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個人情報商品と貧困化のおぞましい蜜月/R65

個人情報商品と貧困化のおぞましい蜜月/R65

1995年にインターネットが普及したことに端を発し、個人情報がどんどん商品化されはじめた。

この個人情報商品化は21世紀の核をなす事象となっている。
あらゆる事柄が個人情報商品化と結びつき様相をおおきく変えているのだ。

今回は個人情報商品化と21世紀に入ってますます喧伝されている貧困化の強い関係性について語ってみよう。

結論から書くと、
「…貧困化→個人情報の商品化→貧困化→個人情報の商品化

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人類の本音が可視化されるXデイ/三大可視化の歴史

人類の本音が可視化されるXデイ/三大可視化の歴史

デジタル化で可視化されたものは、人の「想い」そして「本音」である。

検索エンジンで分からない言葉を打ち込む。
その時「〜とは?」という「想い」が可視化されている。

つまり、デジタル化は人々の「〜とは?」という「想い」を可視化したのだ。



IT革命@1995年がくれたもの

1995年にインターネットが普及し始めた。
それと同期して世の中の情報がアナログからデジタルへと大変遷していく。

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聖域なき規制改革/アメリカ化経由BI情報統制経済

聖域なき規制改革/アメリカ化経由BI情報統制経済

20世紀初頭、
聖域なき構造改革にて日本の枠組みがアメリカ化された。
21世紀中葉、
聖域なき規制改革で日本の細部がアメリカ化させる。

かくして日本のアメリカ化が完成するのであろうか。




解雇規制緩和の次にくるジョーカー

「聖域なき規制緩和」を掲げる小泉進次郎議員は、規制緩和の一丁目一番地に「解雇規制緩和」を持ってきた。
小泉氏のいう解雇規制緩和は「現時点においては」という注釈つきな

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ベーシックインカムで見える/個人情報の搾取実態!

ベーシックインカムで見える/個人情報の搾取実態!

タイで大規模導入が決まったベーシックインカム。
これは方々に波紋を広げるだろう。
なぜなら、タイのデジタル通貨前提・ベーシックインカムはあまりにドラスティックだからだ。

志村…
それ、ヤバい!

ハタから見ているとよくわかる。

冷静沈着な筆者だが、
大昔ドリフを生鑑賞した時、
志村に「ヤバいっ!」と叫んでいた。

沈着冷静な筆者だが、
今回のタイの件、
少なくとも、
ヤバいっ!とつぶやかざるを

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自由を求めて統制に行き着く/BIという売国の弾丸

自由を求めて統制に行き着く/BIという売国の弾丸

我々は自由経済によって豊かになった。
20世紀は基本的に自由な経済活動が容認推奨される世の中であり、
その中でいわゆる先進国とその国民はとくに豊かになったのだ。

貧しき者は豊かに、
豊かな者はより豊かに。

貧しき国は豊かに、
豊かな国はより豊かに。

世界全体として豊かになっていく中で、格差や貧困というものはさほど問題視されなかった。

貧しき者も、富める者も、豊かに。

ところが、
21世紀

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AI開発と貧困化の無限循環/失われゆく100年

AI開発と貧困化の無限循環/失われゆく100年

目下、世界ではAI開発と貧困化が同時並行で進んでいる。
偶然、同時並行しているのではない。
この二つの事象は相互に影響しながら進行しているのだ。

AI開発が進展すれば貧困が進み、
貧困化が進展すればAI開発が進み、
・・・

AI開発進展→貧困化進展
→AI開発進展→貧困化進展→……

この無限循環が生じているのだ。
今日はこの無限循環のメカニズムを解説しよう。

AI開発のために必要なもの

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ロシアイスラエル戦争/コンセンサスなき時代の叡智

ロシアイスラエル戦争/コンセンサスなき時代の叡智

(1180文字)
2020年頃から世の中を飛び交う言葉の位相が変わった。

コロナ禍、、?
ロシア問題、、?
イスラエル騒乱、、?

大きな問題なのになぜか呼称が一元化しない。
メディアによって呼称が異なり、なんと綴れば良いのかわからない。
2020年頃から世界的大問題に対する統一呼称がなくなった。

何故だろうか?

