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クライストチャーチからダニーデンへ、合計7台乗った日のこと【ニュージーランド旅13】

クライストチャーチ空港で避難がてら一泊してみた。

その日の夜は大雨だったので、

幸いにも空港は24時間営業だったので何とか一晩越すことができた。


たまに空港職員が見回りに来てる時もあったが、終始何も聞かれず、
特に注意されるようなこともなかった。



ボク以外の利用客も数名寝てる人がいたので、
いずれにせよ自分ひとりだけが寝泊まりしてるよりかは何人か同じようなことをしてる人がいるおかげで少し安心した。

何となく心細いというか、まぁそんな感じ。




1 空港泊にて



翌朝6時

目が覚めた。


ボクは空港のお手洗いへ行き、
顔を洗い、歯を磨いた。

当時のNZは秋だったので終始ひんやりとした気候で湿度もなく、ベタつくような汗まみれの汚れもなかったので割と快適だった。


それからボクは空港を離れ、


フリーハイウェイから少し離れた場所でヒッチハイクを行った。


交通量が多いところほど、
意外とヒッチハイクが難しい。

経験のある方ならわかると思いますが、

都会よりも郊外または人が少ないところの方が案外やりやすいパターンが多く、今までの経験上都会よりも郊外の町・村の方がヒッチハイクで止まってくれる確率が高いと感じた。
※もちろんその時その場所による。状況次第で全ての人に当てはまるわけではない。


ヒッチハイクを開始して1時間、



ようやく1台目の車!


NZ人の夫婦で、車には大型犬も一緒に乗っていた。

大人しい犬できちんと訓練されてる感じだった。

ほんの数分だったけど「この方面ならダニーデンへ向かう車がたくさんあると思うから、ここでやってみるといいよ」とアドバイスをもらった。


ありがとー!ほんの少しでも進めればOK!



それから2度目のヒッチハイク開始


20分経過


トラックが止まってくれた!



まさか業務途中のトラックが止まってくれるとは思わなかった。

しかも日本のトラックメーカー、ISUZU製で車内には日本語で書かれた注意書きの表記があってめっちゃ親近感があった。

そうNZでは日本車が多く出回っている!
日本ブランドはまだまだ底力があると感じた。



この時も2〜3キロ先のところで止まってくれた。



再度ヒッチ開始!


待つこと20分



フィジー人の男性が止まってくれた。


少し寡黙そうな感じだったけど、悪い人ではなさそうだ。
移住してきて10年以上は経つも、生活は大変だと話していた。
税金・物価高・労働賃金・その他色々、普段の私生活及びメディアでは明かされることの無いようなことも聞けるので、こういったリアルな話ができるのもヒッチハイクの良いところだ。といってもボク自身は英語がまだまだ不慣れなので、言ってることの6~7割は全然聞き取れんかったけど「何となくこういうことを言ってるんだろうな」的な感じで聞き覚えのある単語や文脈に沿って自分なりにイメージしながら合わせるようにした。

母国語以外の言語で会話をするのは想像以上にハードで、改めて留学生や現場で一生懸命頑張ってるワーホリ・ワークビザ・永住者の人達をリスペクトする。水面下でどれだけの苦労を強いられ、それでも必死にしがみつき、手に入れたいものや自身の目的・野心があってそれに向けて行動してる人達は皆とても真面目で秀でてるものがある。


2 めっちゃ明るいKiwiのおっちゃん


それからスーパーの近くで停めてもらい、食料を調達。
パンを買ってはちみつを塗って食べた。

生食パンにはちみつが意外と合う。
一番手軽に食べれるサバイバル飯だ。


そのあとはヒッチハイクしやすいポイントを探すべく、

南へ向かってひたすら歩いた。


止まってくれる人の目線に合わせて路肩が広いところ、
停車しやすい場所を探すのは案外苦労する。



ここでヒッチハイク開始


待つこと30分

4台の車が止まってくれた。


とても気さくな方でフレンドリー!

送迎バスのドライバーをやってる人で、バスの後部座席に乗せてくれた!

めっちゃ広かった!


