タビフミ

クリエイター / アドレスホッパー / 気まぐれ写真家。 アドレスホッピングをしながら…

タビフミ

クリエイター / アドレスホッパー / 気まぐれ写真家。 アドレスホッピングをしながら写真を撮っています。 Instagramもやってます。 https://www.instagram.com/tabee31/

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    どんなことを考えて物事をつくっているか、振り返ったnoteたちです。

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個展をした話

個展をした。 友人から「なんか展示やれ」と言われたことだけが理由ではない。 いつかやってみたかった。 けど、自分には無理だって思っていた。 だって、誰かに見せるようなものなんて何もなかったから。 いつかなんて、やってこなかった。 けど、不意に来てしまった。そしてそれを受け止められた自分がいた。 ふいに僕に1年近い時間が与えられた。 その間続けてきたのが写真だった。 なんで写真を撮っているのかわからない、けれど撮らずにはいられない。 世界中に写真を撮っている人なんていくら

    • 家系図が僕を家族の旅に連れ出した-3

      こんにちは。 今回は旅は旅でも「家族の旅」の話をしたいと思ってnoteを広げました。 皆さんは「家系図」作ったことありますか?そう、あの名前が棒で脈々と繋がってるやつです。 今回は3回目、戸籍を読み解きながら家系図に落とし込んでみたらどう感じたかのお話をします。ちなみに細かな作り方などは各書籍・情報にお任せして、この記事では取り扱いませんのであしからず。 祖父も知らない兄弟がいる僕が直系家系図をを完成させたひと月後に、祖父は他界しました。直前まで頭がはっきりしていた祖父に

      • 家系図が僕を家族の旅に連れ出した-2

        こんにちは。 今回は旅は旅でも「家族の旅」の話をしたいと思ってnoteを広げました。 皆さんは「家系図」作ったことありますか?そう、あの名前が棒で脈々と繋がってるやつです。 重い腰を上げて家系図を作り始めた話、今回は2回目です。ちなみに細かな作り方などは各書籍・情報にお任せして、この記事では取り扱いませんのであしからず。 万延という年号家系図を作るには戸籍の取り寄せが必要です。まず、本籍のある自治体の役所に行って申請をします。 詳しい手順などはこの記事で省きますが、受付の

        • 家系図が僕を家族の旅に連れ出した-1

          こんにちは。 今回は旅は旅でも「家族の旅」の話をしたいと思ってnoteを広げました。 皆さんは「家系図」作ったことありますか?そう、あの名前が棒で脈々と繋がってるやつです。 結論から言ってしまえば、家系図を作って本当に良かった。まるで小説でも読むように、色々な歴史がそこに詰まっていて、その未来に自分がいるということを考えるとなんとも言えない気持ちになります。そして作りながら家族が少しずつ集まってくる感じがするのもとても好きでした。 何か情報を集めたらパッと出来上がるもので

        個展をした話

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          その時は重要だったもの、その蓄積

          昨年末、多拠点生活をしている中で出会った人に写真を見てもらった時のこと。その人に「写真を利用するために撮っているものじゃない、今自分が何をしているか確認するために写真を撮っているように見える」ということを言われたのを思い出してた。 その時は「ふーん」という気持ちと、なんとなく言わんとすることはわかるかも…と思ったけれど、最近その傾向がものすごく自分の写真に出ているなと感じることがある。僕は、僕の目で見ている景色を残したいと思っているような気がするからだ。 それは100%正

          その時は重要だったもの、その蓄積

          ぼくの「りんかく」13 - たくさんのりんかくたち

          2023年5月21日(日)に行われた文学フリマに出品する「りんかく」という写真ZINEについて、作者サイドからあれこれ裏話をするnoteです。 「だれかに写真を撮ってもらうと、自分から見えない『輪郭』が見えて立体的になる気がする」。この本は多拠点生活の「りんかく」を集めた立体記録。 43-44 さらやまここは大分県の小鹿田焼(おんたやき)の里、通称「皿山」。今でも続く伝統的な製法は、一切の機械を使わず、水力で土や顔料をくだき、手回しのろくろで形を作り模様を描き、日光の力で乾

          ぼくの「りんかく」13 - たくさんのりんかくたち

          ぼくの「りんかく」12 - すっかり九州の魅力にハマったらしい

          2023年5月21日(日)に行われた文学フリマに出品する「りんかく」という写真ZINEについて、作者サイドからあれこれ裏話をするnoteです。 「だれかに写真を撮ってもらうと、自分から見えない『輪郭』が見えて立体的になる気がする」。この本は多拠点生活の「りんかく」を集めた立体記録。 39-40 古き良きと新しさに感じるものこの写真集も残すところ後少し。 そんな気持ちが出てしまったのか、このページまで、シンメトリーチックに安定した構図の写真が連続していました。自分では気づかな

          ぼくの「りんかく」12 - すっかり九州の魅力にハマったらしい

          ぼくの「りんかく」11 - 憧れの場所とノーマークの場所

          2023年5月21日(日)に行われた文学フリマに出品する「りんかく」という写真ZINEについて、作者サイドからあれこれ裏話をするnoteです。 「だれかに写真を撮ってもらうと、自分から見えない『輪郭』が見えて立体的になる気がする」。この本は多拠点生活の「りんかく」を集めた立体記録。 35-36 朝日の差し込む湯煙のある場所ここは由布院の拠点。ADDress利用者界隈では「なかなか予約の取れない拠点」としてまことしやかに話されている場所。 その理由はオーナーが「あちこち移動し

