見出し画像

満たされていると感性が消える

常にイライラしている時期があった。
何事に不満を持っていて、目につくものをそのまま受け取れない。

私生活、就活、恋愛、勉学、部活動。
理想の自分から遠ければ遠いほど、ストレスがかかり、自分に降りかかる出来事に悲観的な見方をしていた。真っすぐに受け取らず、斜めから解釈してしまう。

常に何かに追われていて、劣等感を抱えていて、不満を抱えていて、そんな日々しかなかった。

一方で、今は私生活、就活、恋愛、勉学、部活動と自分なりに丸く収まる形で充実していると言える段階にいる。ただそう思い込ませているだけなのかもしれない。
言い換えれば、満たされている。

しかし、以前の何かに追われていて、不満を抱えている時期の方が感性は鋭かった気がする。行動力があり、変化しようとしていて、おもしろい考えが浮かんでくる。
「note」に関しても、感情が揺さぶられることが多く、noteに通うことが多々あった。

今に関しては現状の満たされた幸せに満足している自分がいる。
以前のような感性がなくなったと強く感じる。

世の中の感性が鋭い人ほど、満たされない強い何かを抱えていると勝手に思っている。

私は社会に蔓延る「幸せ」の形に酔っているだけなのかもしれない。
人とは違う感性なんてないことが判明しただけなのに、昔あったように捉えて優越感を得たいだけなのかもしれない。


後から読み返して分かった。
私はあなたの感性は鋭いですよと誰かに言ってほしかっただけだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?