シンプルゲームでプログラミングを学ぼう!(27)「完成そして公開!・・・まとめとつぶやき」
シンプルゲームでプログラミングを学ぼう!(27)「完成そして公開!・・・まとめとつぶやき」
★完成した作品・・> こちら
★前回のおさらい
・リスト機能を使っているアプリの機能をゲームに読み込みました。
★今回のテーマ
・最終チェックをして、作品を公開する
・・・・保存してから
(タイトルはいつでも変えられます)
プロジェクトのページを開きます。
このページで使い方やメモとクレジットを書くことができます。
またこのページから<中を見る>で、プログラミングウインドウに行ったり、そのまま、プログラムを動かしたり・・・実にサクサク動きます。
そして、よーし、公開しよう思えば
<共有する>のボタンをクリック
※ScratchのIDでログインしていることが必要です
リンクをコピーして、友だちに教えたり、QRコード作成ツール(WEB上で検索すれば多数あります)を使って作ったQRコードを印刷物に貼り付けたりすれば、他の人にすぐにアプリを開いてもらえます。
<おしまいに・・・Scratchのここがすごい!>
公開した後、不具合に気づくことがあります。
そんなとき、制作者が元のプログラムを直して保存すれば、それだけでいいのです。
再インストールとか、リンク先を変えたりとか、面倒なことは一斉ありません。
プロジェクトのページは、その作品についての情報を盛り込むことができます。
こんなふうに書いてみました
コメントを書き込むこともできます。
※ScratchのIDでログインしている必要があります
★完成した作品・・> こちら
<こんどこそ おしまい・・・まとめとつぶやき>
「シンプルゲームでプログラミングを学ぼう!」は、今回(27)で終わります。
ボクはこのシリーズを、大人である皆様方のために書いてきました。
Scratchの入門書はそのほとんどが、子ども向けです。それぞれに子どもたちが興味を持てるような工夫があります。
もちろん、大人がそれを使ってScratchのことを学んでもいいのです。
が しかし・・・
多くの大人はScratchは”お子様用”として中身を知らないまま色眼鏡で見ています。
ちゃんとプログラミングを学ぶなら・・・Javaでしょ・・・pythonがいいかな?・・・Webアプリを作るなら JavaScriptかな?・・・ゲームを作るなら・・・英語を使ったtextプログラムだよね・・・
ブロックを並べて作る、Scratchは、しょせん入門用で大人の世界では使い物にならないと相手にされません・・・など
そうかと思うと、プログラミングと聞くだけで、自分には難しすぎる・・・自分には縁が無い・・・必要になるのはプログラミングより、必要な時に AI を上手に使うためのスキル・・・という人もいます。
でも・・・
Scratchは、世界の言語に対応しています。もちろん日本語も。
母国語で考えることができるのです。日本語版は、さらに”にほんご”(ひらがな)版もあります。Scratchでおなじアプリを作るとき、あの子は日本語、あの子はひらがな、あの子は中国語・・・・ということができるのです。
だめだよ、プログラミングは英語だよ・・・それがグローバルスタンダードだよ・・・日本語はプログラミングのような論理的な活動には不向きだよ・・・と考える人は少なくありませんが・・・
そうでしょうか・・・
ボクはプログラミングのような論理的な活動こそ母国語でやりたいと思います。またそうできるような環境を整えるべきだと考えています。
Scratchがあれば、ハードルなしですぐにでもプログラミングの面白さを日本語の世界で体感することができます。
将来プログラマーになることのない大多数の人にとっても、プログラミングは必要なスキルとボクは確信しています。
読み・書き・そろばん(計算)そしてプログラミングです。
大人がScratchを使うことは恥ずかしいこと?
そういえば・・・
今から1000年以上の昔(平安時代)に、紀貫之が書いた土佐日記の冒頭「をとこもすなる日記といふものを、をむなもしてみむとて、すなるなり。」は有名ですね。
当時は、教養人は「漢文」を使うのが主流で「ひらがな」を使った口語文を書くことは男がすべきことではない・・・という偏見がありました。それでも「ひらがな」を使いたかった紀貫之は女のふりをした・・・ようです。
同じようなことは韓国・朝鮮のハングル文字が生まれたときにもありました。特権階級の人たちは「漢字」を使えることがステータスであるから、口語文を表すのに最適化された「ハングル文字」が普及することに難色を示した・・・ということがありました。
でも、ひらがなにしても、ハングル文字にしても、それが以下にその後の文化レベルを向上させたかは歴史が証明しています。
たらたらと回りくどい文章になりましたが、
要するに、大人がScratchを使ってもいいのです。
子どももすなる Scratch といふものを 大人もしてみむとて、すなるなり。
・・・です!
いままで プログラミングなんて・・・と敬遠されていた大人の方々・・・ ちょっとScratchをためしてみませんか?
学校の先生なら
「これ先生が作ったお勉強アプリなんだけ・・・やってくれる?」
お母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃんも
「こんなゲーム作ったんだけど、いっしょにやってくれない?」
こういうサプライズはいかがですか?
子どもを驚かせるだけでは終わりません。
逆に、子どもたちってすごいなあ・・・と気づかされることも実はとても多いのです。
このシリーズ「シンプルゲームで・・・シリーズ」は、思いつきでスタートしました。
もとはといえば、ボクが関わるちびっ子たちに、毒気のないきわめてシンプルなゲームを作ったことに始まります。
当時、たぶん今でも流行っている「スイカゲーム」に子どもたちは夢中になっていました。あれも「落ち物系ゲーム」です。見た目もかわいく、ゲームとしての面白さは子どもだけではなく、大人も引きつける・・・とのことでした。
ボクはそのゲームに対抗する気持ちはさらさらありませんが、Scratchを使うと、こんなシンプルゲームもすぐに作れるよ・・・と証明するように実際にこんなゲームを作ってみました。
ボクはこう見えても結構タスクが満ちあふれているのすが、そんな中でもせっせと教材を開発しています。いわゆるゲームというものはまず作ることはないのすが、Scratchプログラミングへの興味づけにもなるかな?という思いがゲームを作るというモチベーションにもなりました。
ひらめきから、完成まで・・・正味1時間かな?
※Scratchだからこのスピードでできるのです!
このゲームを作るときの、思考過程と作業過程が「シンプルゲームで・・・シリーズ」につながっています。
★ボールドロップゲーム → よかったらお試しあれ
ここまで、お付き合いくだったこと、心より感謝申し上げます。
Noteの皆様は、現役バリバリの多忙の中で、インプットもアウトプットも両立しているスーパーな方々ばかりです。
ボクが提供する情報はレベルが低すぎるかも知れません。
でもこの情報が役に立つ人もきっといると思います。
そういう方に、ボクの記事、Noteを紹介してくだされば・・・と願います。
今後ともボク(カネッチの学舎)をよろしくお願いします。
<カネッチの学舎 関連リンク>
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