権太坂四十八

元コピーライター。現在は首都圏の公立小学校で放課後児童健全育成事業に従事する傍ら、ゴー…

権太坂四十八

元コピーライター。現在は首都圏の公立小学校で放課後児童健全育成事業に従事する傍ら、ゴーストライターとして活動しています。

マガジン

  • 感謝できないことに感謝するヒント

    人生におけるさまざまな困難や試練を乗り超えるために、モノの見方を反転してネガティブからポジティブへのアプローチを試みるシリーズです。専門的にはリフレーミングというのでしょうが、プロのカウンセリングを受けずとも、自分だけで手軽に自己セラピーができるヒントを提供します。

  • 権太坂コピーライター養成所

    君を一流のクリエーターに変える19のプログラム

最近の記事

ミスジャッジに、ありがとう。

今回のテーマは、ミスジャッジ、です。日本語でいう誤審。スポーツの世界に止まりません。一般社会でも、学校でも、あるいは家庭でも、ミスジャッジされることは、良くあります。(裁判でも皆無ということはなく、あれば冤罪ということになるのでしょうが、そこまで触れると話が大きくなりすぎるので、今回は除外します)。対象は広いのですが、やはりスポーツの世界を例にとって進めたほうが分かりやすいので、そうします。 今日、野球やサッカーなどのメジャースポーツはビデオ判定を積極的に採り入れはじめまし

    • 老後不安に、ありがとう。

      今回のテーマは、老後不安、です。何を一番の不安に感じるかは人により異なると思いますが、代表的なものとして、経済面、病気など健康面、お肌の衰えなど美容面の3方向に大きくまとめられるでしょう。今回は、なかでも現在、多くの人が感じているであろう経済面での不安に絞って話をすすめます。 老後における経済的な不安を象徴する言葉に「老後破産」があります。最近よく耳にしますね。人生100年時代になり、定年後の長い長い長〜い時間を生きるためには、それなりの資金が必要ですが、その調達の目処がな

      • サクラチルに、ありがとう。

        今回のテーマは、サクラチル。桜散る、です。入学試験に落ちてしまった時を取り上げます。もちろん、学校に限りません。入社試験もそうですし、プレゼンに落ちる、オーディションに落ちる、選挙に落ちるなど、誰かに採用してもらえなかった時に共通で活用できるテクニックを追求してみましょう。 幼少の頃から、たとえば、東大を目ざしている人がいるとします。毎日毎日、1日に何時間も勉強し、駿台予備学校に通い、個別指導を受け、家ではZ会をやり、高校は開成に入り、万全の準備を整えたにもかかわらず、いざ

        • アウエーに、ありがとう。

          今回のテーマは、アウエー。ホーム・アンド・アウエーのアウエーです。あくまで一般論ですが、スポーツの試合では、ホームチームのほうが有利だと言われています。競技によってその度合いは違いますが、わたしの知る限り、もっとも顕著なのが、ヨーロッパや南米のサッカー。これは極端にホーム有利で、アウエーチームは戦う前から負けて当然、ドローに持ち込めば上出来の意識で試合に臨むので、超守備的なシステムを採用します。逆にホームチームは、とにかく「絶対に負けられない」ので、超攻撃的スタイルでガツガツ

        ミスジャッジに、ありがとう。

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        • 感謝できないことに感謝するヒント
          11本
        • 権太坂コピーライター養成所
          21本

        記事

          認知症に、ありがとう。

          今回のテーマは、認知症、です。大変に重いテーマです。表現にはよほど気をつけなければいけません。また、配慮しなければならないこともたくさんあります。改めて申し上げますが、生死にかかわる重篤な病や不慮の事故、犯罪被害などの当事者あるいは関係者に対して、赤の他人が感謝を語るのは人の道に外れた行為だと認識していますので私の記事では扱わないことを基本としています。が、なぜあえて、これら深刻な事件に勝るとも劣らない認知症を今回あえて取り上げたかといいますと、私の個人的体験が同じ境遇の方に

          認知症に、ありがとう。

          5月病に、ありがとう。

          今回のテーマは、5月病、です。5月病? 一瞬なんのことかと首をかしげた方はいらっしゃいますか? 死語になっていたらどうしようかとハラハラしつつ使いました。念のためウィキペディアから引用します。 (引用はじめ)日本においては、新年度の4月には入学や就職、異動、クラス替え、一人暮らしなど新しい環境への期待があり、やる気があるものの、その環境に適応できないでいると人によってはうつ病に似た症状がしばしば5月のゴールデンウィーク明け頃から起こることが多いためこの名称がある。医学的な診

          5月病に、ありがとう。

          飲めない日に、ありがとう。

          今回のテーマは、飲めない日、です。言うまでもありませんが、お酒が大好きな人を対象とした限定企画です。お酒を飲まない人からすれば、飲めない日が一日や二日くらいあったって、そんなのを困難や試練だといって騒ぐのは大人気なさすぎる、と思うかもしれません。いいえ、決して大袈裟ではないのです。飲めない日は大きな大きな試練なのです。だから左党にとっては、飲めない日が感謝できる日になれば、奇跡以外の何物でもないのです。アイスクリームを毎日食べる人にとってアイスクリームが食べられない日。サッカ

          飲めない日に、ありがとう。

          雨の日に、ありがとう。

          今回のテーマは、雨、です。雨が、人生におけるさまざまな困難や試練に当たるのか、という疑問の声もあるかとは思いますが、多くの人にとってネガティブな現象であることは疑いようのない事実ですので、考察の対象とします。なお、同じ雨でも、ここ数年、日本で深刻な問題となっている災害につながる大雨のことではありません。堤防が決壊して家が流されたり、命を失ってしまった方もいる大雨をテーマにするのは、あまりにも不謹慎なことです。さらに付け加えると、突然の事故や病気、災害、あるいはテロなどにより家

