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日本語能力試験~言葉の壁を越えて夢に向かう力と支える力に感謝

試験日に寄せて

 今日は、日本語能力試験を世界中で受験している方々と、その開催に尽力する人々に感謝を込めて書きたいと思います。

 2024年7月7日、日曜日、日本語能力検定試験(JLPT)が世界中で開催されました。この試験は毎年7月と12月に行われ、国や地域によっては年に一度の開催となることもあります。

 日本語能力試験は、日本語を母語としない人々に対して、その能力を認定するための国際的な語学検定試験です。国内外で実施され、受験者の努力と情熱が詰まった場となっています。

 2023年第2回12月開催の日本語能力試験 実施結果によると国内での受験者数は236,547人、海外での受験者数は426,748人、合計で663,295人となっています。

 試験は5つのレベル(N1からN5)に分かれており、N1が最も高度なレベル、N5が初級レベルです。試験内容は、読解、聴解、文法、語彙など、日本語の総合的な能力を測るものとなっています。

世界中での挑戦

 この試験は、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、オセアニアなど、地球の隅々まで広がっています。アジアの大都市からアフリカの小さな町まで、日本語を学ぶために集まる人々の姿は感動的です。

 例えば、中国や韓国では何万人もの受験者が各都市で試験に挑みます。インドネシアやベトナムでも多くの学生が早朝から会場に集まり、日本語を学ぶために熱心に取り組んでいます。

 ヨーロッパでは、フランスやドイツ、イタリアなどで試験が行われ、日本語の美しさと深さに魅了された人々が集います。

 アメリカ大陸では、ニューヨークやロサンゼルス、サンパウロなど、各地で多様な背景を持つ受験者たちが試験に挑戦します。

 アフリカでは、ナイロビやケープタウンなどで日本語教育が進み、受験者の数も増えています。

 オセアニアでは、シドニーやオークランドなどで試験が行われ、日本語を学ぶコミュニティが広がっています。

北海道からの挑戦

 特に、北海道に住む外国人就労者にとって、この試験を受けることは大変な挑戦です。今年の試験会場は、札幌市内の北海道大学や複数施設、旭川市などに設定されました。


 帯広からの受験者は片道約3時間をかけて試験に臨みますが、道東の釧路市や中標津、オホーツクの紋別市、道南の函館市などからの受験者にとっては、前後2日間以上の移動が必要です。

 多くの職場で働く外国人就労者たちにとって、この長い旅は大きな負担です。建設業、水産加工業、牧場などの業界は特に忙しい、夏場は忙しい時期であり、受験日の前後に日程を確保することは困難です。受験を12月にやむなく切り替えた人たちがたくさんいます。

 それでも彼らは夢を持ち、日本語能力試験に挑戦します。本当にありがたいことです。コロナ禍の中でも、試験はほぼ毎回開催され、関係者の方々には心から感謝しています。

感謝の気持ち

 特に十勝圏や道東方面の受験者のための送迎支援活動を行っているグループのメンバーの活動には、心からの感謝を捧げたいと思います。

 私たちは深夜まで送迎を行い、外国人就労者たちが試験を受けられるよう尽力しています。

 今日、この時間まで地方の寮への送迎が続いています。


 遠くから試験に向かう彼らの姿を見ると、日本語を学び続ける情熱と努力に感動します。受験者の皆さん、そして開催に関わるすべての方々、本当にありがとうございます。

感謝の気持ちを込めて。。。


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