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【日記・下鴨便り】 青いリンゴ

熱中症になりそうな昼下がり、バス待ちの停留所で、3歳児を連れたママさん二人の会話、

「最近青いリンゴ🍏って見いひんわねー、子供の頃は、よくおかあはんに食べさせてもろうたんよう、今頃の時期になると、、」
「せやなあ、そういう品種があったんかいなあ、?」

 隣りで聞いてる、信州人のアタクシ、
「そんなん、風で落ちたか、裏なりを先に採って遠いところ=関西京都あたり、に送っとんのちゃう?」、

などと思わず言ってしまいそうになったんだけど、事実昔の田舎では、農協に出せない裏なりや傷が付いたリンゴを、やすく分けてもらってきていたり、もあった、親戚や知り合いだけやけど。

  七月の今頃から食べられるのは、かつてはインドリンゴと呼ばれた、ちょっと大味で見た目もおっきな早生品種があったり、甘い王林などといったリンゴ種もあったけど、
子供の頃に食べた、あのすっぱい、すっぱい青リンゴの味を、懐かしく思い出す。

 バスを待つ間から、乗ってからも、頭の中には
野口五郎さんの、歌声ばかり、

🎵 あーおいリンゴを、だきしめてぇもー
おもいでさえー、かえらなあいー、

 これがわかるのも、アタクシらの世代だけ?

# 青いリンゴは、青春の指標
安藤忠雄先生

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