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はじまりのうた(2023年度のはじまり)

2023.4.6【158限目】  

2023年度が始まる

新年度の始まりは、沢山のスタートがあります。新しい出会いがあります。

4月に入り先生方は、担任する学年が決まり、クラスが決まり、これから出会う子どもたちの事を、心に描きながら、出会いの日の準備をしておられると思います。

子どもたちもどんな先生に出会うのかと、楽しみにしている春です。


出会いの時(担任として)

私は子供たちと初めての出会いの時は、「明るく、元気に。」を、いつも心がけています。声の調子や顔の表情、子どもに対する態度などを明るく、子どもに伝えるようにしています。

子どもの名前を一人一人呼ぶとき、顔をしっかりと見て、笑顔で「よろしくね。」と声掛けして、楽しい雰囲気とやる気一杯の気持ちを共有してスタートします。

出会いは、子どもたちの豊かな心を育てる第一歩です。


学級作りで大切にしている事

子どもに対して平等に見ていきます。誰でも良い面と課題を持っています。そしてこれからの未来に向かって大きな可能性を持っています。

子どもは何よりも認めてもらいたいという気持ちを持っています。先入観で子どもを見ないで、授業中や休み時間に教師の目で子どもを観察し、じっくり子どもを知って理解していくことが大切です。

教室の環境づくりも大切です。子供たちが心地よく過ごせるような安全で安心な教室づくりを心がけます。

始業式(入学式)には担任からのメッセージを黒板に書いて出会いを喜びあえる、教室づくりも大切です。

1年間を通して、清潔で整理整頓された教室は、子どもの心を豊かに育てます。教室が荒れると、子どもの心も荒れると思っています。

私の友人で、中学校に勤務していた時、その学校が荒れていて、その学年の先生方で、教室や廊下を修理したり、ペンキを塗ったり、危険なものを取り除いたりして環境整備から取り組んだところ、子どもがだんだん落ちついてきたと聞きました。

その話から、子どもにとって教室の環境は、心を育てるのに大切な事だと思いました。

子どもたちにとって、学校は楽しい所であり、勉強が面白いなあと思って登校できるようにすることが、担任の大切な仕事だと思います。


学年の始めは

その学年の発達段階を理解し、丁寧な学習指導をすることや、学級は安全で安心な場所であることを、色々な活動を通して子どもの心を解放してあげることが大切です。

保護者に対しては、出来るだけ学年・学級通信を通して、担任の紹介や心構えや、学年がスタートした時の様子などを伝え安心してもらい、学校に期待を持って協力してもらえる体制を作ります。

子どもたちはみんな、かしこくなりたいし、出来るようになり、認められたいと思っています。そして、それに向かって頑張ります。

その頑張りを見落とさないように励ましたり褒めたりすると、子どもはやる気になってくれます。そのやる気を満足させ、つぎの課題へと続いていくような指導をしていきます。

4月の学級の始まりが子どもにとっても、先生にとってもいい出会いになることを願っています。


はじまりのうた

毎年学級通信、1号に載せる詩を掲載して、“けい先生の知恵袋”の4年目のスタートにします。


  はじまりのうた
       作者不明

あおぞらの太陽よりも
もっと もっと まぶしいもの
それは 四月のこどもたち

新しい教室、新しい先生、新しい教科書
期待にむねふくらませ
ゴムまりのように はねてくる

あおぞらの太陽よりも
もっと もっと もえているもの 
それは四月の教師たち

去年よりも
さらにすてきな先生になりたい
別れた教え子たちと
おなじように
楽しいクラスを作っていきたい
そんな思いで胸ふくらませ
目がきらきらと輝いている

さわやかな出会いのよろこびが
教師と子どもたちのあいだに 
薫る風となって吹きわたり
さあ はじまりだ
さあ はじまるぞ


※新コーナー※
今週のけい先生】
3年間、このnoteとお付き合いいただきありがとうございます。
4年目を迎えるにあたって、少し変化が欲しいなと思い、3年間混ざりたそうにしていた父親に、新コーナーを依頼しました。

けい先生(母)と父の日常生活の一コマを、写真と一言を添えて皆さんにご覧いただくコーナーです。裏テーマは、隠し撮り感です。

ぜひ、こちらもお付き合いください

(父コメント)
けい先生が日常生活の中で取り組んでいる、見逃しそうなマイナーな挑戦や行動をパートナーとして気づいた事を気楽に、4年目を契機に書き始めたらーーと編集者の依頼もあり、けい先生の夫が客観的な目線で書く事になりました。――いつまで続くかわかりませんが!!!

【油絵教室のモチーフの薔薇に情熱的な赤のバックに初挑戦していました】

【所属ゴルフクラブのレディース杯に向かって、アイアンを自然に振り切れるスィングを目指して、久しぶりに真剣に練習していました。結果はどうなるでしょう⁈】


【編集担当より】
今週から、新しい年度が始まりました。
通勤電車やお昼のランチタイムには、新しい環境にウキウキしている新入社員や就職活動の学生の方をたくさん目にします。

毎年、この時期の新入社員やリクルートスーツの学生の方を見ると、20代のころどんなことを考えていたかと思います。その頃の自分に誇れるように、1日1日成長していきたいものです。

40代になり、身体のあちこちに不具合がでてきましたが、精神は常にフレッシュでいたいと思います。

新しい年度、新しい場所で、皆様に幸多からんことをお祈りしております。

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