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「右翼なんか死んでもいい」というイデオロギー 竹田恒泰VS鈴木エイト

X(ツイッター)でトレンドになってたから、竹田恒泰と鈴木エイトのTVでのバトルを見たけど、鈴木エイトはひどいね。

「あなたには興味がないんで」

というのは、最大の侮辱だし、言論人として、ましてジャーナリストとしては絶対に言ってはいけない、というか、まともな人なら口に出ない言葉でしょう。


作家の竹田恒泰氏とジャーナリストの鈴木エイト氏が15日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演。安倍晋三元首相銃撃事件を巡り激しい舌戦を繰り広げた。
(中略)
鈴木氏が「事件をごっちゃにして議論してるのはあなたの方です。あなたのようなおかしな人がいろんな発言してたから、自分でメディアに売り込んで出たんです」と語ると、竹田氏は「私のおかしな発言ってなんですか?」と反論。鈴木氏が「あなたのような人」と返すと竹田氏は「聞いてないのに言うなよ、いい加減なことを!」と声を荒らげた。
鈴木氏は「すいません、あなたに興味ないんで」と応じたが、竹田氏も「聞いてないのに言うなって」とケンカ腰。(後略)
(東京スポーツ)


竹田もケンカ腰だから、どっちもどっち、みたいな意見も見たが、言論戦をやってるのだからケンカ腰で当たり前です。いまの若い人は、怒鳴るやつを見るとすぐパワハラとかいうけど、それは権力をもったやつが怒鳴ればそうなる場合もあるということで、対等の言論の場では、真剣なほどケンカ腰になる。

でも、「あなたには興味がない」というのは、私に言わせれば、パワハラより悪い。


天皇制廃止論者の私は、当然、竹田の政治的意見に賛成するところは少ないけど、竹田の味方をしたくなるね。

鈴木エイトの発言には、「右翼なんて死んで当然」みたいな、私がマスコミ内部でよく見かけた連中と同じ思想を感じる。


「死んで当然」までは思わなくても、「右翼は悪人」と思っているやつが、マスコミには異常に多い。

対照的に「左翼は善人」だ。ちょっとテロとかして人を殺すかもしれないが、それでも善人、と思ってる。

護憲が善人。改憲は悪人。「加藤登紀子」や「吉永小百合」は善人の代表で、「櫻井よしこ」とか「杉田水脈」は悪人の代表。

最初からそう決めつけてるから、予断と偏見で世界や人間を見ている。そういうやつは、少なくともジャーナリズムをやっちゃいけないんだけど、でもマスコミにはたくさんいるんだ(右派マスコミにもいるだろうが、私の体感では、左派マスコミに多いし、左派マスコミのほうが世論に力を持っている)。


彼らの世界観では、正義は左翼にあるのだけど、つねに左翼が権力の犠牲になっていると思っている。

だから、左翼が少々やりすぎても、当然だ、ということになる。

右翼だって、たくさん犠牲になっている。近代の世界を広く見れば、左翼に大量粛清された右翼のほうが多いでしょう。

(もちろん、右翼と左翼の行動による、一般人の犠牲がいちばん多い)


竹田と鈴木エイトのバトルの映像を見て思ったけれど、安倍晋三を「死んで当然」という勢力が、暗殺に具体的にかかわっている可能性はあるね。

山上以外のシューターがいた、というのは陰謀論にすぎると思うけれど、山上を思想的に操作した存在はあるかもしれない。

そのあたり、鈴木エイトも含めて、追及してほしいものだ。

「あなたに興味がない」ーー「あなたの存在など知らない」「あなたの人権など関係ない」「あなたなど無だ」。それがいちばん怖い。それはまさにテロの論理だから。安倍晋三を斃したテロに結びついているのではないか。


ついでに言うと、きょうは日本保守党の結成記念パーティーがあるので、楽しみにしてるんだよね。サプライズもあるというから。

私は党員でもなんでもなく、「万世一系」とかのイデオロギーにはまったく共感しないので、それについては、パーティーのあとにまた批判したいけど。

でも、安倍晋三がいなくなって、朝日・毎日・東京の左派マスコミが好き放題やってるから、安倍のあとを継いで、これらと戦ってほしい。

また、私の勝手な期待を言うと、百田尚樹は近年のキャンセルカルチャーの最大の犠牲者なのだから、彼には自らそれを告発し、それと戦ってほしい。どこの政党も戦ってくれないから。

そして、安倍晋三暗殺事件の深堀りも期待してます。(場合によっては一票入れるよ!)


<参考>




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