          雨の日に、ありがとう。

          電車遅延に、ありがとう。

          今回のテーマは、電車遅延、と書きましたが、電車だけでなくバスや飛行機なども含めた交通機関の遅れについて考えてみたいと思います。 日常で起きる理不尽な出来事のなかで、もっともスタンダードなアクシデントといえば、この遅延問題ではないでしょうか? 多くの方が一度とならず経験しているはずです。しかも、朝の通勤時間とか、遅れて欲しくないときに限って電車が止まったりする気がしませんか? 遅延証明書を出せばそれで済む場合ならともかく、大切な商談や会議があり、遅刻など絶対に許されないシチュ

          電車遅延に、ありがとう。

          片思いに、ありがとう。

          今回のテーマは、片思い、です。片思いの経験のない人、いわゆる狙った相手を100発100中で落とせる恋愛の達人も、この世界には一定数いるらしいですが、私たち一般人は誰でも一度は、とくに思春期には、経験してきた通過儀礼です。過ぎてしまえば甘い思い出かもしれませんが、なかなか意中の相手に思いが伝わらないもどかしさは、どうすることもできない心の痛みです。胸が張り裂けそう、とはまさに言いえて妙な表現ですね。 さて、この片思いという辛い体験のどこに感謝すべき点はあるのでしょうか? 魂(

          片思いに、ありがとう。

          リストラに、ありがとう。

          今回のテーマは、リストラという人生最大級の試練をどう捉え直すか、です。リストラのデメリットはすぐ思いつきますね。収入がなくなる。地位も名誉も立場もなくなる。将来もなくなる。世間体が悪くなる。人間関係がなくなる。家族への威厳がなくなる。ダメ人間のレッテルを貼られる‥‥などなど。でも、これらは本当にデメリットなのでしょうか? まず収入がなくなるですが、確かに在籍していた会社から給料は貰えなくなりますが、転職すれば、今度はそこから給料が貰えるではないですか。もしかしたら前職よりも

          リストラに、ありがとう。

          補講 一流のコピーライターを目ざすのは止めなさい。

          プログラムの中で何度も語ってきたが、一流のコピーライターほど割の合わない存在は他にない。一流を追求しなければ、つまり職業としてのコピーライターであれば、それだけで、経験を重ねるごとに技が磨かれ、名前が売れ、顔が広がり、年収が上がり、社会的地位を得る。幸福な人生が約束される。普通はそれで充分だ。順風満帆に生きたいのであれば、苦労して道を究める必要など、さらさらない。やせ我慢してランチを抜くことも、雨の日を好きになることも、エレベーターを最後に降りることもしなくていい。 しかし

          補講 一流のコピーライターを目ざすのは止めなさい。

          プログラム19 カラマーゾフの兄弟を読みなさい。

          この先、この講座の続編ができる可能性はないではないが、ひとまずこれが最後のプログラムになる。一般的な短期集中講座の場合は、最終回は最終回らしく、華やかに話を盛り上げ、希望を与え、受講者を日常へ景気よく送り出すのが通常のスタイルだろう。だが今日は残念ながら君たちが期待するような話にはならない。できれば目を背けたい現実の話になる。しかし、あえて最後にこの話を持ってきたのには理由がある。なぜ、こんな夢も希望もない話をするのかを頭に置きながら、聞いていただきたい。 さて。これまで、

          プログラム19 カラマーゾフの兄弟を読みなさい。

          プログラム18 人工知能に加担しなさい。

          そろそろ君も、うすうす感づき出した頃だろうが、私は人工知能推進論者だ。この技術については、さまざまな研究が急ピッチですすみ、メディアがこぞって取りあげ、人々が喧々諤々と議論を戦わせている。数年後には約半数の職種が人工知能にとって代わられるといった悲観的なレポートから、人工知能の台頭により人類は長時間労働から解放されるといった楽観論まで。人工知能の存在を無視して今の時代は語れない状況になっている。あくまでも個人的な意見なのだが、私は人工知能の未来に熱い期待を寄せている。人工知能

          プログラム18 人工知能に加担しなさい。

          プログラム17 逃げなさい。

          主人公が決死の覚悟で敵地に乗り込み諜報活動をする。スパイ映画ではよくあるシーンだ。その際、主人公は万一拉致されたときのため、拷問されないように自決用の毒薬か自爆装置をもっている(たいていの場合、侵入は成功し自爆することなくハッピーエンドになるけどね)。今回のプログラムはここでいう自爆装置に相当する。使わないに越したことはない。いや君が生涯を通じ使わないで済むように祈っている。しかし、人生何があるかわからない。窮地に陥り絶体絶命のピンチに襲われた時には、このプログラムのスイッチ

          プログラム17 逃げなさい。

          プログラム16 走るのは止めなさい。

          石井裕之さんという方をご存知だろうか? 今は引退されていると聞くが、セラピスト界の第一人者で、フォレスト出版から数多くの本を出されている。その石井さんの有名な教えに「すべての行動は潜在意識へのメッセージである。」というものがある。どういうことかと言うと、たとえば、君がある商品を買おうとしている。それを通常価格で買わず、バーゲンセールになるまで待って、割引価格で手に入れた。得した!と君は思うだろう。しかしこの時、君の行動は潜在意識に「自分はバーゲンでしか欲しい物を購入できない貧

          プログラム16 走るのは止めなさい。