日本の文化にも強い関心のある方で、その他にも数カ国旅したことがあるとのこと。ボクが過去に訪れたフランスとドイツに関する話をした時に「トイレが有料なのと人々が失礼、眉間にシワを寄せるような感じのしかめっ面な人が多い印象だった」と話していた時はさすがに笑ってしまった。
内心同じことを考えてたので、この辺は皆思うところが一緒なんだなと感じた。※もちろんフランスとドイツの人々全員が必ずしもそうとは限らない。



そのあとも楽しく話をしながら次の町についた。

ここでおっちゃんと別れた。

超楽しかった。



次のポイントまで歩く、意外と坂が多い。



3 一日の中に四季がある/ Four seasons in one day

このあと小雨が降ってきた。


天気予報にない小雨だったので、

すぐさまレインカバーを出してリュックに被せた。

ガチで持ってきてよかった。


数分も経たないうちにいつの間にか止んだ。

何だったん、あの小雨は…….


現地の人々が皆よく話すこと、

「Four seasons in one day.」
(一日の中に四季がある)

それだけに天気の移り変わりが早く、

気温の上昇・低下も予測できないと感じた。


この旅ではモンベルのゴアテックス上着を持ってきたが、ガチで大活躍だった。軽くて収納も楽なので、この先留学やワーホリ・もしくは世界一周などの海外渡航をする際はゴアテックス素材を使った上着とライトダウンは絶対持ってた方がいい。ネックウォーマーも使い勝手がよく、個人的には足首ウォーマーが大ヒットだった。


こんな感じの物がネットでも販売されてます。
足首を温めるだけでも体感温度が全然違うので、寒がりな人はぜひご検討ください。


おっといけない、話が脱線してしまったので本題に戻ります。



4 続けてヒッチハイクを行う


そして5台目のヒッチハイク開始。


待つこと30分


先ほどのおっちゃんとは雲泥の差と言ってもいいくらいに訳ありな老夫婦に乗せてもらった。

旦那さんはともかく、奥さんは一言も言葉を発しなかった。
後ろ姿しか見てない。


いやぁいろんな人がいるもんだ、それでも乗せてくれただけでも良しとしよう。


徐々に近づいてきた。


数分先で下ろしてもらい、再度ヒッチハイク開始。


ここでも結構待った。


待つこと40分


6台目ゲット!



コンストラクションジョブで働いてる方だった。

後ろに5歳未満の女の子が乗ってたが、お世辞にも車内は綺麗に整ってるとは言い難い。あらゆるものが車内に散らかってて内心子供が少し気の毒だった。この時も10~15分先のところまで乗せてくれた。



その後ダニーデン方面へ向かう道路沿いの脇で下ろしてもらった。


そして7台目のヒッチ開始。


待つこと30分。




5 NZの軍人さん(休暇中)と出会う

7台目が止まってくれた!


しかも一気にダニーデンまで行くとのこと!


よっしゃー!!!!!!!



21歳の青年で、NZの軍人さんだ!

現役のアーミーなだけに体格と振る舞い、ともに質実剛健な感じだったけどとても優しい青年だった。主にクイーンズタウン周辺にある軍基地で勤務しており、この時は休暇でダニーデンに帰宅途中だったとのこと。

軍勤務ということもあって世界中で起きてる武力衝突・民族問題・特にウクライナ問題とイスラエル問題に対しては関心が強かった。


振り返ると時々ウクライナの国旗を目にすることがあったけど、現時点でいえばNZはウクライナ住民の受け入れであったり何らかの形で支援してるので、もしかしたらその繋がりで国旗を掲げてる場所があったのかもしれない。過去のニュースを見ると避難民を受け入れてる写真があった、しかし今ではその受け入れ体制が継続してるかは不明。もしかしたら予算の都合でNZ側も支援をするのは厳しい状況かもしれない。EUですら予算が手一杯だから、今後の世界情勢がどうなるかは誰も予測できないことでしょう。


ダニーデンに向けて走る中、この日は合計7台の車に乗せてもらい徐々に距離を詰めるようにして移動していたせいか、プラス前日の空港泊であまり眠れなかった影響で流石に気疲れというか疲労に近いせいか眠気が襲いかかってきた。

