マガジンのカバー画像

リアル脱出ゲームに至る道

12
リアル脱出ゲームを最初に思いついた人のそこに至るまでの人生や道のりです
運営しているクリエイター

#人生

「自分にはなんらかの才能があり、まだ世界が気づいていないだけなのだ」 - リアル脱出ゲームに至る道

「自分にはなんらかの才能があり、まだ世界が気づいていないだけなのだ」 - リアル脱出ゲームに至る道

大学は入学してすぐ楽しくて。
やっと春が来たのだと思った。
高校時代も楽しくやってたとはいえ、別に学校に行きたかったわけじゃなかった。
行かなくちゃいけないから行っていて、少しでもそれを楽しめるように友人をつくったり、いろいろ工夫したりはしたけれど、別に目が覚めてすぐにワクワクながら「今日も高校へ行くのだ!」とか思ってたわけじゃない。
大学は少なくとも最初の一年くらいはとにかく楽しくてしょうがなく

もっとみる
このままじゃ人生を変える一撃なんて撃てない - リアル脱出ゲームに至る道

このままじゃ人生を変える一撃なんて撃てない - リアル脱出ゲームに至る道

大学を卒業して、なんの覚悟もなく社会に出た。
働くことに希望なんてまったくなかったし、責任がなくただ自由に生きているだけで意味がある場所にいたかった。

でも、その頃の世の中のほとんどの会社がそうであるように、僕が入った会社もとんでもなく長時間の労働が当たり前になっていて、朝出社したら徹夜をした先輩たちがソファーで寝ていたり血走った目でパソコンとにらみ合っていた。
僕は営業としてその会社に入り、ノ

もっとみる
もう自分でなにか始めるしかないんじゃないかと思い始めた30歳 - リアル脱出ゲームに至る道

もう自分でなにか始めるしかないんじゃないかと思い始めた30歳 - リアル脱出ゲームに至る道

2001年。28歳ニート生活の中で未来が見えず、どこにもたどり着こうともしないまま怠惰な日々を送っていた僕は、毎晩書いているブログがそれなりにリアクションがあったので、「文章を書くことを仕事にしよう!」と短絡的に思いついた。

この頃の気持ちとしてはミュージシャンとして生きていく未来を望んでいた気持ちはもちろんあったんだけど、もう社会人として生きていく自分は諦めていたので、とにかく「何かを作りなが

もっとみる
世に打って出るためにフェスティバルを作ろう - リアル脱出ゲームに至る道

世に打って出るためにフェスティバルを作ろう - リアル脱出ゲームに至る道

28歳にしてついに世に打って出るつもりでロボピッチャーというバンドを結成し
「さあやってやるぞ!」
と意気込んでいる僕に後の人生を大きく変えてしまうキュートな出会いがあった。
あるライブハウスのオーナーさんに誘われて行った、磔磔という京都のライブハウスで行われていた音楽イベント。
会場は満員ではなかった。
50人くらいのお客さんがいて、4つくらいのバンドが出ているイベント。
最初にモヒカンの背の小

もっとみる