マガジンのカバー画像

堂道夏至

43
佐久間マリさんの「部下に手を出す上司は信用出来ない」が大好きで、実写化、コミカライズされるのが夢です。 やな奴 堂道夏至が気づけば大好きな奴になっていました。 あなたも堂道夏至… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

部下ジョーを売り込む。

部下ジョーを売り込む。

こんにちは!

kazunanoと言います。

主にエブリスタで読者をしてます。

エブリスタのkazunanoプロフィールはこちら👇

お話は書けません。

佐久間マリさんの小説「部下に手を出す上司は信用できない」が大好きです。

「部下に手を出す上司は信用できない」はこちら👇

好きが高じて、動く堂道、怒鳴る堂道が見たくなり、いつか堂道がお茶の間のヒーローになる日を夢見て、小さなことか

もっとみる
音と映像、音と文章。
音と組み合わせることで二倍にも三倍にも魅力的になる。

音と映像、音と文章。 音と組み合わせることで二倍にも三倍にも魅力的になる。

 物を書くときに音楽がないと乗らないタイプです。
 つねに、私的主題歌があって、それぞれのシーンにも私的サウンドトラックがある。
 アーティストの歌う唄をエンドレスリピートすることもあれば、ドラマや映画のOSTにお世話になることもしばしば。オリジナルサウンドトラックはそもそもが物語により効果をもたらすために創られた楽曲ばかりなのだから創作のBGMにするには最適であるのもうなずける。

 私の中で、

もっとみる
作家先生気取りで語る佐久間(テレ)

作家先生気取りで語る佐久間(テレ)

 堂道三部作を終えて(note掲載は二部まで)、堂道ファン代表のKazunanoさんがインタビューしてくださいました。
 まぁ、特に何の得にもならない内容ですみません……。
 堂道好きの方には少しは暇つぶしになるかなと思います。
 Kazunanoさん、膨大な量の編集ありがとうございました!

男のダメな点を挙げだすと恋愛貧乏になる

男のダメな点を挙げだすと恋愛貧乏になる

 横断歩道の信号待ちで、電車の席の向かい側で、いつも男を品定めしている。

「なんでそのスマホカバーなの」
「その髪の毛、イケてると思ってる?」
「微妙に色があってない」

 相手の男性からすれば、ほんっとうに余計なお世話だし、お前一体何様である。
 答えは、趣味で恋愛小説書いてるオバハンですが、なにか。
 現実に存在しないようなスパダリを夢見て自分で書いてそれに萌えてるキモいオバハンですが、なに

もっとみる
ファン動画をもらったよ!

ファン動画をもらったよ!

 こんなことしてもらえる作品になったんだな、堂道よ。
 お前、愛されてるよ!

 日頃より堂道広報大使のkazunano様がPR動画を作ってくださいました。
 日々、不眠不休で、堂道の普及に多大なる貢献をしてくださってます!ありがとうございます!

 堂道の怒鳴り声、ガニ股、眉間の皺。
 リアルにゴミ箱を蹴る堂道を拝める日がいつかきますように。

悪役俺様嫌われ上司(バツイチ)は恋愛小説のヒーローになれるか!?(完結)

悪役俺様嫌われ上司(バツイチ)は恋愛小説のヒーローになれるか!?(完結)

1~5話 6〜10話 11~15話 16~20話 21話 22話 23話 24話 25話
26話  27話 28話 29話 30話 31話 エピローグ(完)

プロローグ 玉響 糸、二十六歳。
 最近、人生悟ったこと。

 その一、食わず嫌いはよくない。
 食べ物の好き嫌いだけに限らず、世の中には知らないだけで実はすごくおいしかったという例がたくさんある。
 だから、何事においてもとりあえず挑戦し

もっとみる
部下に手を出す上司は信用できない6~10

部下に手を出す上司は信用できない6~10

1話~5話 6話〜10話 11話~15話 (全31話)

6. 堂道課長は情報がない

「えええええええ!?」

 夏実と小夜の声が店中に響き渡って、周囲の冷ややかな視線にさらされる。
 小ぢんまりしたバルで丸テーブルを囲んでいた三人は、肩をすくめて小さな輪を作った。

「ちょっと待って。……マジ意味不明なんだけど……信じられん」

「い、いや、まだね、好きかもしれないっ! てだけだから! まだわ

もっとみる
部下に手を出す上司は信用できない11~15

部下に手を出す上司は信用できない11~15

1話~5話 6話〜10話 (全31話)

