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焦燥感が体を蝕む―寝たきりの憂鬱な生活

双極性障害と睡眠障害を抱えている院生のかぐらです。

お久しぶりです。先週から調子が悪く、ほぼ寝たきり状態でした。起きてると背中や頭が重くて耐えられず、だからといって横になっていても全身痛とだるさで楽にはなれない状態が続いています。これも休み休み文字を綴りました。

常に体調は良くないのですが、特に不調に陥ると寝たきり、外出困難になってしまいます。そんな自分に嫌気がさし、やりたいことができない悲しみ、やらなきゃいけないことができない焦りがもあもあと湧き上がる。負の感情がふえると、生きていることが苦しくなってくる。だんだんと動けなくなって体調も悪化する。鬱ってほんとに悪循環。

焦燥感は一度とりつかれるとなかなか解放してくれない。個人差があるんでしょうけど、私は一番焦りが生活リズムを壊していくかんじがします。焦っても、結局は寝ているだけなのでなにも進んでいないんですけどね。

焦りによって、動けないのに「明日はこれとこれとこれをやって取り戻さなきゃ」って毎回思ってしまう。結果はひとつできたらいい方で、何もできないことが多い。体調が悪いので当たり前なんですけどね。できない分、余計にやらなきゃいけないことが増えたように感じでさらに焦燥感は高まる。

なぜ焦燥感に包まれるんだろう。おそらく、自分で自分の首を絞めているです。「私はこうしなければならない」「いつまでにこれをしなきゃだめ」「これをできるようにならないといけない」といった、欲望も交えた強迫概念が私にまとわりついて離れないのです。

双極性障害と向き合う中で、そういう「~しなきゃいけない」ことを忘れて自分のペースで生活することが必要なのは頭では分かっている。身体の調子が悪くなって鬱の波にいるときに、予定の配分を変えられない。だから、予定が遅れていって、だんだんと焦っていくんでしょう。

双極性障害になって、気づいたこともたくさんあるし、自分が無茶をしすぎていた生き方のストッパーにもなった。悪いことばかりではないのは承知済みです。しかし、大学院を休学することになったし、アルバイトはなかなか入れないしで、自分が前に抱いていた人生設計は出来なくなってしまったことは確かで。まわりの友人は楽しそうに生活していたり、どんどん先にいってしまうような気がして不安でたまらないのも本当なんです。

また、SNSをみれば知人のお祝いごともあふれている。意識の高い人たちがおもしろそうな仕事をガンガンすすめていく。すてきな芸術もあふれていて、創作者を尊敬する。。。と同時に、私はなにもできない…と比較してしまう。隣の芝生は青いというが、活動できる人たちをみていると羨ましくてたまらなくなっていくんです。

私も毎日自分のやることでいっぱいで充実したい!!

が本音なんでしょう。

障害を持つ前の欲望があるのに、その理想の生活はもうできない。それを受け入れられないのです。それに合わせて、まわりと比較してもっと今の自分を認めたくなくなる。でも、寝たきりな自分に不安・劣等感が生まれる。そうした負の感情が焦燥感となって、休めない身体になってしまう。その結果として、鬱状態が延びる、というネガティブなサイクルが私の中にあることに気づきました。

きっと障害と向き合うってのは、このサイクルも一緒に背負って生きていくんだなぁとこのほぼ寝たきりで過ごした一週間で学んだことです。いっぱい動きたいという欲望の裏腹に、できない自分を認めることから始めようと思います。

今の私にはまだ無意識の中で無茶をしたいという欲望がある。これを諦められるようになる。私にはできない生き方もあるんだと。私ができる生き方でも、自分のしたいことをやれるように工夫していく術を身に着けることを優先したほうがきっとはやいのだ。

この術を身に着ければ鬱状態になっても、それにあった予定を組むことができる。そのために、焦燥感に支配されないで鬱期を乗り切る方法をこれから模索していきたいと思います。

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