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革命の書をばら撒こう【出版社を作ろう】

※本はあと1900冊以上あります。

僕は本を読んでもらいたくて出版社を立ち上げて、本をつくった。しかし、お金を出して買ってもらうことはハードルが高い。金は貴重品であり、金を手放すのには一定の勇気がいるのだ。

しかし、僕は読んで欲しいのだ。金がある人にも、ない人にも読んで欲しいのだ。だから無料で公開した。

とはいえ、データは味気ない。できることなら紙の本で読んで欲しい。

そして、多くの人の中に眠っている常識をぶっ壊してみたい

『14歳からのアンチワーク哲学』は働きたくない人の気持ちを代弁する本ではないし、未来社会の詳細な設計図を提示する本でもなければ、ベーシックインカム導入を訴える本でもない。少なくとも、それは主たる目的ではない。「労働」という概念を更新することで、社会の根底にある常識を覆す知的革命の書であり、パラダイム転換を迫る本である。

これ以上ないほどにかみ砕いて書いた。それでも、おそらく一度読んだだけでは、多くの人はパラダイム転換を味わうことなく、自らが持つ知的枠組みの中で解釈し、あしたには忘れることだろう。「あーはいはい、いわゆるそっち系ね」と、なんらかのカテゴリーに分類して、悦に入るだろう。

それはそれで構わない。簡単に理解できる本に価値はない。無視され、批判され、嘲笑されてこそ、僕が本を出した意味があるというものである。

とはいえ、嘲笑するための本を買う人は少ないのである。となると、やはり配るしかない。繰り返すが、僕は称賛してくれる人にも、嘲笑する人にも読んで欲しい。日本人全員に読んで欲しい。いや、世界中の人に読んで欲しい。それだけの価値がある本をつくったと思っている。

アンチワーク哲学が、人類が次のステージに進むために必要な思考の枠組みであると思っている。正直なところを言えば、仮にアンチワーク哲学が箸にも棒にも引っかからなかったとしても、百年もしないうちにどこかの誰かがまったく同じような哲学体系を生み出し、それが支配的になっていくと僕は確信している。

とはいえ、僕が知る限り、僕と同じことを言っている人はいない(唯一の例外であるボブ・ブラックは残念ながら曲解された挙句に無視されたし、わかりにくい文章しか残さなかった。怠惰を喧伝するアナキストの大半やラッセルあたりも、残念ながら既存の労働パラダイムからは脱却できていない)。まったく、現代の哲学者たちはなにをやっているのだろうか。マルクス・ガブリエルやマイケル・サンデル、柄谷行人あたりがアンチワーク哲学と似たようなことを言ってくれていたのなら、僕はわざわざ自分で本を出す必要はなかった。彼らが書いた本を一生懸命に知り合いにおすすめすれば済んだのである。しかし、誰も言わないから、僕がやらざるを得なくなったのだ。

さて、とにかくどこで配るのかと言えば、ネットで配り、街で配り、河原で配り、ついでに本屋で配るのである。金のことは後から考える。いな、考えない。買ってくれる人には買って欲しいが、金のない人には配る。家族には申し訳ない気持ちはないではないが、とはいってもこの社会をいまのまま残すことは僕の良心が許さないのだ。きっとその方が、子どもたちには苦労を掛けるに違いない。

そもそも学割があるのにニート割や無職割がないことに僕は違和感を覚えていた。「学生は労働のためのトレーニング期間中であり、金がないのは仕方ないけれど、無職が金がないのは自業自得である」と社会が労働を道徳として押し付けているかのようだ。もう、ぜんぶ言い値でいいではないか。たくさん払いたい人には払ってもらって、払いたくない人は払わない。それでいいのではないか。

では、どうやって配るのか? それは目下計画中である。いいアイデアがある人は教えて欲しい。

※協力者はまだまだ募集中なのである。

さて、どこまでやれるかはわからない。だが、やれるだけやってやろう。

力に屈したら男に生まれた意味がねぇだろう。おれは決して人生に悔いは残さない。わかったかバカ。


1回でもサポートしてくれれば「ホモ・ネーモはワシが育てた」って言っていいよ!