マガジンのカバー画像

出版社を作ろう【まとも書房】

28
「ガチればいけるやろ」 出版経験ゼロ。社会をナメくさった男が、自身でこねくりあげたアンチワーク哲学を広めるために、出版社を立ち上げる。執筆、デザイン、編集、校正、営業、発送、そ…
運営しているクリエイター

記事一覧

革命の書をばら撒こう【出版社を作ろう】

革命の書をばら撒こう【出版社を作ろう】

※本はあと1900冊以上あります。

僕は本を読んでもらいたくて出版社を立ち上げて、本をつくった。しかし、お金を出して買ってもらうことはハードルが高い。金は貴重品であり、金を手放すのには一定の勇気がいるのだ。

しかし、僕は読んで欲しいのだ。金がある人にも、ない人にも読んで欲しいのだ。だから無料で公開した。

とはいえ、データは味気ない。できることなら紙の本で読んで欲しい。

そして、多くの人の中

もっとみる
雨と、風と、働きたくない人々【出版社をつくろう】

雨と、風と、働きたくない人々【出版社をつくろう】

午前十時四十分。

僕は予報外れの雨に打たれながら、電動自転車を飛ばしていた。雨粒は車道で踊り、前かごの缶ビールはポンポンと飛び跳ねている。

昨晩まで、いや、数十分前まで安全神話をうそぶいていたヤフー天気予報は、すっかり手のひらを返していた。幸い、雨が本格的に降りだして、河川敷に敷いたシートがびしゃびしゃになる前に、僕は買い出しから帰ってこれた。十時五十分。約束の十分前だが、どうやらまだ誰も来て

もっとみる
段ボール50ケースが家に届いた経験はあるか?【出版社をつくろう】

段ボール50ケースが家に届いた経験はあるか?【出版社をつくろう】

僕はない。2000冊。合計約500キロ。

とはいえ、字面のインパクトの割には大したことがなかった。二階と地下室への運び込み作業は一時間もかからずに完了した。

実は、届くと分かって少し緊張していた。上手く運びこめるかわからなかったからだ。その心配は杞憂だった。

とはいえ、もう一つの心配事は残っていた。ちゃんと印刷されているかどうか?

本文の印刷は見本を確認することなく、ぶっつけ本番だ。そのた

もっとみる
『14歳からのアンチワーク哲学』が刷り上がりそうなのはいいものの・・・【出版社を作ろう】

『14歳からのアンチワーク哲学』が刷り上がりそうなのはいいものの・・・【出版社を作ろう】

月末には本が刷り上がる。二千冊である。

が、販路はいまだに考え中である。ネットでは一応買えるようにしているが、それだけではさほど売れないだろう。そして、並べてくれる書店は見つけていない。見切り発車にもほどがある。やべぇよ。

とはいえ、僕は本を売りたいのであり、本を読んでもらいたいのである。

そのためになにをしようかと、考えているところである。いや、考えるのが遅すぎるが、ディスコ―ドのメンバー

もっとみる
なんか最近こんな感じ・・・【出版社を作ろう24】

なんか最近こんな感じ・・・【出版社を作ろう24】

最近なにも書いていない気がする。もしかすると僕の出版社立上げ計画がとん挫したと思っている人もいるかもしれないが、僕の出版社立ち上げ計画はまったくぽしゃっていない。なんなら、ガッツリ進んでいる。

今日はちょっとした近況報告をしたい。

■印刷の話『14歳からのアンチワーク哲学』を2000部印刷するために、もう印刷会社にお金を振り込んだ。

※未読の方は無料で読めるのでぜひ!

あしたか明後日には印

もっとみる
YouTubeばっかやってんなおい【出版社を作ろう23】

YouTubeばっかやってんなおい【出版社を作ろう23】

出版社を立ち上げようというのに、なぜかYouTubeをやっている男。完全にノリである。いろんなところにアプローチして、色んな人に読んでもらうためには恥も外聞もないのだ。

そもそも僕は出版社として正攻法をやるつもりは一切ない。どうせ正攻法でやっても「運よく上手くやってトントン」なのだ。なら、わけのわからない方法で大博打を打つ方が合理的な気がしている。いや、博打ですらない。YouTubeを撮るのなん

もっとみる
書店テロに向けて【出版社を作ろう22】

書店テロに向けて【出版社を作ろう22】

そろそろ本を刷るのである。5月中には刷り終わりそうだ。

具体的な金額は伏せるが、それなりの買い物である。人生で三番目に高い買い物だ。一番は家で、二番目は結婚式。その次である(僕は車を買ったことがない)。

逆に言えば、それくらいの金額を差し出せば、本を印刷することはできる。2000部である。段ボール50ケースほどで、1ケース当たり10キロ少々らしい。思ったよりも少なかった。部屋も余っているし、僕

