メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(66)-(70)
皆様、こんにちは。鹿冶梟介(かやほうすけ)です。
メタル君(メタルスライム)が毎朝呟いている「精神医学豆知識」の第66回から70回までのまとめです😆
今回は"妄想"に関する内容が多いです。
note民の皆様も、ご興味があれば是非私のTwitterを覗いてみてください☺️
Twitter民の皆様も、Twitterでは語りきれなかった【メタルのおまけ】がございますので、ご興味があれば是非お読みください!
【今日の精神医学豆知識集!(その14)】
【メタルのおまけ】
"統合失調症を作る母”は精神分析で有名なフリーダ・フロム=ライヒマンが提唱した考えだよ。彼の影響が強かったせいかは分からないけど、1970年代まで多くの医師に支持された考えだったよ。でも1980年代にオーストラリアのゴードン・パーカー博士によって否定されたよ。
↓「パーカー」「精神科」で調べたら、こんなパーカーが出てきました…。ちょっと欲しいかも?
【メタルのおまけ】
「妄想」は思考内容の障害で、事実無根の内容にも関わらず、どのような反証にも決して訂正できない信念のことを意味するよ。一次妄想は、別名「真性妄想」「真正妄想」(echter Whan)とも呼ばれ、感情や他の体験から導かれず、ひとりでに生じる妄想を意味するよ!
↓「妄想代理人」面白かったです。
【メタルのおまけ】
妄想気分に陥った患者さんは、「どこかいつもと違う」「周りが妙に騒がしい」と違和感や不気味感を訴えるよ。でも、具体的な妄想内容が含まれないため「妄想観念なき妄想(Wahn ohne Whanidee)」と呼ばれることもあるよ。だから、ムンクが体験したと言われている「世界没落体験」も、体験内容が具体的なので、「妄想気分には含めない」という立場の学者もいるんだ。何だか難しいね!
↓「世界が没落した後の世界」って、どんな感じなんでしょうかね?
【メタルのおまけ】
妄想知覚はシュナイダー(Schneider)の第一級症状のひとつで、この症状があれば統合失調症の可能性を強く疑うよ。Schneiderの第一級症状は、妄想知覚の他に、考想化声、話しかけや応答の形の幻聴、自分の行為を批判する幻聴、身体的被影響体験、思考奪取その他の思考への影響、思考伝播、感情や欲動や意志の領域での他者からの作為や被影響体験、合計8つの症状があるよ。詳しくはまたの機会に紹介するね。
↓「シュナイダー」と聞いて、キャプテン翼を思い出す人、同世代です。
【メタルのおまけ】
妄想着想は明らかに病的だけど、正常人も類似のことが生じるよ。例えば、宗教的な”開眼”、”悟り"なんかも、突然価値観が変わって視界が広がり、幸福感をもって新しい境地達するけど、これを回心(かいしん)というよ(conversion)。有名な宗教家の多くがこの回心を体験したと言われているよ。会心(かいしん)の一撃とは全然違うよ!
↓ドーキンス、面白かったです。
【メタル君の考察】
今回は”妄想”について4つ説明したよ。
今回のツーイトはマニアックというよりは、少し専門的だったね。
(精神科医の専門医試験にも出てくるような内容だよ)
妄想の分類はまだまだたくさんあるから、今後も朝ツイートで紹介していくね!
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