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#詩
夜明けの雲が見たくて
わざわざお出かけ
まだ人の気配のない街
どこかで同じ空を
見ている人が
すこしはいるだろう
すこしで
かまわない
空にイイネマークなんかないし
Facebookハムスター詩の部屋
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公園のなかの散策路
どこからきて
どこへゆくのでもない
ここにやってくるのに
理由はいらない
寒い時もあり暑い時もあり
お彼岸まえの日だまりに
街の雀も元気だ
私には目的はいらない
もうじき桜も咲くでしょう
でもそれが目的でも
結論でもない
始まりも終わりもない
春近い散策路
錆びた藤棚の下で
タバコを吸う
幾山河超えさりゆかば
なお寂しさのわが故郷に回帰する
言葉まずしき国とて
言葉まずしき詩人の住みかなり
老いたる身を嘆くな
常に命はさだめなきもの
年月をへてなお愚昧なり
21世紀年代記、など
百年のねむりひめ
究極の姉さん女房
もしかして僕は彼女の夢に
すぎないのでは
たとえ災厄に満ちた
偽善の悪夢だとしても
彼女にくちづけした瞬間
僕と僕の人生は消滅するかも
それでもかまわない
僕の孤独を
百十五歳の姫に捧げる
21世紀年代記
20世紀最後の年2000年
何人かは頭脳エラー起こして21世紀オメデトウて書いてしまったが心配されていたコンピュータの大規模障害はな
なくなってゆく方の苦しさ
なにもしてもらえず耐える姿
家族の思い
予想された事態に対処を怠り
漫然と終息をまつ為政者
怒らないマスコミ
あきらめ流される国民
季節性変動のたびに
忘れ去り
繰り返す
深刻な後遺症からはめをそむけ
楽観論に喝采する
そしてやはり
なにもしない