1日20分、セルフでできるカウンセリング『内観療法』
こんにちは。ジョゼ佐藤です。
かなーり久しぶりの投稿になります。
今回は、ご質問の回答と『内観療法』についてです。
では回答に入りましょう!
ご質問の内容からお察ししますが、質問者様の心理カウンセリングのポイントは、『親子関係』にあると思います。
【佐藤の見立て】※簡単な診断になります
箇条書きで失礼いたします。
質問者様自身は、
◎自分の自己分析はよくできている
◎自分が過去に受けてきた子育ての仕方と、自分自身が現在おこなっている子育ての仕方を照らし合わせることができる
◎そのため、自分自身が過去に受けてきた子育ての仕方の良かったところと良くないと感じたところが見つかっている
しかし、
◉自分が過去に受けてきた子育ての仕方が原因で、現在の自分の心に余裕がないときがある
◉自分が過去に受けてきた子育ての仕方が原因で、自分の子どもにも悪影響が及んでしまうのではという心配がある
◉そのため、自分と子どもの将来に不安感情が起きてしまうことがある
というところかと思います。
まとめますと、
“質問者の置かれている現状の把握はよくできているが、将来に対して不安感情が起きていることが強い”
ということだと思います。
では、自分自身の心の状態がそのような状態のときに、自分で自分のことをカウンセリングするには、どのような方法があるのでしょうか?
その一つに『内観療法』というものがあります。
【内観療法とは】
内観療法とは、“自分の心の中をもう一度見直す作業”ということです。
用意するものは、ノートとペン、ただこれだけです。パソコンやスマホのメモ帳機能でもおこなうことは可能ですが、個人的にはできればノートに自筆でおこなうほうが、手元に置いて愛着が湧いたり、1日の中で何度も読み返す機会があるのではと思います。
【内観療法のやり方】※1日20分程度
今までの人生で、自分自身が家族からしてもらったことのうち、
◎良かったこと
◎うれしかったこと
◎感動したこと
◎楽しかった出来事
をひたすらノートに書き連ねていくだけです。とにかく自分の思い出せることをひたすらノートに書いていくのです。
セルフカウンセリングは気力体力の消耗がそれなりに生じますので、1日20分くらいを目安に定期的に行うと、無理なく楽しく作業が続けられるようになるのではと思います。
例)
・学校行事のたびに豪華なお手製の美味しいお弁当を作ってくれた
・学校の宿題が終わらなくて困っていた時に、終わるまで付き添ってくれて時々励ましてくれた
・自分が習っていたミニバスでは、絶対にダメ出しはしないでよく褒めてくれた
などです。
【これを行うことで、心理的にどんなメリットがあるのか?】
それはずばり、
“自分の心が疲れていたり、不安になっているときに、誰かから、『無償の愛』を受けてきた。その経験の積み重ねはつまり、『自分は愛される価値のある人間なんだ』ということの自信を積み重ねてきたんだ”
ということの確認作業です。
このときに確認できた、
『無償の愛』=『自信』
が、今を生きるための、これからの未来を生き抜くための、自分自身の希望や生きがいの《源》になるのだろうと私は思います。
また、そこで確認できた、『無償の愛』を自分の子どもにもしてあげることで、自分の子どもにも、
『無償の愛』=『自信』
となり、子どもにも希望や生きがいの《源》が生まれるのではないでしょうか。
さらに、毎日帰宅後の空き時間や寝る前の布団の中での時間の際に、自分が書き連ねた、
『無償の愛』=『自信』
のノートをパラパラとめくって確認作業をすることで、自分で自分の心に自信や安心を生み出せるようになると、さらなる希望や生きがいの《源》が生まれることにもなるのではないでしょうか。
(おしまい)
【ご注意願います】
この投稿に記載されています内観療法は、本来のものから(セルフでできるように)簡略化したものになります。
そのため、その効果には個人差があり、この内観療法を行った全ての方の心の健康が保証できるものではありません。
以上を予めご理解の上、セルフカウンセリングを行っていただくよう、よろしくお願いいたします。
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