結論から書けば、IT企業がAI開発を促進させるためだ。

思想の炙り出し

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賢者のデフレ講座/個人情報商品化と情報デフレ

賢者のデフレ講座/個人情報商品化と情報デフレ

日本ではデフレが続いていた。
「続いていた」と過去形にしたが、実際には「続いていく」と書いた方が良いかもしれない。

それだけ1990年代末からの我が国におけるデフレは深刻で、かつ構造的なものなのだ。

今日は90年代からのデフレを「個人情報商品化」という観点から抉ってみよう。

デフレの原因さん、いらっしゃい

①中国からの安価な製品流入
②底辺への競争
③人口減少
④公共事業をけちりすぎたため

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マインドフルネス経由/シンギュラリティ救世主説

マインドフルネス経由/シンギュラリティ救世主説

(1940文字)
AIに過去という概念はない。
あるのは永遠に続く今だけだ。

「ただ目の前にある今だけに集中し、高いパフォーマンスを発揮するべし」

これは昨今流行りのマインドフルネスで提唱されているメソッドだ。
このマインドフルネスメソッドを最も体現しているのがAIである。

シンギュラリティで何が変わる?

ここ10年、シンギュラリティというフレーズが様々な媒体を飛び交っている。
将来的にA

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アブラからアタマへ/マタナ発、戦争目的の大変遷

アブラからアタマへ/マタナ発、戦争目的の大変遷


グレナダ侵攻、
湾岸戦争、、
イラク戦争、、、

一昔前まで戦争といえばアブラ、すなわち「原油」が絡んでいた。

だが、今は昔、現代の戦争はアブラではなく「アタマ」をめぐる角逐の様相を強めている。

現代戦の2つの特徴

目下世界において現代進行形でなされている戦争といえば、大きく2つ。

一つがイランとイスラエルの角逐。
もう一つがロシアとウクライナの角逐。

実はこの二つの角逐には共通した特

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場末のシンギュラリティ論

場末のシンギュラリティ論

シンギュラリティというフレーズが巷間で使われるようになって10年ほどになる。
10年経ったがシンギュラリティはよくわからない。
何言っているのかよくわからないフレーズは数多あるが、その中でもシンギュラリティは頭一つ抜けている。

我々がシンギュラリティを使う時、それは少し優越感に浸りたい時。

基本的にそれ以上でもそれ以下でもない気がする。
むきだしでありながら等身大の自己顕示欲発露ワード。
それ

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死期を運ぶトロイの黙時録/スマートウォッチの掟

死期を運ぶトロイの黙時録/スマートウォッチの掟

スマートウォッチが流行している。
かくいう筆者も愛用者の端くれだ。
このスマートウォッチが「死期」を宇宙に運んでいく。

神を超え、バイタルを知るもの

スマートウォッチは利用者の睡眠時間や歩数などをつぶさに知らせてくれる。
そのためにはアプリをインストールし、その上で手首にスマートウォッチを付着しなければならない。
そうすることで、スマートウォッチは利用者の心拍、体温などの身体情報を24時間体制

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アポロ計画の後、なぜテクノロジーが停滞したのか?

アポロ計画の後、なぜテクノロジーが停滞したのか?

1969年にアポロが月にいった。
その後、科学技術水準は伸び悩んだ。

アポロが月に行ったのに、相変わらず地球上でこじんまりとした小変更が繰り返されるばかり。
ビデオがDVDになり、DVDがブルーレイになり・・・
傍目には小手先のリニューアルでお茶を濁し続けているように見えた。

だが、今思うに、
1969年から2000年。
この30年ばかしがテクノロジーにとってひいては人類の文明にとって非常に重

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重商主義から重情報主義へ/IMF/21世紀新教養

重商主義から重情報主義へ/IMF/21世紀新教養

国家が国内企業を保護して、外国から富を搾取させる。
これが資本優先主義の判断基準が主流となった1900年代から、連綿と続いている潮流である。

だが1900年代と2000年代では、
国家が保護する企業セグメントと標的に明確な違いが見られる。 

かたや、
1900年代は商工業を保護する重商主義だった。
かたや、
2000年代は情報産業を保護する重情報主義である。

1900年代 重商主義の時代

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