105日で本を作った話⑤入稿はこわい #文学フリマ東京
どうしてわたしはギリギリに行動するのだろう。
と、自分を責めても仕方がない。
第4回:105日で本を作った話④どこで印刷する?
第3回:105日で本を作った話③決めるは難しい
第2回:105日で本を作った話② なにをどうやって決める?
第1回:105日で本を作った話 ① きっかけは突然に
日記zineとタイルの写真集、BOOTHにて通販始めました
https://note.com/kamometomachi/n/n88e1c851d691
手書きの日記を全てテキストデータ化し、2年ぶりに開いたAdobeのInDesign(インデザイン)の本文データに流し込む。
注:もしこれから初めて作る方は、wordなどで作った原稿データでも対応してくれる印刷所もあるので、探すとよいです!始めるハードルは低く!とりあえず、形にするのが大事!
テキストの流し込みなら自分でも簡単にできるだろうと思ったけれど、大間違いだった。なんか、うまくいかない。Adobeはもっと初心者にも優しいシステムを構築してほしい。iPhoneみたいに感覚で使わせてほしい。(わがまま)
そんなわたしを心配し、デザイナーの友人が手順を動画で送ってくれた。ものごとの先を見て行動してくれる人の温かさとクレバーさ。こういう人になりたい。
3ヶ月分のテキストを延々と流し込み、3日ほどで完成。入稿予定日から3日が過ぎていたけれど、前もって締切を早めに設定していたから問題なし。たぶん。
データをPDFに変換し、コンビニでプリントアウトすると、ブラウザ上では見えていなかったミスがいくつも見つかる。
・日付と曜日
・本文デザインのコピペミス(1ページあたりの行数や文字数のズレ)
・タイプミス
など、おそらく10数回は見直して震えた。まだ印刷物が上がっていないので、いまでもとても不安だ。
そして、今さらだけど、まえがきとあとがきを入れようとして、結局やめた。
この本では作為のなさを大事にしたい。それがいいのかはわからないけれど。
入稿日の15時が当日締切の期限。
よりによって、なのか、ありがたいことに、なのか、夫が原稿を読み出したけれど、大きな指摘もなく終了。
入稿が終わった週末、久しぶりに整体へ行く足取りはフラフラだった。
「いつも凝ってますけど、今回はよくこんなに体固めましたね〜」と労ってくれた。
30分の施術を受けた後、帰り道の青空が眩しかった。
(つづく)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?