105日で本を作った話 ①きっかけは突然に #文学フリマ東京
「文学フリマ」ってなに?
数年前、Twitterに現れた言葉に目を奪われた。コミケの文学版ってことなのかな? と、宣伝ツイートを眺めて思った。
なにかを作るときは、締め切りを作らなければいつまでも先延ばししてしまう。それなら、直近で出られそうな「文学フリマ」に出てみよう。
そう決めた。
第5回:105日で本を作った話⑤入稿はこわい
第4回:105日で本を作った話④どこで印刷する?
第3回:105日で本を作った話③決めるは難しい
第2回:105日で本を作った話② なにをどうやって決める?
第1回:105日で本を作った話 ① きっかけは突然に
日記zineとタイルの写真集、BOOTHにて通販始めました
https://note.com/kamometomachi/n/n88e1c851d691
ふだん、「かもめと街」という街歩きをエッセイで綴ったブログを書いていて、初めてZINEを作ったのが2年前。
企画から構成、撮影に執筆、編集と1人で全部作って売った。読んでくれた方からSNSで感想をもらったり、委託先の方からお褒めの言葉をいただいたり、生の感想がとても励みになった。
「第2弾、作らないんですか?」と聞かれ、「ああ、こんなふうに期待してもらえることって嬉しいな」と喜びをかみしめつつ、「もう大変だからやらないかもしれません……」と及び腰になっていた。
vol.1と銘打ったシリーズにすると、いつも気が重くなり止める癖があり、これをわたしは「続きの呪い」と呼んでいる。
1月のある日、早稲田のブックカフェ「NENOi」へ行った。店主さんのおすすめで、個人で出している方の日記ZINEを買った。それが武塙麻衣子さんの作品。
「読んでいるとおなかが空くんですよ」という言葉に惹かれて連れて帰った。
↑その後ハマって全シリーズ買った時のツイートがこちら。
武塙さんの日記は、淡々としたトーンで日々を綴る。ごはんと映画。わたし自身は映画をあまり観るほうではないのだけれど、ここに書かれた作品を全部観たくなった。それが自分の好みかどうかはさておき、全然違うところから知らないことを知りたかったのだと思う。
それから、日々のごはんのこと。ちょい飲みの記録や家ごはんのメニューなども。メニューを読むのが好きなわたしにとってはたまらない。
「NENOi」で本をお薦めされている間に、「次のZINE、作らないんですか?」と聞かれて、「日記もいいかもしれませんね」と返した。
すると、「街歩きと日記、いいんじゃないですか?」と店主さん。
そう言われて、その数日前にふと下書きに入れていたエッセイを思い出す。(決めない散歩/ かもめと街)
日々を綴るのもおもしろいかもしれない。
そうしてわたしの日記ZINE作りが始まった。
(つづく)
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