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【本要約】まんが哲学入門


2022/1/8

・私は、私が生まれたときから存在している。
私の肉体は、母親のお腹の中で存在しはじめた。
・私の意識は、いつから存在しているのか覚えていない。
私は、気が付いたら、存在していた。

・私は、自分が存在し始める瞬間を経験することはできない。

同じことが死の瞬間についても言える。

・私は「今死ぬ」という瞬間を経験することはできない。

眠りに落ちる瞬間を「今この時だ」と知ることができないのに、似ている。

私は、自分が存在し始める瞬間も、自分が死ぬ瞬間も「今この時だ」という形では、決して知ることができない。

・過去においては、気が付いたら、私は存在している。
・未来においては、私はまだ死んでない。
としか言いようがない。

「気が付いたら、私は存在している」と「私はまだ死んでいない」の間が、今を生きる私である。

私が、死んで消滅すると、同時に、この世界全体も消滅するかもしれない。私には、それを確かめる術がないのだから、知りようがない。しかし、私は「私の死と共にこの世界が消滅しない」と信じていたい。死後のこの世界へと何かを残していくことで、その信仰を確固たるものにしたい。そして、私がこの世界に残した何かが、私が生きた意味である。

私の生への希求は「私の死と共にこの世界も消滅しない」と信じるために、この世界に何かを残すことである。


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