しかし後半雨が振り始めていたのと、明日明後日も天候が不安定だったこと、そしてブッキング・ドットコムでダニーデンのホステルを検索した時思ったよりも安い場所があったので3泊4日で泊まる手配を済ませた。


こういう時は無理しない方がいい。


何よりも突発的な体調不良、栄養失調、及び疲労困憊による注意力不足・意識が朦朧していたりすると、それが原因で倒れたり物が盗まれたりする恐れもある。

旅先では何が起ころうと全て自己責任。自己管理は基本中の基本。


更にはモバイルバッテリーの残量も低下していたので、これ以上は無理せん方がいいと判断した。


NZの南島もまた天候の移り変わりが早い。

南へ行けば行くほど気温が低下していく。


クライストチャーチやクイーンズタウンよりも南に位置する。

ダニーデンの緯度は日本でいう北海道くらいの緯度に近いため、

体感的には11月の秋頃に近い気温で肌寒かった。


過去に訪れた11月のスロバキア・ハンガリーと同じくらいに冷えこむ感じがした。それくらいにダニーデンは風が強く、思ったよりも寒かった。

ようやくダニーデンに到着!!!!!

ありがとうございます!


6 ダニーデンに着いた印象


ダニーデンは坂がめっちゃ多く、傾斜がハンパなかった。

そのため徒歩移動はかなりキツい。


これまで訪れたパルマーストンノースやウェリントン、ブレナム、クライストチャーチの方が遥かにマシだと感じた。※ついでにオークランドも坂はかなりキツい。



多くの漁船や貨物船等が立ち寄る町並みで、一部ヨーロッパ風の建物が多く立ち並ぶエリアもあった。


この日は移動の連続だったので、最後はホステルの近くで停めさせてもらった。ありがとう!ホンマに助かった!


早速ホステルに入り、チェックインを済ませたあと荷物を置き、スーパーへ買い出し。徒歩圏内で行ける距離にあったのでこの辺はありがたい。




後日青年と会う約束もしたことで、色々あったけど何だかんだで来て良かったかもしれない。元々はクライストチャーチからレイク・テカポ周辺に行くつもりだったけど天気予報ではテカポ周辺は天候不十分だったため断念した。

それ以前に観光地化しすぎて有名になりすぎていたこと、混雑が予想されることやミーハーな人々がわんさか集まってるのを想像しただけでも行く気が失せると感じたこともあり、どのみちテカポとは縁がなかったのかもしれない。



寧ろ途中で方向転換したことで多くの人達と出会い、意外な流れで次々と起こる人間ドラマの方が面白いと感じることが多々あった。



今回のクライストチャーチ→ダニーデンの間だってそうであるように、後日行くことになるレイク・ワナカへの道のりも同様に意外な展開の連続だった。ただ有名SPOTまで行って有名なモノの近くまで行って見上げたところの大して感動しないパターンが何度かあった。寧ろ道中で出会う人々との交流であったりその時起きる出来事の方が印象に残る。

そのこともあってか、ただ闇雲にスタンプラリーをするかのごとく観光地を巡るだけの行いを繰り返すような従来の旅行スタイルが楽しめなくなった。足元を見てひたすら上乗せてるだけの観光地価格、オーバーツーリズムによるゴミの不法投棄、マナーを守らず、ルール違反を繰り返すRudo Person、入場料、その他言い出したらキリがないけど、単純に観光客が多すぎる場所を避けるようになった。※もちろん場所によるけど、純粋に気の進まない有名スポットは無理して行くべきではないと感じた。


久々のNZ旅関連の記事を綴ったので、いつの間にか長文になってしまったので、この辺で終わりにします。あまり期間が経つと綴るのがめっちゃしんどいので、早く下記終えたいのが本音でもあります。

あくまでも備忘録というかボクの体験談をありのまま綴ってるだけですので、「こういう旅のカタチもあるんだな」くらいで見ていただけると幸いです。


7 終わり

というわけでこの辺で終わりにします。

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