見出し画像

アーティストと経営者【机上の空論】#154

とんでもなく当たり前な事なのですが、これから、起業/独立したいと思っているあなたに、どうしても読んで頂きたいです。


「自分がやっていた事は、アーティスト100%だった。夢物語に仲間はついて来てくれたが、結果を出せなかった。大前提、”世の中の人がもとめている事”という感覚(スパイス)が抜けていた。」

最近、マコなり社長が動画で仰っていた事です。と同時に、私の父からも言われていた事です。両方とも、実際に起業をした人間が言っていた言葉です。

「起業したい」「自分の力で生きていきたい」こう思っているあなたには絶対的に必要な感覚だと思いますので、言語化してみました。

■自分の理想に、現実を絡ませていく作業

「好きな事をしよう。それが仕事になる。」この言葉を、自分のいいように解釈して行動してしまう人が多すぎるんだと思います。かくいう私もその1人です。「自分のやりたい放題にやっていたら、いつか周りが認めてくれて仕事になっているだろうな」といった安直な考えをしていました。そして、それが=独立や起業だと解釈していました。

ただ、それって全く違くて。やりたい放題やって結果がでる。これは独立や起業ではなく、アーティストです。自分が思うように歌って、表現して、共感してもらえて、お金が生まれる。みんながみんなこれを出来たら苦労しません。加えて、アーティストになりたいのであれば、「お金を稼ぐ」という感覚は捨てなければならないと思います。

対して、独立や起業を志している。お金を稼ごうと思っているのであれば、自分のやりたい事+市場が何を求めているのかを正確に読み取る必要があります。

例えば、YouTuberはいい例ですよね。ベースとして、「好きな事をする」。ただ、企業案件を受けたり、PVや登録者数を伸ばす為に、泥臭い事もしなければならない。自分達の作りたい動画+”仕事としてやらなければならない事”が組み合わさっているのだと思います。この足し算がうまく出来る人が伸びていると思いますし、100%やりたい放題やって成功している人は、もはや「アーティスト」だ、という事です。

この一連の話を色々と思考してみて、自分自身反省する部分が多くありました。お金を稼ぐという、資本主義の大原則を蔑ろにしていたんですよね。どんなサービスであれ、稼ぐ=価値提供の対価です。自分のやりたい事とうまく折り合いをつけながら、経営者になります。



ニコラス


この記事が参加している募集

#習慣にしていること

130,662件

皆さま、サポートありがとうございます。頂いたサポートは、全て自己研鑽に充てています。全力で生きていきますので、今後ともよろしくお願いします!