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刺繍に関するお役立ちマガジン

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#刺繍

私たち刺繍屋がどうしてマスクを作るのか

私たち刺繍屋がどうしてマスクを作るのか

始まりは2020年3月ごろのマスク不足でした。

日本、世界中が混沌に陥ってしまったCOVID-19の影響。

私たちの工場も例外ではありません。
工場なので、どうしても人が集まってしまい、密が発生します。
世の中ではマスク不足が騒がれる中、私たちも従業員用のマスク確保に悩まされました。

マスクを探してもどこにも売っておらず、どうしようか途方に暮れていた時。
私たちが持っている縫製の技術を活かし

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プロが振り返る「60年の刺繍人生の中で一番大きな刺繍」

プロが振り返る「60年の刺繍人生の中で一番大きな刺繍」

皆さん、こんにちは!
川島エンブは60年以上に渡って、刺繍・縫製を行ってきました。
以前、一番大変だった刺繍の紹介をいたしました。
刺繍に詳しくない方にも伝わるように工夫して書いたので、もしまだの方はぜひお読みください。

はじめに今回は、一番大きな刺繍をご紹介させてください。

普段、仕事の依頼がよくあるのは、衣類に刺繍を行うことです。
スパンコールを縫われている女性用の洋服、パーカーのワンポイ

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プロが振り返る「60年間で一番大変だった刺繍作品」

プロが振り返る「60年間で一番大変だった刺繍作品」

皆さん、こんにちは!
川島エンブは60年以上に渡って、刺繍・縫製を行ってきました。
以前、業務用ミシンの紹介をいたしました。

その記事の中で、一番安い業務用ミシンと一番高いミシンを紹介いたしました。
今回は業務用ミシンを使って、実際にどんな刺繍を行っているのかを紹介いたします!

ただ普通に紹介するのは、普段の制作事例でやっております。
今回は「60年間で一番大変だった刺繍」を振り返っていこうと

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プロ専用の業務用刺繍ミシンをご紹介! 一番安いミシンでも〇百万円・・・

プロ専用の業務用刺繍ミシンをご紹介! 一番安いミシンでも〇百万円・・・

皆さん、こんにちは!

突然ですが、一般的には刺繍といえば、手で刺繍することを思い浮かべますよね?
でも、私たちはアパレルブランドのお客様から、多い時に何千着、少なくても数十着の刺繍・縫製を1回で依頼されます。
そのため、よっぽどのことがない限り、刺繍用の業務ミシンを使って仕上げていきます。
手を使って刺繍することは珍しいです。

業務用ミシンの方が早く、丁寧に仕上げることができるからです。

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プロが考える「刺繍の技術力」を判断する方法

みなさん、こんにちは!

前回のプロシリーズ記事が好評だったので、今回は第3弾としてプロが考える「刺繍業者の技術力」を判断する方法を書いていこうと思います。

早速いきましょう!

判断する方法刺繍業者によって技術力の差が出やすいのは、「コード刺繍・サガラ刺繍・スパンコール刺繡」などの特殊刺繍です!

特殊刺繍がどのようなモノかについては、最下部に分かりやすいサイトを載せておきますので、ご確認くだ

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プロが考える「良い縫製業者の選び方」

プロが考える「良い縫製業者の選び方」

みなさん、こんにちは。
突然ですが、刺繍・縫製業者は、日本だけでどれだけ存在するかご存知でしょうか?

2015年:86,377
出典:わが国アパレル産業の国内生産拡大における縫製業の立地特性より抜粋
https://core.ac.uk/download/pdf/304917737.pdf

8万以上の事業者が存在しているんです。
刺繍・縫製をプロに頼むことを考えている方は、きちんとした事業者に

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プロが考える「おしゃれ着・刺繍洗濯のコツ」

おしゃれ好きな方であれば、過去に一度は刺繍・ワッペンが施された衣類を持っていたことはあるのではないでしょうか。
刺繍が施されたおしゃれなお洋服は、お手入れが大変そうという印象があります。
でも、洗濯のポイントさえ押さえれば、家庭でも簡単にお手入れができます。
私たち、刺繍のプロがオススメする洗濯方法を紹介しますので、少しでも参考になれば幸いです。

<前提>
衣服の洗濯表示を遵守してください。

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