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子どもの原風景になる住まい

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宮脇檀という建築家がこう言っていました。 「家というのは、家族が家族だけでデレデレするための建物だ」 という原点。(「暮らしをデザインする」より) これは私が住宅を設計する際に大…
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#建築

子ども部屋をつくるタイミング

子ども部屋をつくるタイミング

子どもの居場所を段階的に考えてみました先日こしらえたセガレスペース。
お友だちを招くそうです。

まだキズの浅い散らかりようを
せっせと自発的に片付けだの
掃除機かけたりだの
率先している様子。

座右の書である池邊陽 の「デザインの鍵」によれば、
「建築が人間をつくる」という。
建築や場所が人間形成にひと役買っているのを
身近に観察できた気がしています。

今、何が必要か?「将来的に…」子ども部

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ダンボールで秘密基地|建築士的育児論

ダンボールで秘密基地|建築士的育児論

1/n?模型
窮屈な小屋、安堵な居場所

宅配物が届き、そそくさと手伝い。
目的はダンボール。
秘密基地を作りたいそう。
いきなり秘密を共有してくれる。

あるもので手探りで作るのも
なかなかおもしろい。
こういうときほど、
「何のためにつくるの?」
「もう切っちゃうで!?」
「クッション材が届かないなぁ」
「ガムテープでくっつかないや」
など、
材料の無駄や合理性を
考えるものですね。

秘密基

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リビングで何をしていますか?

リビングで何をしていますか?

このコロナ禍で家族との時間が増えました。
というよりも意識することが増えたというべきか。

休日なんかも大して外出できるわけでもないから、
おうち時間が増えるのは必至です。

生活を共にするとは何でしょうか?

ひとつ屋根の下にいるので、
たとえば、いっしょに食事する。
たとえば、いっしょに宿題をする。

とはいえ、何でもかんでも、いっしょのことをする必要はなく、
たとえば、私は本を読み、妻は新聞

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