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武術とか身体操作について

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リンゴの木

今日は、このnoteで1番最初に書いた割に、あんましきちんと説明出来てない意拳に繋がるように書いてみようと思います。

昨日、福岡で東京のFIXEDというバンドと一緒にライブしました。アンプをめっちゃ持ち込みしてて、すんごい轟音で気持ち良かった。

FIXEDのギターは魚頭さんという東京、いや日本では昔から孤高の凄い方なのですが、昨日はライブ前に酔い潰れてしまい、やっとこさ起こしてライブしたみたい

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手の延長

「武器は手の延長である」と武術の本でよく見かけます。

意拳の創始者、王薌齋のエピソードなんですが

若い頃めっちゃ武者修行してて、いろんな武術や門派を訪ねていって手合わせをしてもらうわけです。

いうなれば道場破り、「喧嘩ふっかけたる!」みたいな血の気の多い時期があったみたいです。

で、かなり強者で名が通ってた王薌齋さんですが

江南の心意拳の達人、解鉄夫さんを訪ねるわけです。この人はその頃5

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一本ハゲた&週末のライブについて

一本ハゲた&週末のライブについて

一本歯下駄を履いていることを家族にバレてしまい、「何しよると??」とか質問された。

「一本歯下駄履いとるったい」

ってバランスの練習とかしてることを伝えたら

娘が

「一本ハゲたって何??」

って笑

波平やん笑

そんな「一本ハゲた」ですが、結構面白くてここ最近暇があればこれ履いて歩いてます。

ちなみに、経路研究会(亀甲クラブ)の先生に一本歯下駄を持って行って尋ねたら、履いたことあるそ

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タマゴ??ニワトリ??

タマゴ??ニワトリ??

びっくりするぐらいに弟子に向けて何も書いてない気がする笑

note書き始めてから、自分の思考とか今の状況とかがえらくスッキリ頭の中で整理できたり、頭というか意識にストンと落ちるような感じがあります。だからほとんど僕自身のために書いてるようなもんです。

こういう機会をくれた弟子、ありがと笑

(なお、弟子が読んどるのかは不明)

一応、今までも身体とか意識の実践とかについては、時々思った時にメモ

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手のひら棒について

手のひら棒について

手のひらに棒を乗せてみよう

これは前も書いたんですが、一回コツが掴めるようになると面白いように出来るようになると思います。

まず、長さ2〜30センチ、太さ0.5〜1センチくらいの棒を準備します。

ドラムのスティックとかちょうどいいかもしれません。

これを手のひらに先端をつけて垂直に立てる。

(わからない方はサムネの図を参照してね)

で、手を離す。

棒が倒れる。

立てる。

倒れそう

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ダンスについて

ダンスについて

全然武術とは違うのだけど、ずいぶん前からロボットダンスを練習してます。

この動画はかなり昔から有名なものですが、この人の動きに憧れてしばらく練習してました。

独学で見よう見まねなので、、

手のウェーブ、これだけでもなかなか難しい。

筋肉の流れとかを上手く利用しないと出来ないのと、肩に力が入ったり肩甲骨周りが硬いと、流れるような動きにならない。

なのでしばらくやって挫折する。

そいで、思

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豊嶋さんとの出会い

豊嶋さんとの出会い

豊嶋さんとの出会い

福岡に以前ロレッタセコハンというトリオがおられまして、僕からしたら大大大先輩なんですが、そちらのウッドベースを担当されていた豊嶋さんが、なにやら僕の修行に近いような、合気柔術みたいなことをやっとる、と聞いたのがコロナはじまりたての頃でした。

それを聞いた時、なんだか凄くときめきました。

合気的なことは亀甲の先生とも触り稽古でやっていたので、合気柔術についていろいろ教えて欲

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チーズとハチミツ

チーズとハチミツ

こんにちは。

今日は相反する力について書こうと思います。

開高健という作家の書き物が好きなんですが、この人はベトナム戦争から命からがら生き延びて、その後ウイスキーの広告宣伝部とかでライターをしながら、世界中で伝説の巨大魚なんかを釣りして渡り歩いた方です。この人は小説も書くのだけど、「オーパ!」シリーズをはじめとした世界各国の釣り紀行や世界各国の酒や食文化のルポがほんとに面白い。

あと、「風に

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「型」にはまらない

「型」にはまらない

武道の型、というものが存在します。

初心者に、まずはこれをやっとけよ、的な感じで、うちの門派はこの動きで戦うからね、と教え込んで反復練習するものです。

太極拳にも型があります。

だけど、亀甲クラブでは型の練習はほとんどやらない。これまで書いてきたように、触り稽古がメインです。

これはなぜかというと、同じ動きを何回やって身体に染み込ませても、何千何万何億といる人間に対して、全く同じ原理で完璧

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「オレオレ理論」について

前回は僕のかなり変な修行について書きました。自分でも書きながら、なんでこんなこと書いてるんやろ、と恥ずかしくなりました。

今回は、今まで書いてきたのを、僕なりにですが繋げて説明してみようと思います。そいで弟子の質問にも答えてみようかな。

前にも書きましたが、亀甲クラブでは、触り合いの稽古をしながら、「いかに相手に自分の情報を伝えないか」を習います。

これは、言い換えれば、人間の反射反応に対す

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「修行」という名の奇行

なんか弟子向けに変な小説書いてるみたいになってきてる。

読み続けた先に、きっとドラムに繋がる身体操作法とかが待ってるから我慢して読むように。

と言いたいですが、この変態チックな文章を読んだあとに、ドラムに繋がる凄い理論とかが待っているかどうかは僕自身にもわかりません。。

前回、いろんな奇行をやってたと書きましたが、この頃の僕は、身体操作というものに物凄く好奇心がはたらき、やってみたいと思った

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触って握ってについて

衝撃の亀甲クラブデビューを経て、僕は燃えていました。公園でじっと立ったり、ゆっくり歩いたり(これも意拳の練習)、あとは太極拳も24式とかは本で覚えてたので、仕事の前に早朝の公園で見知らぬおじいちゃんと2人で24式をやったりしていました。

この頃、僕は保育園の正規職員ではなくなっており、パートみたいな感じでゆるく働いていました。前の年に園長と喧嘩して「やめるわ!」みたいなモードになってたんですが、

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亀甲クラブ

亀甲クラブという怪しいネーミングの教室に行くことになった僕は、謎の集団でこれからどんなことが起こるのかというワクワクと、本当に中国の拳術家みたいな技が存在するのだろうか、と疑う気持ちの半信半疑な状態で福岡市の中央体育館へ足を運びました。中国武術の書物では、人を天井まで投げたり、壁を素手で破壊したりとか、一見いかがわしい内容の記述も混ざっていて、どうにも胡散臭いところも正直ありました。

まっつんに

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弟子ができました。

みなさん初めまして。身体についての考察をこの度こういったかたちで残しておくことにしました。

僕はドラムを長年叩いているんですが、先日僕のライブを観に来てくれてた若手のドラマーから、ドラムを教えてください、と言われたんです。

やっぱり嬉しいじゃないですか?若者からそんなこと言われたら。で、いろいろ話してたんだけど、結局僕自身がドラムを習ったことも教えたこともほとんどないので、パラディドルって、、

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