          ぼくの「りんかく」11 - 憧れの場所とノーマークの場所

          ぼくの「りんかく」10 - 知らないことをたくさん経験した日々だった

          2023年5月21日(日)に行われた文学フリマに出品する「りんかく」という写真ZINEについて、作者サイドからあれこれ裏話をするnoteです。 「だれかに写真を撮ってもらうと、自分から見えない『輪郭』が見えて立体的になる気がする」。この本は多拠点生活の「りんかく」を集めた立体記録。 31-32 丁寧な暮らしここは両方とも福岡県の八女拠点。 ADDressでは「八女拠点」だけれど、本当は「天空の茶屋敷」というゲストハウスに滞在した時の写真です。 この場所は「ポツンと一軒家」的

          ぼくの「りんかく」10 - 知らないことをたくさん経験した日々だった

          ぼくの「りんかく」9 - 行ってみたかった場所たち

          2023年5月21日(日)に行われた文学フリマに出品する「りんかく」という写真ZINEについて、作者サイドからあれこれ裏話をするnoteです。 「だれかに写真を撮ってもらうと、自分から見えない『輪郭』が見えて立体的になる気がする」。この本は多拠点生活の「りんかく」を集めた立体記録。 *** あとがきに書いた例の映画をもう一回観に行って、なんだったらノベライズも2回読んだ。どれだけ好きなの?って感じだけど、なんか気になってしまって。 ノベライズ1回目は自分の頭の中の世界で

          ぼくの「りんかく」9 - 行ってみたかった場所たち

          ぼくの「りんかく」8 - 季節のイベント

          2023年5月21日(日)に行われた文学フリマに出品する「りんかく」という写真ZINEについて、作者サイドからあれこれ裏話をするnoteです。 「だれかに写真を撮ってもらうと、自分から見えない『輪郭』が見えて立体的になる気がする」。この本は多拠点生活の「りんかく」を集めた立体記録。 *** 普段、何かの課題を解決する時に僕は「デザイン」の力を使う。デザインにも色々あって、形があるものもあれば、ないものもある。 そのプロセスはデザイナーごとに全く違うし、また、アウトプット

          ぼくの「りんかく」8 - 季節のイベント

          ぼくの「りんかく」7 - 旅の醍醐味

          2023年5月21日(日)に行われた文学フリマに出品する「りんかく」という写真ZINEについて、作者サイドからあれこれ裏話をするnoteです。 「だれかに写真を撮ってもらうと、自分から見えない『輪郭』が見えて立体的になる気がする」。この本は多拠点生活の「りんかく」を集めた立体記録。 *** あとがきに書いた例の映画が封切りしたその日、改めてこの半年撮影した写真を見つめ直すなんてことをしたのは、一緒に文学フリマに出た枝崎さんの本を読んだからかも知れない。 半年前、久しぶり

          ぼくの「りんかく」7 - 旅の醍醐味

          ぼくの「りんかく」6 - 写真の流れに違和感が

          2023年5月21日(日)に行われた文学フリマに出品する「りんかく」という写真ZINEについて、作者サイドからあれこれ裏話をするnoteです。 「だれかに写真を撮ってもらうと、自分から見えない『輪郭』が見えて立体的になる気がする」。この本は多拠点生活の「りんかく」を集めた立体記録。 ここからは淡々と写真を掲載するページが続きます。一つ一つの写真にはもちろん意味がありますが、それを語ると僕の旅日記になってしまうと思って本自体には何も書いていません。 *** 一生懸命に何か

          ぼくの「りんかく」6 - 写真の流れに違和感が

          ぼくの「りんかく」5 - 誰かと旅する場所

          2023年5月21日(日)に行われた文学フリマに出品する「りんかく」という写真ZINEについて、作者サイドからあれこれ裏話をするnoteです。 「だれかに写真を撮ってもらうと、自分から見えない『輪郭』が見えて立体的になる気がする」。この本は多拠点生活の「りんかく」を集めた立体記録。 ここからは淡々と写真を掲載するページが続きます。一つ一つの写真にはもちろん意味がありますが、それを語ると僕の旅日記になってしまうと思って本自体には何も書いていません。 *** と、本文に入る

          ぼくの「りんかく」5 - 誰かと旅する場所

          ぼくの「りんかく」4 - 星と海と空のおもいで

          2023年5月21日(日)に行われた文学フリマに出品する「りんかく」という写真ZINEについて、作者サイドからあれこれ裏話をするnoteです。 「だれかに写真を撮ってもらうと、自分から見えない『輪郭』が見えて立体的になる気がする」。この本は多拠点生活の「りんかく」を集めた立体記録。 前回までの記事ではレイアウトが大きく変わったり、写真の見せ方が違ったり、タイトルが入ったりとありましたが、ここからは淡々と写真を掲載するページが続きます。一つ一つの写真にはもちろん意味があります

          ぼくの「りんかく」4 - 星と海と空のおもいで

          ぼくの「りんかく」3 - 街が見える、祭りが始まる

          2023年5月21日(日)に行われる文学フリマに出品する「りんかく」という写真ZINEについて、作者サイドからあれこれ裏話をするnoteです。 「だれかに写真を撮ってもらうと、自分から見えない『輪郭』が見えて立体的になる気がする」。この本は多拠点生活の「りんかく」を集めた立体記録。 あれ?90度回転してるミスじゃないです、意図的です。 実はしばらく、紙面は90度回転します。これは横位置の写真をA5サイズの紙面縦位置に効率的に置く…ためでもあるんですが、あえてこうすることで「

          ぼくの「りんかく」3 - 街が見える、祭りが始まる