11.堂道課長は今日はいない 廊下ですれ違っても、糸はもう馴れ馴れしく声をかけたりできない。
 堂道を困らせるようないたずらなやりとりもできない。
 メッセージのやりとりも少し前の日付で止まっている。 ブロックされているかもしれないがあえて確かめてはいない。

「……お疲れ様です」

「おつかれさん」

 それは、社会人の常識としての最低限の挨拶。

 堂

もっとみる
部下に手を出す上司は信用できない16~20

部下に手を出す上司は信用できない16~20

1話~5話 6話〜10話 11話~15話 (全31話)

16.堂道課長はもう恋なんてしない「オラ、榮倉ァ! てめえ、ふざけんなよ!」

 二課の島に死んだ目でいる夏実から社内チャットが届く。

『どうにかして』

 糸に堂道をどうにかできる力があるのなら、今すぐこの場を和やかな職場にしている。

 堂道は清々しいまでに通常運転だ。

 結局、糸は告白したことになるのだろうか。
 あれ以降、堂道の

もっとみる
21.部下に手を出す上司は信用できない

21.部下に手を出す上司は信用できない

1~5話 6〜10話 11~15話 16~20話(全31話)

21.堂道課長は部下に手を出す上司になりたくない

 堂道との男女の接点はなくなったが、まだその体調を気遣うくらいは糸に許されていて、たとえば残業が続いていそうな時に栄養ドリンクの差し入れは受け取ってもらえる。
 あと、二日酔いらしい時の胃腸薬と。買いに行くのも辛そうで、この時はひどくありがたがられた。
 毎日二日酔いになればいいのに

もっとみる
22.堂道課長は信用できない

22.堂道課長は信用できない

1~5話 6〜10話 11~15話 16~20話 21話

22.堂道課長は信用できない

「腹減ったー。せっかくだし、ひつまぶしでも食ってくか」

 駐車場に停めた社用車に向かいながらそう言って、堂道は首を鳴らした。
 予想以上の展開に、糸は思考が追い付かない。

 堂道とのドライブは行き道だけで、帰りは、車であれ電車であれ一人だろうと思っていた。
 それでも十分すぎる。こんな棚ボタ出張デートを

もっとみる
23.堂道課長は……

23.堂道課長は……

1~5話 6〜10話 11~15話 16~20話 21話 22話

 部屋に着いて、鍵を開け、鞄を置いて、腕時計を外し、ネクタイを緩める。
 堂道がそれらをする間、糸は何も言えず所在なさげに立っていた。
 ヒールの細いかかとが、ふかふかの絨毯に埋まっている。

 上着を脱いで、ワイシャツ姿になった堂道は、ミニバーに置かれていたミネラルウォーターのボトルをひねると、喉を鳴らして飲んだ。

「そう言え

もっとみる
24.堂道課長は変わらない

24.堂道課長は変わらない

1~5話 6〜10話 11~15話 16~20話 21話 22話 23話

「なにやってたんだよ! なんでまだできてねぇんだよ! こんな資料でクライアント納得させられると思ってんのかよ!」

「……堂道は今日も朝から絶好調だなぁ」

 羽切は肩をすくめながら、ちらりと糸を見た。
 パーティションを超えて聞こえてくる怒鳴り声に、一課のミーティングはさっきから何度も中断を余儀なくされている。

 今日

もっとみる
25.堂道課長は帰宅する

25.堂道課長は帰宅する

1~5話 6〜10話 11~15話 16~20話 21話 22話 23話 24話 

 糸は、定時を過ぎるのを待って、羽切をたずねた。
 二課の課長席は不在だ。堂道は会議中らしい。

「あの、一応、付き合うことに……」

「……え、まじ! うそ、ほんとに!? 玉響さん、すごいじゃん!」

 けしかけたものの、糸たちの進展はどうやら予想外だったようで、羽切のリアクションは、しばらく驚いたのちの祝福だ

もっとみる