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【日記・京都下鴨便り】 東京旅情 2
#待ち合わせは 、オーバカナルで、 毎月1度の合唱のレッスンに、仕事を絡めて東京に行くようになって、もうすぐ10年、2時間13分の新幹線の空間移動以上に、往復するた…
【日記】京都下鴨便り、Jazzyな街京都、双ヶ岡のSOENさん
京都は音楽と学生さんの街、ジュリーのタイガースや、北山修さん、加藤和彦さんのフォーククルセイダースが、みんな京都出身だったりして、その時代(昭和40、50年代)には、京都の街の至る所に、フォーク喫茶やら、ジャズバーやらが溢れていた。
今も変わらず、街には学生さんがたくさん歩いていはるけど、ジャズミュージックが流れているお店は、すっかり、少なくなってしまった。
音楽の好みが多様化して、などと
【エッセイ・思い出綴り】 夏休みのソーメン合宿
前期試験が終わり、長い夏休みになる七月の後半、地方から来ている学生は、ことごとく田舎の故郷に帰ってゆく。
ワクワク楽しみの長い夏休み、在京、地方にかかわらず、二カ月近くも先輩、後輩、学友たちに会えなくなってしまうのは、何となく、淋しくなってしまう。
そんな風に、ぼうっと思っていたところ、一つ上の大学美術研究会の先輩が突然、当時住んでいた6畳一間のアパートにやってきた。
「デッサン
【日記】下鴨便り、オーダーはいつも甘カツ大盛りサラダ付き、京大病院前ビィヤント
体感温度40度越えの昼下がり、バス通り横の歩道の上に、ランチ待ちの行列ができている、いつものように。ランチ時間は混み合うので、午後1時過ぎを狙ってチャリで行ったのに、タオルで汗を拭いながら待っている人が、3人。
暑くても、寒くても、無性にいただきたくなる、辛い辛い、京大病院前のビィヤントさんのカレー。
「ここに昔、よく来たんだ。。」と、横にいる息子さんらしい男の子に、懐かしそうに話しかけ
【日記】下鴨便り、土用丑の日は、みたらし祭り
7月24日は.祇園祭の後祭りの山鉾の巡行で、
街中、朝から大賑わいの様子。
近所の床屋💈さんのマスターと家の前で出くわしたら、
「今日はあさから、みたらしさんに行く人が多くいますわなあ、、」、という。
平安出身のやんちゃ坊主やったという、にーちゃんだったのが、いつのまにか穏やかな理容師さんにならなったけど、僕らにとっては、いつまでだっても、床屋のボンにかわりはない。
「あたしらの頃は
【日記・下鴨便り】 青いリンゴ
熱中症になりそうな昼下がり、バス待ちの停留所で、3歳児を連れたママさん二人の会話、
「最近青いリンゴ🍏って見いひんわねー、子供の頃は、よくおかあはんに食べさせてもろうたんよう、今頃の時期になると、、」
「せやなあ、そういう品種があったんかいなあ、?」
隣りで聞いてる、信州人のアタクシ、
「そんなん、風で落ちたか、裏なりを先に採って遠いところ=関西京都あたり、に送っとんのちゃう?」、
【日記】 京都下鴨便り 前まつり宵山、巡行は晴天
山鉾巡行の日は、台風も避けて通る、と京都の人が皆言うが如く、今年も見事に朝から晴天、
鶏鉾の車輪が、欠けるという珍事はあったものの、無事に巡行が遂行された。
コロナで行われなかった三年の間、誰しもが、このまま次の世代に、山鉾のつくり上げ方やら、巡行の組み手、運び手が伝わらなかったらどうしようか?と心配した。
何しろ、柱と縄だけで、組み立てて、引き手も囃し方も、地元の住人以外入れな
【エッセイ・思い出綴り】郷愁・昭和の伊那まち〜長野県伊那市④
④ 通り町に初めてやってきたスーパー、「スーパー加藤 」
「スーパー、って何?」 誰しもがその仕組みがわからず、アメリカで流行っている未知なる八百屋さん?で、お店の中の好きなものをとって、カゴに入れて、出口にあるレジの前に並んでお金を払うお店、そのくらいの知識しかなかった。
それまでのお買い物は、どのお店に行っても、どの売り場にも店員さんがいて、一つ一つの商品を手に取って、説明してくれて、お
【日記・京都下鴨便り】 東京旅情 2
#待ち合わせは 、オーバカナルで、
毎月1度の合唱のレッスンに、仕事を絡めて東京に行くようになって、もうすぐ10年、2時間13分の新幹線の空間移動以上に、往復するたびに、時空を飛び越えて、かつて東京に住んでいた頃に、タイムスリップしているような気になる。
そこに住み、住む家があって家族がいる時には、家に”帰る”という感覚の駅だった東京駅も、ホッとする気持ちよりも、肩に力が入る緊張感の方が 大
【エッセイ・ホテル今昔】 ① 値段の書かれていないメニュー
つい最近のこと、京都市内のあるシティホテルのレストランで実際にあったことらしい、、
10人ほどの法事のお客様、ご親戚と故人のご友人とでランチのご会食にいらしていた。
お飲み物とセットコース以外のアラカルトのオーダーをとりに行ったアルバイトスタッフが、困った顔で戻ってきた。
「すみません、値段の入っていないメニューを皆さんに配ってくれ、と代表の方が言ってるんですが、そんなもんあります?
【エッセイ・思い出綴り】郷愁・昭和の伊那まち〜長野県伊那市③
③ 通り町銀座 〜 伊那は小京都
7月ともなると、京都の繁華街では町中に祇園囃子が流れ、八坂神社の氏子区域では、町中に祇園祭提灯が飾られる。
梅雨明けの7月、まだ寒い伊那でもかつて、”伊那ぎおんまつり”で賑わった頃があった。
「 "ぎおんまつり" って何? 何のお祭り?」、と子供の頃よく母に聞いたけど、答えは決まって、
「子供に関係ない、ごふく屋さんのお祭りよ、」
というものだった。