Jose Sato @Soccer Counseror

ジョゼ佐藤/Twitter/サッカー指導者⇔心理士。25年。約500人の選手と約250…

Jose Sato @Soccer Counseror

ジョゼ佐藤/Twitter/サッカー指導者⇔心理士。25年。約500人の選手と約2500人の保護者様との相談援助活動。某協講師。体育指導。メンタルトレーナー。専業⇔少年団型、クラブチーム。3歳児教育~4種3種~中高部活動~ユース~地域協会。スポーツ教育学/コーチング学/認知科学

最近の記事

1日20分、セルフでできるカウンセリング『内観療法』

こんにちは。ジョゼ佐藤です。 かなーり久しぶりの投稿になります。 今回は、ご質問の回答と『内観療法』についてです。 では回答に入りましょう! ご質問の内容からお察ししますが、質問者様の心理カウンセリングのポイントは、『親子関係』にあると思います。 【佐藤の見立て】※簡単な診断になります 箇条書きで失礼いたします。 質問者様自身は、 ◎自分の自己分析はよくできている ◎自分が過去に受けてきた子育ての仕方と、自分自身が現在おこなっている子育ての仕方を照らし合わせることがで

    • A選手のケース(8/24 ご質問の回答)

      ●結論 A選手については、現状維持でOKだと思います。 A選手の性格も、サッカーとの向き合い方も、仲間や指導者との関わり方も、申し分ないです。 また、指導者の方の選手への理解度や、チーム全体から捉えた客観的評価(他の選手との兼ね合い)についても申し分ないと思います。 そのため、A選手の現状を維持しながら、活動の中でのA選手の『良い所』を見抜いてその都度伝えていき、A選手の『ストロングポイント』を少しづつ積み上げていく方法で指導をしていくのがよいのではと思います。 特に、A選

      • 子どもが褒められる=自分が褒められるも同じこと(Twitterでいただいたご質問の回答 2/21)

        こんばんは、ジョゼ佐藤です。 本日、このようなご質問をTwitterでいただきました。 親御さんがこのような気持ちになる理由は、 ❶自分の子どもが褒められる =自分の人生や努力を褒められているも同然の気持ちになるから ❷第三者を通じて自分のことを間接的に褒めらることで、褒められることの嬉しさが増しているから(ウィンザー効果) ❸人は「誰かのために努力する」ということが自分へのモチベーションだったり、そのことを評価されることがさらなる自分へのモチベーションとなるから

        • 子どものスポーツ指導者も一度は考えたい、バイステックの7原則

          【バイステックの7原則】※ ❶個別化 サービス利用者(子どもとその保護者)その人がもつ、様々な事情を尊重する。 ❷意図的な感情表出 サービス利用者が自分自身の感情を(負の感情も含めて)率直に表現することができるように、意図的に働きかける。 ❸統制された情緒関与 援助者は、自分の感情をコントロールし、サービス利用者の訴えや感情をくみ取り、共感をもって努力しようと理解する。 ❹受容 サービス利用者の言動や態度をそのまま受け入れること。ただし、安易な同意ではない。

        1日20分、セルフでできるカウンセリング『内観療法』

          コミュニケーションの取れない子どもの対応のしかた(心理学の『自己開示』の話)

          こんばんは、ジョゼ佐藤です。 今回は、 コミュニケーションの取れない子どもの対応のしかた です。 小話です。3分で読めます。 よろしくお願いいたします。 先日、私の妹からこんな相談をいただきました。 とのことでした。 その妹の相談に対しての、私の回答です。 私:うーんと、この話でYのコミュニケーション能力に問題があるとは思えなくて、オレから見ると、親のN(私の妹)のコミュニケーションの取り方に工夫をする必要があるんじゃないかな。 N(私の妹。以下、N):というと?

