見出し画像

2024年度の「教師の働き方改革」

2024.3.21【208限目】

卒業式

桜の便りも来週には聞けると言われています。昨日(春分の日)は、寒く台風のような風が吹きました。時々卒業式のあたりで、急に寒くなる年があります。とても寒かった卒業式を思い出します。

30年以上前の6年生を担任していた時の卒業式は、朝から寒く今にも雪の降りそうなお天気でした。

卒業生の名前を1人ずつ読み上げている時、気分の悪い子が出て保健室に運ばれるという寒い卒業式でした。昼からはみぞれまじりの雪が降りだして、忘れられない卒業式になりました。

今年の地域の学校の卒業式は、中学校は14日、小学校は18日に無事終わりました。担任の先生方は無事責任を果たし、ほっとしてこの一年間の子供たちの事を思い出しておられることと思います。

明日が修了式で、先生方は今が一年の総まとめで、一番忙しい時だと思いますが、普段でも忙しいのが教師の仕事だと思っています。


「教師の働き方改革」

「教師の働き方改革」は2019年にスタートしましたが、なかなか進んでいないので、昨年8月には、中央教育審議会が「緊急提言」が出されました。【198限目】

日本の教師は世界一多忙だと思います。人手不足の中で負担が増え続ける教育現場で、少しでも働きやすい環境を作る必要があると思います。

標準授業時数を大きく上回る学校は、計画的に4月から授業時数の点検をする事や、運動会や式典の簡素化と一部の省略など行事の在り方を見直し、時間を削減していくことも大切です。

コロナ禍で学んだ新しい取り組みも効果的だと思います。(オンラインやICT教育などを駆使した教育方法など)これによって、不登校の子どもへの対応で、家庭訪問の回数も減らし、オンライン授業やICTによるコミュニケーションで子どもに直接かかわる時間が持てます。そして放課後の勤務時間外に家庭訪問を少なくしても子どもと関わることが出来ます。

また、過剰な苦情や要求に対しては、教師一人が対応するのではなく、学校が組織として対応することにより、教師の負担が少なくなると思います。(教育委員会など行政にも支援していただき連携を組む。)

また、ICT化による業務の効率化も考えられます。生成AIなどを活用し、事務作業を削減する。

その他にも、小学校の教科担任制の強化や、人材の拡充などにより学校は大きく変わることが出来ると思います。

先ずは「教師の働き方改革」を進めるために、先生方が心身ともに健康であること、コミュニケーションの円滑化を図り、職場が楽しい場所であることや、仕事とプライベートのバランスがとれる生活が出来ることが、生き生き働くためにも重要なことです。

子どもたちにとっても、先生が楽しく生き生き働くことは、そのパワーをもらって、のびのび育っていきます。

教師の働き方改革を進めていく中で、子どもたちにとって必要かどうか、見直しが適切かどうかなどを考えながら、より効果的な方法を考え、勧めていくことは大切な事です。


一年が終わります

明日は修了式です。一年が終ります。別れの時です。

一年を振り返りますと、四月に子どもと出会い、子どもたちの前でどんな一年になるかを、期待と希望を持って、一人一人の名前を呼び、「また一年、この出会いを大切にしたい。」と、思ったものです。

一年間で子どもたちは、授業や行事を通して本当に逞しく育っていきます。修了式の日は、無限に広がる子どもたちの未来に幸あれと、送り出す日です。次の学年でも頑張れ!


(昆布の佃煮を作りました)

昆布の佃煮出来上がり!

今日は仲のいいご近所に昆布の佃煮をもらって頂きました。


【今週のけい先生】*担当:夫(父)

けい先生の今週は大好きなスポーツのTV観戦でした。まずは大相撲で新鋭の尊富士と大の里の快進撃と宇良の頑張り、一方遠藤の勝ち星が伸びないことなどに一喜一憂です。

そして、大リーガーの韓国開幕戦で大谷など日本選手のプレーを含めて楽しんでいました。

この合間に、TVとNETFRIXで韓国ドラマを鑑賞してあっという間の1週間が過ぎたようです。


【編集担当より】
サービス業においては、従業員の満足度(ES)が、顧客満足度(CS)に大きくかかわります。最近では、心理的安全性といったことも、マネジメントにおいて重視されるようです。

従業員が自分の提供しているサービスに自信を持ち、お客様ために真心を込めてサービスを提供する。サービス業においては、タッチポイント=接点での体験価値の積み重ねがそのブランドを構築すると言えます。

顧客の体験価値を最大化するために、ITやAIによる支援を行うことは、よりビジネスにおいても進んでいくことかと思います。しかしながら、仕組みを入れたからと言って、顧客の体験価値が向上するわけではないです。

サービスや企業・店舗が、明確なコンセプトやメッセージを持ち、お客様に満足してもらいたいという強い姿勢が必要です。また従業員がそのメッセージを受け取り、誇りをもって、やりがいを感じながら仕事に取り組むことが必要です。

ITやAIによって、より効率的になり【人の介在価値】が高まるとよいですが、省いたものの中に、顧客の体験価値を向上させるためのナニカが含まれていると、全体としてサービスレベルは低下してしまうかもしれません。

毎年どころか毎月、日ごとに新たな手法が産まれますが、常に顧客との接点が大切です。マーケティングやブランディングについて様々なHOWを目にしますが、顧客を常に起点にすることが何より重要なことだと思います。

大切なことは、いつもシンプルなものです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?