある

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無限の思考力 002

無限の思考力 002

私は、思考のサイクルとして、
「インプット→ロジックで処理→アウトプット→実践→机上と実践の差異の考察→フィードバック」
を繰り返す。

「論理的思考」という言葉を聞いた時、「ロジック」だけが重要に思えるかもしれないが、どの工程も重要だ。

まずは、「インプット」の工程から考えてみる。

どんなに、素晴らしいロジックが組まれていたとしても、誤ったインプットを入れると、見当違いなアウトプットが出てし

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無限の思考力 001

無限の思考力 001

残念ながら、私は天才タイプのエンジニアではない。

したがって、画期的なアイデアが急に頭に浮かんだことなど一度もない。

常に、思考と検証、その結果を思考にフィードバックして物事を創造してきた。

子供の頃から、小さなことが気になる性格だった。よって、一人で考えることも好きだった。

小学校の理科の時間
「天秤ばかり」の勉強をした時のことだ、

「物の重さを正確に測るために、分銅を使います」

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