          コミュニケーションの取れない子どもの対応のしかた(心理学の『自己開示』の話)

          練習試合の1本目を1番高くするためのマネジメント(サッカー指導+スポーツ教育学の話)

          こんばんは、ジョゼ佐藤です。 先日、このようなご質問をいただきました。 回答は以下になります。 回答: このような場合は、 これに尽きると思います。 育成年代のスポーツ指導において、 “選手は練習でやっていないことは試合ではできない” このスポーツ指導の基本原則にのっとって考えるならば、 ①指導者が練習開始の時点から、選手が集中して練習に励めるような運営をおこなう ②指導者が練習を開始してから時間をかけずに選手のパフォーマンスを最高の状態にもっていく運営をおこ

          練習試合の1本目を1番高くするためのマネジメント(サッカー指導+スポーツ教育学の話)

          選手から「戦術ってなんですか?」と質問をされた場合、あなたはどんな受け答えをしますか?(サッカー指導+スポーツ教育学のお話)

          こんにちは、ジョゼ佐藤です。 突然ですが、質問をさせていただきます。 いきなりこんな質問をぶつけてしまってすみません。 m(_ _)m 大変恐縮ですが、考える時間は1分で答えてください。 ただし、スマホで検索するのも、手持ちの書籍を参考にするのもおやめになってください。 自分の頭で考えてみてください。 それではお願いいたします! m(_ _)m どうでしょう? どのような事柄がイメージできましたか? こういう話に、 正解・不正解はありません。 あなたが自分の

          選手から「戦術ってなんですか?」と質問をされた場合、あなたはどんな受け答えをしますか?(サッカー指導+スポーツ教育学のお話)

          子どもから信頼のされる「相談の答え方」。そして子どもにも伝えておきたい「相談することのメリット」(サッカー指導+アドラー心理学)

          こんにちは、ジョゼ佐藤です。 今日は、 それと、 についてお話しします。 私は指導歴26年のサッカー指導者ですが、指導と並行して『保護者対応』と『選手のメンタルケア(相談援助活動)』も行ってきました。 そのため、指導者をしながら、常に(毎日ですね)保護者様からの質問や相談、選手からの質問や相談に応じてきました。 そして、保護者様や選手のどんな質問にも回答をし、相談にも対応をしていますが、その際に必ず気をつけていることがあります。 それは、 です。 そうです。そうな

          子どもから信頼のされる「相談の答え方」。そして子どもにも伝えておきたい「相談することのメリット」(サッカー指導+アドラー心理学)

          「君が上手くならないのはコーチの教え方が悪かったからだよ」と言ってもいいものなのですか?(サッカー指導+アドラー心理学)

          こんばんは、ジョゼ佐藤です。 今回は、サッカー指導+アドラー心理学のお話です。 よろしくお願いいたします。 私は中高生への指導を10年間、ジュニアの選手への指導を16年間務めてまいりました。 その指導経験の結果、 ジュニアの指導では、子どもが上手くならないのは、指導者の教え方が悪かったからだ と思うことがほとんどだったように思います。 中には『子どもが原因』ということや、『選手の親子関係が原因』ということもありますが、基本的に練習を提供するのは指導者の立場のほうなの

          「君が上手くならないのはコーチの教え方が悪かったからだよ」と言ってもいいものなのですか?(サッカー指導+アドラー心理学)

          『子どもの課題』『大人の課題』の区別ができていますか?(サッカー指導+アドラー心理学)

          こんばんは、ジョゼ佐藤です。 今回は、選手のための心理学というよりは、コーチ(もしくは保護者)のための心理学の話です。 よろしくお願いいたします。 以前、同じチームで指導をしていたお父さんコーチの方から、こんなご質問をいただきました。 了解いたしました。 私も指導をしていると、同僚のコーチや保護者様からこのようなご質問をいただくことがあります。 そんなときは最初にこの話をしています。 ●特定の子どものサッカーが上達しない ●特定の子どものやる気が無い ●特定の子ども

          『子どもの課題』『大人の課題』の区別ができていますか?(サッカー指導+アドラー心理学)

          小学生にスライディングの練習はやらせますか?(サッカー指導+スポーツ教育学の話)

          こんにちは!ジョゼ佐藤です。 今回は、Twitterの投稿の延長的な投稿になります。言わば『長いつぶやき』です。 よろしくお願いいたします。 はい、このご質問に対する答えは、 私個人の考えでは、やらせます。 なぜなら、子どもは基本、 練習でやったこと しかできません。 なのでスライディングも当然、 練習でやらなかったらできません。 だから練習からやらせます。 このようなごくごくシンプルな理屈の元、やらせます。 逆に、練習でスライディングをやらない子どもは、

