\ベビースターはタイムマシンだ/#138
「ベビースターはタイムマシンだ」
このCM、見たことあるっていう方もいらっしゃるかもしれません。
あの俳優さんがポリポリ食べてる。大人の男性が一口食べればあの頃に連れて行ってくれる。
うわぁ、これはいいCMだなと思って、思わずその瞬間メモを取ってしまいました。
①いいCMは例え話がうまい
これ、例え話がいいんです。
しかも短い文章にその例えが入っているので、
「ベビースターはタイムマシーンだ」
食べると小さい頃を思い出すよねって
目に浮かぶ、自分の思い出の状況が蘇る。
いいキャッチコピーだなと思って聞いていました。
うちの講座でもこういう練習をやります。
「テレビやSNS、ラジオのCMは面白い!
CMや商品のパッケージに書かれている言葉をみんな片っ端から集めてみよう!」
これをやるとテレビやラジオから聞こえてくるキャッチコピー、街中の広告の言葉に敏感になります。
この表現上手いな〜!
ところが、 自分で作るとなると難しいです。
②例え話に使うのは比喩
さっきのCM、正しくツッコミを入れれば、ベビースターはタイムマシーンじゃなくてお菓子だよ!なんですが、
「タイムマシーンのようなものだ。」
こういう表現を暗喩って言います。
「まるで〇〇だ」っていうと、これは直喩なんです。
こういう表現が使えるようになると、とても話の幅が広がって
「目からウロコがが落ちる、確かに!」
思わず相手が納得するんです。
③例え話の作り方
方法は2つあります。
❶どこかにあるCMをそのままお借りする
例えば、さっきのベビースターラーメンの話を「クッピーラムネはタイムマシーンだ」
でもいいんです。
駄菓子屋さんにある物やランドセルのようにみんなが子供の頃にお馴染みだったであれば、なんでもタイムマシーンと言えるんです。
だから、「あっ、これいいな」って思う街中のキャッチコピー、商品のパッケージに書いてあるものを、そのまま自分の中に当てはめちゃいます。
❷なんでもいいから例えてみる
例えばパスタを見て、
「人間関係はパスタである。」
そこからどうやってこじつけるか。
この練習をすると、ほんとに例え話を作るのが上手になります。
最初はパスタみたいにカチカチに固まって緊張しているけど、しばらくお湯の中で混ぜていると柔らかくなる。
お互いに絡み合ったりもするけれど、やっぱりみんな一緒がいいよね。
パスタ1本だけだと美味しくないけど、みんなが一緒にいるとすごく美味しくなる。
人間関係も最初はカチカチに緊張していて、お隣の人と交わらない。
ピーンってしているけれど、リラックスしてくるとお互い絡み合って喧嘩をする。
一緒になると楽しいね。
こんな感じで、無理やりでもいいから、
「人間関係はリモコンである」
もう作っちゃうんですよ。
これはかなりレベルが高いテクニックなんです。
でも例え話が上手くなると、ほんとに上級者さんになれます。
是非、挑戦してみてください。
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