シンプルゲームでプログラミングを学ぼう!(11)「見えないバリアをつくる!」
シンプルゲームでプログラミングを学ぼう!(11)「見えないバリアをつくる!」
★今日のサンプルプログラム・・・> こちら
※できれば以下の記事をさっと見てから開いてくださいね!
これから数回に分けて、サンプル教材 落ち物系ゲーム「ボールドロップ」を少しずつ作っていきます。
先回のおさらい → こちら(Scratchサイト)
前回の記事 → こちら
毎回、少しずつ進化してきました。ゲームとしての基本部分はかなりできてきたかと思います。
もうここら辺にして、後はボールの数を増やして(一つだけじゃ簡単過ぎますよね・・・増やすことは、クリック一つで簡単にできますので・・・あせらず <(_ _)>
前回 までにつくったプログラムのコップの動きを見てみましょう。
前回の成果
コップにボールがさわったとき、コップの中の液体の色が青から赤に変わり、コップが一瞬ふくらんでから、元の状態に戻るようになりました。
でも・・・ここが残念
ボールがコップの横にさわっても、ボールの方が勝手にコップの真ん中に吸い込まれていきます。コップにボールが入るのとは違いますね。
★今回の進化ポイント
コップの横にぶつかってもボールはコップに入らないようにする
ボールがコップの上からさわったときだけ、中に入るようにしたいのです。
横に当たると(左側にあたると左向き・右側だと右向き)にボールははねかえるようにしたいのです。
コップのスプライトには、上なのか、横なのかを区別することはできません。 さてどうするか・・・・
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コップの動きに合わせて、動くバリア(壁)を作ることを試してみましょう!
こんなイメージです。
Scratch上で実際につくってみます。
1)すでにあるコップのスプライトの複製を作る。
※こうするとコードもそのままコピーされているので、元のコップと同じ動きをします!
2)コップのコスチュームの外側に左右のバリアを作る。
3)コップのコスチュームを消すと、左右のバリアだけ残る。
※ 一度ここで動作チェック!ちゃんとコップの動きと連動していればOK!
4)かべの【見た目】を【幽霊の効果を99%】(透明度99%)にする。・・・見えないけれど、そこに存在する。
かくれたままでは仕事をしない!
表示してから透明度を99%にすること!ただし、動作確認のため、透明度は50%ぐらいにしておくといいですよ!
5)できた壁を複製して、一方は、左バリアのみ、もう一方は右バリアのみを残して、それぞれ左バリア・右バリアというように分かりやすい名前にしておく。この機会にコップの名前も英語じゃなくて日本語でコップにしておきます。
※ここで名前を変えても、プログラムのコードの名前もこれに連動して変わっている!・・・Scratchのじつはここがスゴイ!!
ここの段階では、透明度50%ぐらいにしておくことをおすすめします。99%にしてしまうと、まったく見えなくて動作確認ができませんので・・・
さて、これでコップとバリアは寸分違わず、動きをともにします・・・でも・・・・
ボールはバリアを無視して突き抜けてしまいますね。
理由は・・・
ボール側では、コップにぶつかったときの、リアクションは教えられていますが、バリアにぶつかったときにどうするかは教えられていないからです。
ならばボールに教えてあげましょう!
ふつうの言葉でいうと(日本語で考えていいのですよ!)
「左側ブロックにあたったら、左向きににボールはね返してね!右側ブロックなら、右向きに・・・」
プログラミングなら・・・
さっそく動作チェックです。
ちゃんと動きましたか?
ちゃんとあってるけど動かない!・・・原因を探すこともプログラミングの楽しみ(苦しみ?)です。Scratchでよくあるミスは数字が全角になっていることです。全角数字は、Scratchプログラミングでは、数ではなく、文字として扱われてしまいますので・・・
Scratchの命令の数字は、半角で!
★今日のサンプルプログラム・・・> こちら
ここをこうしたい! もっとこうしたい!
そういう思いが高まってきた人は、次回の記事もぜひご覧ください。
・・・次回に続く・・・
前回までの記事もご覧くださいね。
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