見出し画像

手のひら棒について

手のひらに棒を乗せてみよう

これは前も書いたんですが、一回コツが掴めるようになると面白いように出来るようになると思います。

まず、長さ2〜30センチ、太さ0.5〜1センチくらいの棒を準備します。

ドラムのスティックとかちょうどいいかもしれません。

これを手のひらに先端をつけて垂直に立てる。

(わからない方はサムネの図を参照してね)

で、手を離す。

棒が倒れる。

立てる。

倒れそうになるのをバランス取る。

これを繰り返す。


コツとしましては、棒の1番てっぺんを見つめて、棒の倒れようとする行き先に少しだけ手のひらを動かす。

棒の動きをよくみて

棒を「倒れさせない」ようにする

あと、てっぺんをじっと見つめてたら、下の方は2本に見えてきます。寄り目になるからね。

一本だけど二本に見えてきた時の図

二本で見え始めたら格段にやりやすくなります。目は疲れますが。

そんなこんなでやってると、そのうちバランスうまくとれるようになってきます。


で、何が言いたいかというと


人間って、ただ立ってるだけで余分な筋肉で骨周り関節周りを固めて、カチッと立ってしまうことが多い


というのをですね

手のひら棒の状態に例えますと、、、

カチっと筋肉で固めて立つの図

こういう状態で、足周り股関節周りの筋肉が骨をギュッと固める形で立っとるんじゃなかろうか。と言いたいんです。



で、少し頑張って手のひらに棒立てるのを出来るようになったらわかると思うんですが、


カチっと固めなくても棒は立つよねの図


棒を外からの圧力で支えたりしなくても、バランスさえうまく取れれば立つんです。

で、この棒が、骨と考えてみたら

筋肉をいかに緩めるかで、疲労も減るしパフォーマンスも良くなるんじゃないか??


実際、綱渡りとかしていて、股間周りの筋肉とか緩めることが出来ていれば、多少体勢が崩れてもバランスはとれますし体勢は立て直せます。

逆に1番いけないのは、「落ちる!」と思って力を入れて緊張した状態。

これはすぐに転落してしまう。

変人みたいにコソコソ塀の上を歩きながら、体得したので間違いないと思います笑

腸腰筋とか大腰筋??とか、腹部から股間周り、太ももや尻まで大きな範囲にかけて繋がる筋肉を柔らかくしましょう

的なことを

袴を緩める

とか武術でも言います。

(袴の漢字間違えてるかも)

緊張→動けず固まる→居付く→切られる

というので忌み嫌われるんですね。カチっと固まるという動作は。

いいことまるでナシという感じ。

で、重力とバランスが取れていれば棒はきちんと支えなしで立ちますし、僕ら人間も少なからず重力という状況下においては同じ原理原則が適用されますので、だったら余計な力は抜きましょうてことで昔から散々言われてるのだと思います。


ただ、無気力でダランとするのは違う。

ダラんとするのは手のひらに細いコンニャク立ててるような状態です。棒のように重さを自身で支える最低限の必要な力がなければ立てません。

身体自身の「漲力(張力?)」みたいなの。

余分な力を抜かないとこの身体内面の力を感じとるのは難しいなぁ、と思ってます。
よほど整ってないと普段感じれない。僕レベルではまだまだな境地です。

奥が深いですね。深淵です。

あと、手のひら棒をやるのは、相手の行き先に自分を合わせて動く、という点では少しだけ練習になるのかもしれません。

太極拳の名人が小鳥を捕まえて、手の甲に乗せて、鳥が飛び立つ瞬間に少しだけ手を下げて飛べないように操作する、とかはよくある逸話です。

鳥は飛び立つ時に地面を蹴った反力で飛び立つので

地面をしっかり蹴れなくする

すると飛べなくなる、ということだそうです。

相手の力を読むというのは太極拳とかでも非常に重要視されますし、これが出来なければ負けるという術理で構成されてますから、戦えるようにするための必須事項でしょう。

棒は生き物ではないので、かなりわかりやすく方向など読めますが、それでもほんのちょっとはイメトレができるかも知れません。


偉そうに語りましたが、全然上手に立ててないんですけどね、僕もカチカチに普段よくなりますので。

ただ、、

「あ、今カチカチなってる!」って自分のことをわかるようになっただけでも、生活に変化が出てくるハズ、、、

それと、上記とは真逆の「カチカチでいいやろ理論」を知ってる方がいたら教えてください。

手のひら棒は遊びなのでよほど暇な時くらいしかやりませんが、バランス感覚は一度身に付いたら自転車と一緒で忘れないので、人生で一回くらいはやってて損はないかもです笑

今日はこれにて。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?