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心の違和感って99%当たるよねって話

僕の経験上ですが、

人と会った時や決断を下す際に
心に違和感を感じた時は
だいたい当たります。

例えば、出会って話した時に
「なんかこの人胡散臭いな」
「この人裏がありそうだな」
と感じた時に、後々本当に裏があったり。

決断に関して言えば、
「なんかこの選択はモヤモヤするな」
と思った時にとった選択はだいたい失敗するなどです。

なぜこのようなことが起こるのでしょうか。

その原因を考察しつつ、
違和感を大切にした方が良いのでは
という仮説を検証してみたいと思います。

原因1:生き残るために必要だった

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進化心理学において
人間が陰口や噂話をするようになったのは
生き残るために必要だったからという仮説があります。

集団で生活している際に、
ある者が裏切ってその組織の情報を敵に流していたり
その組織の資産を持ち逃げしたりしてしまうと
自分たちの生命に関わります。

したがって、
その人の本質を見抜くためにも
裏切りを防ぐためにも噂話をするようになったという事です。


この説に付随して、
そういった人間の本質を見抜く力も
生き残りのために必要だったのではないかと考えます。

そう考えると
人間の本質を見抜く力が
私たちに生得的に備わっていると言っても
おかしくないのかもしれません。

原因2:無意識領域からの通告

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何度も申し上げますが、
僕はスピリチュアルは好きではありません。

無意識領域はスピリチュアルでもなんでもなく、
実際の脳科学でわかっていることでして、
人間の行動や決断の90%は
無意識下で行われているという研究結果も出ているほどです。

また、人間には「ゾンビシステム」が
備わっているという説もあります。


無意識領域で、
莫大な情報や意思決定がなされており、
それが意識領域に上がってきたときに
人間が違和感を感じるのかもしれません。

人類の歴史はDNAのバトンであると考えると
無意識領域に過去の38億年の叡智が詰まっており
それが教えてくれるのかもしれません。

この辺はまだわからないことだらけなので、
なんとも言えません。

ただ一つ言えるのは、
こういう話を「あるわけないだろう!」
のように一元的に決めつけることは危険だということです。

優秀な学者はどんな事象に対しても
「そうかもしれないしそうでないかもしれない」
と言います。

今まで常識とされてきたことが一瞬にして変わることもありますし、
この世界に断言できるほど正しいことなど存在しないからです。


まあこの辺の話は、
脳科学の今後の研究発展に期待です。

3過去の情報を加味して

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人間は過去の経験や記憶が
海馬に蓄積されていっています。

鮮明に覚えていなくても、
どこかに記憶の断片は残っています。

脳科学的には、
記憶が溜まっていくというよりは、
その体験をした時のシナプスの経路など
電気信号を記憶しているだけに過ぎないらしいですが。

つまり、過去の経験や知識の蓄積を元に
目の前の判断をしているのかもしれないということです。

過去、こういう人は裏があったというのを
蓄積されたデータから引っ張り出し、
それが違和感として現れる。

そう考えることもできるのではないでしょうか。

心の違和感を大切にするには

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ここまで原因の仮説を見てきましたが、
どの仮説もある程度の説得力はあるのではないかと思います。

というのも科学的知見に基づいているからです。

ではどうしたら心の違和感を大切にできるのでしょうか?

よくこんな考え方が紹介されます。

頭:論理、計算、知識
心:感情、無意識、直感

どうしても学生時代に競争に置かれた人や
社会人でも認知の世界で生きていると
「頭」で全てを判断してしまい、
「心」を忘れてしまいがちです。

でもどんな大人でも「心」を大切にしていた時期はありました。
そう、子供時代です。


よくある自己啓発本みたいになってしまい
大変恥ずかしい限りなのですが、

僕自身、「頭」で生きてしまったがために、
病んでしまった時期がありました。

これに共感してくださる方は
たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

僕だけかな笑


「心」を再び大切にする方法はあります。

それは自分の好きなことをすること。
美しい自然に触れ、心を動かすこと。
人の温かさに触れ、心を動かすこと。
自分の感情を否定しないこと。

などです。

特に、自分の感情を否定しないことは
めちゃくちゃ大事です。

人に対して嫉妬してしまっても
怒りを覚えてもそれは決して恥ずかしくもなんともない。

人間に備わっている「仕組み」だからです。

そんな感情が湧いてきた時に
それを塞ぎ込みなかったことにしてしまうと、
本当の自分の感情がわからなくなってしまうのです。

ちなみにこのことは社会学でもわかっています。

どうか自分の全ての感情を肯定し、
愛してあげてください。

感情に良い悪いはありません。

勝手に人間が意味付けをしているだけなのです。


まとめ

心の違和感が当たる理由として、

①生き残るために必要だった
②無意識領域からの通告
③過去の情報を加味して

の三つの仮説が挙げられました。


そして心の違和感を大切にするためには

自分の好きなことをすること。
美しい自然に触れ、心を動かすこと。
人の温かさに触れ、心を動かすこと。
自分の感情を否定しないこと。

が大切であり、特に最後の
「自分の感情を否定しないこと」が大切です。


全ての人が心に、直感に、感情に従って生き、
本当の自分で、本当の人生を送れますように。

傲慢で偉そうですが、
僕もそのうちの1人です。

自分自身も「心」を大切に生きていきたいな。

ここまで読んでくださりありがとうございました。


吉田カオル

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