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なめらかな社会とその敵
いつ頃からか人にお薦めされた事は極力やってみようと思うようになった。お勧めの漫画。お勧めの食べ物やお薦めの場所。
以前は自分がノーマークだった情報に触れた時に根拠なきままそれを拒否する気持ちが発動していたように思う。だが筋肉が衰え上げていたガードが自然と下がり段々と殻が融解し外部を受け入れる謙虚さが生きる為に必要になったという事なのか。
あらためて謙虚に生きるってどんな事なんだろうかと考える。反
ループゴールドマシン
森絵都からはじまり、屋久島、山尾三省、ゲイリースナイダー、アレンギーンズバーグ、シティライツブックストア、国分寺、部族、宮沢賢治、遠野、白神、アイヌ、立松和平、知床。川。カミ、アミニズム、リージョン。
気になっていたものが一気に繋がった週末ひねもす本の虫。連鎖する不思議。
あわいで仕事するひと
とあるアニメーションプロデューサーとお話しする機会があり心に残ったと言うか引っかかった言葉がある。
グッドプロダクト。
世界的な人気タイトルのセルアニメーションを手掛ける制作会社の中ではやや異端な作品をつくるそのプロデューサーはいわゆるコンシューマー向け商業作品とは別軸の上がりを想定した制作ラインを持っているそうだ。それはひとつにはインディペンデントで作家性を発揮しながらアニメーションを作る人
【お知らせ】小林雅仁は2022年10月1日よりフリーの映像ディレクターとして活動します。
2013年に当時日本で2番目に大きな映像制作会社のTYOにドキドキしながら移籍しましてそれからアタフタとCMを撮ったり映像の企画コンテを描いたりしているうちにあっという間の9年半が経っておりました。その間、映像コンテンツを作り出すゼロイチの仕事に関わりたいという思いでTYOのCM演出部(現在XPD)からグループのコマ撮りスタジオであるドワーフに籍を移すという自分としては結構大きな決断をしました。お
もっとみるアメリカン・ユートピア
元トーキングヘッズのフロントマンであるデイヴィッド・バーンのブロードウェイでのステージを映画館でパブリックビューイングしているような感覚の映画『アメリカン・ユートピア』を観た。
だいぶガツンと衝撃を受けたので記憶が生なうちにメモしておこうと思う。
まず印象的だったのがカメラまわりについて。映像的にはライブ映画にありがちなバターン化されたカメラワークは一切無くリアルに客入れしたステージを撮っている
クラフトなんとか。なんとか麹。あと盛り蕎麦。
酒税法改正以降のある時期からクラフトビールをメニューに掲げるお店が街中に急激に増えた。少し経つと気の利いたスーパーの店頭にはクラフトビールを謳う少し高めの商品が顔を揃えるようになった。ばかりかクラフト何とかと銘打ったコーヒーやワインなど世はクラフト品過剰供給の様相を呈している。
同じように食品売り場を一巡するとなんとか麹やなんとか発酵の謳い文句がいつの間にか多くのパッケージに躍るようになっていた