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詩をあなたに、思いを私に。

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ポエムとか詩を書き始めました。よかったら読んで言ってください。 たまに文章つらつら書いてます。
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上書き保存が出来ぬまま

上書き保存が出来ぬまま

嫌な記憶があった時
上から塗り替えることが出来たなら
私たちはどれほど幸せだろうか

はたまた、記憶の上書き保存は不幸なのだろうか

目を閉じると繰り返される記憶と音声
沢山の笑い声がビデオカメラで再生されるかの如く蘇る

あはは、あはは、

そこで、私も笑ってる
嫌と言えずに笑ってる

誰がどう笑ってたかとかよりも
指をさしてケラケラ笑っていることが
私にとってのトラウマで

この過去たちを幸せ

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伝えたい言葉

伝えたい言葉

「なんで変われないの?」
そう君は送ってきた。

変わることが嫌すぎた中学時代の終わり頃
ガラケーの画面から覗くその言葉が
喉をきゅっと締め付けた。

荒れ狂った文章を送り付けぼろぼろ涙を流して布団にくるまっていた私には、
「人を好きになるのなら変わらなければいけない」
その言葉の意味が重くのしかかり未熟な私にはまだ早かった。

それから10数年たった今、あの頃の私が本当に君に言いたかった事が少し

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ふと思い出すもの

ふと思い出すもの

君が笑った、私も笑った

君が怒った、私は泣いた

君がまた笑った、私は顔を隠した

君のその手で私の首を締めた時に
「かわいいね」そう言った

頭が真っ白の世界の中で苦しさが無くなった時
誰かが声をかけたんだ
「○○○○」

なんて言っていたか思い出すと君の顔が過ぎるから
ふと無かったことにしてたんだ

なんで今、なんで今
思い出したくもないけれど
ふと思い出した暗闇の中で

いつもの匂い

いつもの匂い

忙しなく動き回る午後の6時。
20時から家を出ないといけないというのに
のんびりしていたらいつも2時間あっという間。猫のご飯と共に自分と彼のご飯。

仕事に行くのは少し憂鬱だけれど
嫌という訳でもない。
決まった笑顔で決まったセリフ、
決まった挨拶で始まり終わる。
忙しい時もあればゆっくり出来る時もある。
プライベートに踏み込んだ相手は一人もいないけれど。

仕事のことを休みの日にも考える私は

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