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2021年7月の記事一覧

うまく言葉を話すことができない息子とのコミュニケーションはイマジネーション〜岸田ひろ実のコーチングな日々〜

うまく言葉を話すことができない息子とのコミュニケーションはイマジネーション〜岸田ひろ実のコーチングな日々〜

知的障害のある息子、良太は、うまく言葉を話すことができません。それでも、身振り手振りや、知っている言葉を組み合わせて、息子は一生懸命になんとかして伝えようとしてくれます。

そんなわけで、母としても、なんとかして息子の伝えたいことを理解したいと思うのです。

「それってこういうことかな?」
「あっ、わかった!あのことだね!」

と言ってみるものの、息子はしぶい顔をして首を振ったり、時にはふてくされ

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モヤッとする翌日、東京オリンピック2020開会式が露呈したもの、僕たちはそれらを噛み締めて前を向いていかないといけない

モヤッとする翌日、東京オリンピック2020開会式が露呈したもの、僕たちはそれらを噛み締めて前を向いていかないといけない

「とにかく始まったんだから、純粋にアスリートのパフォーマンスを楽しんで勇気をもらおうよ」「現場で汗をかいて頑張って開催にこぎつけた人達を今批判してどうするの?」

その気持ちは、僕の中にもあり、書く手が止まる。ネット情報も錯綜する中、オリンピックや政権批判を書く事に、炎上や偉い人を怒らせるリスクこそあれ、何のメリットもない。

でも、今ここで、今回の一連のオリンピック大会準備が露呈したことを総括し

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ビジネスがうまくいく「客観」という魔法

ビジネスがうまくいく「客観」という魔法

独立してから3年が経ちました。

まだまだ規模は小さいですが、自分なりに「ビジネス」というものをしてきて気づいたことがあります。

それは「客観て、すごくない?」っていうことです。

ぼくが独立してから「こうしよう」と決めていたことがあります。

ひとつは、詳しくない分野は専門家に聞くということ。もうひとつはまわりの人に意見をもらって「たしかに」と思ったら取り入れることです。

専門家に聞く、とい

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「文化の継承」の出発点

「文化の継承」の出発点

「動的保存」という言葉を初めて聞いたのは、とある重要文化財を訪ねたときだった。保存とは単に元のかたちを維持することではなく、古きよきものを残しながらも現代に生きる人たちが活用することも含むのだと丁寧に解説していただいた。ガラスケースに入れて傷ひとつ付けないことだけが「保存」ではない。人がそこで生きているからこそ建物も生きる、そんな保存のしかたもあるのだと。

美術館や博物館に並ぶ芸術品はどれも美し

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なぜ私たちはこんなにも不安なのか

なぜ私たちはこんなにも不安なのか

人類は安心する情報と不安になる情報があれば不安になる情報に注意が向く傾向を持っています。人類が生きてきた環境では不安な情報を素早く察知できた方が生き残る確率が高かったからです。茂みの向こうでカサカサという音がした時に、その音に不安になりそこから目を離さなかった人間の方が、しばらくして安心してしまった人間よりも生き残りやすかったわけです。その生き残りの子孫であるわけですから、基本的に人類は不安傾向に

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