ハイボールと煙草を片手に
寝る前のあの時間。
肌寒い季節の到来と同時に、時計の針が12時を過ぎたと同時に。
ハイボールを片手に一杯飲みたくなる。
そしてそれが最近徐々に煙草を片手に黄昏たくなる感情に変化しつつある。
お酒を美味しいなんてほとんど思ったことがない。
それでもノリと勢いに任せて美味しく飲んでいるふりをしてきた。
多分、お酒が好きなんじゃなくて、アルコールが程よく回ったあの非現実的な「黄昏感」が好きなんだろう。
いつからか、自分の素は日常的に出せなくなってしまっていたのかもしれない。
だか