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読書雑記録

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読書感想まとめ。
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#読書記録

読書雑記『原稿用紙10枚を書く力』

読書雑記『原稿用紙10枚を書く力』

『原稿用紙10枚を書く力』齊藤孝/著 だいわ文庫

書き方の本として参考になる。文章を書いていくうえで、どういうことをしていくのか。レジュメや構築の仕方が書かれていて分かりやすい。

構築力を身につけたい! と、今の私の課題を明確にしてくれました。

読書雑記【クリスマスにおすすめの一冊】

明日はクリスマスですね。クリスマスにピッタリの本をご紹介します。

『エーミルとクリスマスのごちそう』
アストリッド・リンドグレーン作/ 石井登志子訳/ 岩波少年文庫

エーミルはとんでもないイタズラっ子なのだが、本人はいつだって良いことをしようとしている。でも結果的に、大人を怒らせてしまう。

周りの大人たちはエーミルを遠くのアメリカへ追い出したいが、エーミルのお母さんだけは、

「エーミルはか

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読書雑記『MONKEY vol.7』

雑誌で読んだ、作家のカズオ・イシグロさんの言葉が強く心に残ったので、備忘録として書いておきます。

雑誌『MONKEY vol.7 特集 古典復活』2015年10月15日発行(173頁)
カズオ・イシグロ「これから小説を書く人へ」より引用

まず何より、作家であることと、小説を書くこととの違いをはっきりさせないといけません。作家というのは、はたから見ると、毎日出勤しなくてもいいし、通勤も不要だし、

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読書雑記『白銀の墟 玄の月』小野不由美/著 新潮社

二カ月に渡り読了。
最高でした。

最近忘れていた、読書に夢中になる気持ちを思い出させてくれて、熱くなりました。
楽しい。楽しくてたまらない。読書の喜びはこれなんだよーと叫ばずにいられない。

読後は放心状態。
ああ、読みきった。

余韻覚めやらず。もう一度読み返したり。他の巻を読み返したくなったり。
十二国記という物語の世界から離れがたい。

いい読書をした。

感無量。

読書雑記『茨木のり子集 言の葉』

読書雑記『茨木のり子集 言の葉』

私が茨木のり子さんの詩を読むのは、彼女の言葉が大好きだからだ。

ときどき思い出す、好きな詩のひとつに「汲む」がある。
自分の弱さを、それでいいのだと肯定してくれる。そして自分が傲慢になりかけていないか、背筋がすっと伸びる気持ちになる。
汲む、という言葉を美しいと感じたのは、この詩からだった。自分の気持ちを、相手の気持ちを、汲むことの優しさ。彼女の言葉は厳しいけれど、慈愛にあふれている。

ちくま

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