もっとみる
いま、世界を変える可能性の最も高い男【出版社を作ろう21】

いま、世界を変える可能性の最も高い男【出版社を作ろう21】

手を変え品を変え、アピールしているが、なかなか世間の風当たりは冷たい。

というか、正確に言えば、風が当たらない。

少しずつなら、風は吹きはじめている。

※もう自分の言葉でアンチワーク哲学を説明するよりも、彼らに説明してもらった方が早いと感じている。なのでこれらの記事を読んで欲しい。

読んでもらえばわかるように、僕が書いた本は少しずつ人に伝わりつつある。確実に人の心を動かすエネルギーを持って

もっとみる
クラウドファンディングについて語らせてくれ【出版社をつくろう19】

クラウドファンディングについて語らせてくれ【出版社をつくろう19】

ふだんは金稼ぎのための営業活動を蔑む僕が、昨日からクラウドファンディングをはじめた。いろんな葛藤があったのだけれど、とりあえずはじめてみたのだ。

詳しい経緯はこのページに書いてある。しかし、これはあくまで「CAMPFIRE」っぽく書いた経緯だ。嘘はない。が、ちょっと殺菌されている気がする。こっちにはもうちょっと本音を書こう。

■なぜクラウドファンディングをやるのか?理由1.ネット通販&予約販売

もっとみる
『14歳からのアンチワーク哲学 なぜ僕らは働きたくないのか?』というタイトルについて【出版社を作ろう 番外編】

『14歳からのアンチワーク哲学 なぜ僕らは働きたくないのか?』というタイトルについて【出版社を作ろう 番外編】

コミュニティ内で、「どうしてこのタイトルをつけたの?」「もっといいタイトルあるかもよ?」という疑問を頂いた。

それはそうである。まだ出版していないわけなのだから、もっといいタイトルに変えてもいいのだ。だが、いずれにせよ僕がどうしてこのタイトルをつけたのかを伝えなければならないと思った。そこでDiscord内でテキストを書き連ねていたのだ。そして気づく。

あかん・・・文字数なんぼあっても足らん。

もっとみる
学問を民主化したい【出版社を作ろう18】

学問を民主化したい【出版社を作ろう18】

「ニコ動出身」「ボカロP」が蔑称ではなくなってからはや数年。レコード会社のデモテープを送って、オーディションを受けて、正統な文化の権威に認められて初めてメインカルチャーの仲間入りができるシステムは、いつしか過去の偉人たちの縮小再生産を繰り返すようになり、飽きられる。そして、正統な権威を付与されていない在野の人々からメインカルチャーを越える熱狂を生み出すサブカルチャーが育まれていく。レコード会社とい

もっとみる
近況報告(イラストの話とか、解説文の話とか)【出版社を作ろう17】

近況報告(イラストの話とか、解説文の話とか)【出版社を作ろう17】

どこまでnoteに書いたのか、もう覚えていない。なので一通り、近況報告していこうと思う。

■HPができた

これくらいのHPならサクサクっと作れてしまう、いい時代である(嘘、死ぬほど苦戦した)。

■表紙はほぼできた

・・・が、表紙は現在色味を検討中である。まぁ有力候補はトップ画の色味だ。

素敵なイラストを手がけてくださったのはA子さん(ってここで紹介したっけ?)。

コミュニティに参加され

もっとみる
もはや、ひとり出版社ではない【出版社を作ろう16】

もはや、ひとり出版社ではない【出版社を作ろう16】

今後「ひとり出版社」というほんのりキャッチーなワードは使わないことを、ここに宣言しようと思う。

なぜなら、もはや「ひとり出版社」を名乗れる状況ではなくなってきたからだ。僕を合わせて34名の方が、出版社立ち上げプロジェクトに参加してくれているのだから。想像以上に来てくれて僕はびっくりしている。

僕とずっとやり取りしているツーカーのフォロワー。陰でひっそり見守ってくれていた控えめフォロワー。ニート

もっとみる
改名します(しました)【出版社を作ろう15】

改名します(しました)【出版社を作ろう15】

(いや、改名っていうと語弊があるけれど・・・)

関ジャニ∞がSUPER EIGHTになり、ジャニーズ事務所がSTARTO ENTERTAINMENTになった。世はまさに大改名時代である。というわけで僕も便乗して「アンチワーク哲学者ホモ・ネーモ」から改名しようと思う。

さて、まずは改名に至った経緯を説明しよう。

僕はいま「まとも書房」という出版社を立ち上げようとしているわけだが、困ったことがあ

もっとみる