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中曽根サンも出てくる映画「レーガン」の評判は?

「レーガン」なんて映画が8月30日に北米で封切られていた。


映画「レーガン」予告編


第40代米大統領、ロナルド・レーガンの伝記映画で、「中曽根康弘首相」も出てくる。

当初は、ケリー・ヒロユキ・タガワが中曽根役にキャスティングされていた。


でも結局、ヒデオ・キムラが中曽根を演じることになった。キャスティング変更の理由は不明。日本語Wiki「レーガン(映画)」の情報は、まだ古いままで(この記事執筆時点)、タガワが中曽根を演じていることになっている。

中曽根康弘首相を演じるヒデオ・キムラ


以下のFacebookの動画で、キムラがロン=ヤス関係を解説している(英語)。

Hideo Kimura talks about his role as Japanese Prime Minister Yasuhiro Nakasone and his relationship with President Reagan. REAGAN in theaters August 30th.

Posted by Reagan Movie on Friday, July 26, 2024


予告編を見ると、1987年、ブランデンブルク門の前で、レーガンが「この壁(ベルリンの壁)を壊せ」とゴルバチョフに呼びかける演説が、クライマックスのように出てくる。

元KGBのスパイ(ジョン・ヴォイトが演じる)を狂言回しに登場させ、ソ連がハリウッドを赤化しようと工作したが、レーガンによってそれが阻まれた、という話から入り、そこからレーガンの生涯を振り返る、という構成のようだ。

共産主義と戦い、ソ連を倒した英雄レーガン、という描き方なのだろう。

最近、トランプ前大統領暗殺未遂事件に関連して、わたしもこのnoteで触れた、1981年のレーガン暗殺未遂事件も、予告編で出てきている。



わたしの人生の中では、米大統領はレーガンがいちばん思い出深い。

任期は1981〜89年。わたしの20代と重なるからだ。

プラザ合意とバブルの時代。

そして、ベルリンの壁が崩壊した時だ。

左翼に心の底から憎まれた大統領だね。

1989年1月、日本で昭和が終わるのと同時に、レーガン大統領の任期も終わった。(その直後、ソ連が崩壊した)


レーガンは2002年に93歳で死亡。

中曽根さんは2019年に101歳で死亡。

ゴルバチョフは2022年に91歳で死亡。

この映画に出てくる人たちは、みんな長生きで、わりあい最近まで生きていた。


デニス・クエイドが演じるレーガンの伝記映画なんて、日本では公開されないだろうなあ。

中曽根康弘がどう描かれているかとか、全然話題になってないし。

8月30日に公開された後のレビューを見ると、評論家の採点はあまりよくない。

まあ、レーガンはハリウッドや映画界で評判悪いだろうし。(俳優組合委員長の時はマッカーシーの赤狩りに協力し、カリフォルニア州知事時代は「共産主義者」チャップリンがアメリカに帰国するのを妨げた)

でも、レーガンに好意的な観客にはそこそこ好評のようだ。

わたしは見たいけどねえ。アマプラあたりでやってくれないかな。


中曽根康弘の息子、中曽根弘文氏は、今度の総裁選で高市早苗の選対本部長だ。

中曽根弘文氏(参院議員)

お父ちゃんがどう描かれているかとか、興味ないのかな。

その中曽根弘文氏も78歳。その息子、つまり康弘氏の孫の中曽根康隆氏(42)が衆院2期目だ。

中曽根康隆氏(衆院議員)


世襲の3代目だが、小泉家や河野家にくらべて地味だね。

中曽根康隆氏は、小泉進次郎氏と同学年(年は小泉が一つ上)で、コロンビア大学大学院の同期らしい。

進次郎氏の推薦人に名を連ねるのか、それとも父親と同じ高市支持か。

なんてことも、マスコミに注目されていない。


「ロンーヤス」時代は、世間的にはもう忘れられつつあるのだろうなあ。

もう時代についていけない、われわれ年寄りは、映画「レーガン」で、昔の思い出にひたりたいのだ。



<参考>


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