          小学生にスライディングの練習はやらせますか?(サッカー指導+スポーツ教育学の話)

          「やる気のないように見える選手」のアプローチの仕方(サッカー指導+アドラー心理学)

          こんにちは、ジョゼ佐藤です。 今朝、 このようなツイートを私が投稿させていただきました。 すると、このようなご質問を質問箱でいただきました。 なるほど、そうですよね。 サッカーや指導への情熱や思いを込めて、日々の指導を熱心にされている指導者の方からしたら、 “やる気のない選手” という選手は目に付くことだと思います。 私も若い頃はそのような選手がいたら、 「やる気あるの?」 「このままでいいの?」 「このまま卒業したら、後悔するよ?」 などと選手へ威圧的な態度と

          「やる気のないように見える選手」のアプローチの仕方(サッカー指導+アドラー心理学)

          「センスのあるコーチ」ってどんなコーチのことですか?(スポーツ教育学のおはなし)

          こんばんは!ジョゼ佐藤です。 今年もよろしくお願いいたします。 新年一発目の今回は、 「センスのあるコーチ」の話です。 早速ですが、始めましょう。 よろしくお願いいたします。 先日このようなご質問をいただきました。 この方(以下、Aさん)はふだんの指導の中で、 「オマエはセンスがねーよ(笑)!」 などと上司から言われたことがあって、ご自身のセンスに悩んでいたそうです。 その上司に言われたことに対して、Aさんが、 『ではセンスってどんなことをセンスというのですか?』

          「センスのあるコーチ」ってどんなコーチのことですか?(スポーツ教育学のおはなし)

          選手の戦術意識とプレゼン能力を飛躍的に上げるトレーニング『ショー・アンド・テル』(サッカー指導+アドラー心理学)

          こんばんは、ジョゼ佐藤です。 今回は選手の戦術意識を飛躍的に上げるためのトレーニングの話です。 なんだかやっとサッカー指導のnoteらしくなりましたが、ちゃんとアドラー心理学の要素も盛り込んでいます。 それではよろしくお願いいたします。 サッカーは団体行動(集団活動)が常に行われるスポーツなので、そこには選手間のコミュニケーション、指導者と選手間のコミュニケーションというものが存在します。 そこで、選手が他の選手と円滑円満なコミュニケーションを行うことがサッカーのプレーの成

          選手の戦術意識とプレゼン能力を飛躍的に上げるトレーニング『ショー・アンド・テル』(サッカー指導+アドラー心理学)

          「ごめん、自分がまちがっていたよ」と子どもにあやまれますか?(サッカー指導+アドラー心理学)

          こんばんは。 ジョゼ佐藤です。 今回は、「指導者が自分のまちがいを認めること」についての話です。 先日、若手の指導者の方から、こんな相談をしていただきました。 私も若い頃、同じことで悩んだ話です。 とのことでした。 私もこの若手指導者の方と全く同じ状況で同じ悩みを抱えたことがありますので、即答で回答いたしました。 と。 私自身、指導者という職務と心理士という職務に就いていますが、そのどちらの仕事においても、自分に間違いがあると判断した場合は素直に自分のまちがいを認めるよ

          「ごめん、自分がまちがっていたよ」と子どもにあやまれますか?(サッカー指導+アドラー心理学)

          『我慢強い子ども』の育成のしかた(サッカー指導+アドラー心理学)※小学生向け

          こんばんは、ジョゼ佐藤です。 今回は『我慢強い子ども』の育成のしかたのお話です。5分ほどで読める内容です。 よろしくお願いいたします。 子どもを『我慢強い子ども』にするには、どのように指導をしたらそのような子どもになるか、ご存知ですか? 例えばですが、子どもに『我慢強くなれ!』『我慢しろ!!』などと我慢を強いれば我慢強い子どもになると思いますか? どうでしょうね。 その方法では『我慢強い子ども』は育たないとは思いませんが、私はそれよりも先にやったほうがいい方法があるよう

          『我慢強い子ども』の育成のしかた(サッカー指導+アドラー心理学)※小学生向け