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J's story

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徒然なるままに、綴ってみました。 33歳の窮屈で夢がなんなのかわからなかった自分に変化がありました。 恋愛に疎く、ある女性に出会い変わっていった徒然ならままに…
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#25 「恋バナ」2

#25 「恋バナ」2

彼女は、一途で素敵な恋をしてきたのがよくわかった。

そして、頑張っている時に付き合っていたらしく、その時、本当に部活に集中してたし、仲間といることの方が多かったらしい。

「それでね、ある時の帰りにね一緒に帰ってたわけ。そしたら「俺と部活、どっちが大事なんだよ」って言うわけ!どう思う?」
俺は、『は?』と思うと同時に、
「それを男が言うのか…世も末だな」
「でしょー!それで一気に冷めちゃってさ。

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#21 「ギフト」

#21 「ギフト」

聴きやすい音楽と、客の会話が心地よい感じで、週末夕方のスターバックスを演出していた。
若干のマダムたちの声はハリがあり、聴きたくない話と大笑いだけが気になったが、
気にせずiPhoneの中に入れ溜めているマイプレイリストの【Love#0】をイヤホンを着けてSurfaceを広げポケットWi-Fiをつけメールを確認しはじめた。

彼女に[入って1番奥だよ]という旨のメッセージを送る。
すぐに、
[オッ

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#10 「必然」

#10 「必然」

土曜の行楽帰宅時間なのか、電車は混んでいた。なんとかして電車を降りる。
自分の格好を伝えた。
【グレースーツにカーキーのスプリングコートに重そうな黒のポーターのリュックに黒渕メガネ】
【あたしは、トレンチコート着てます!黒のバック肩から掛けてます!】
【わかりづらいなー】
【ロングトレンチコート!】
【髪をおろしてます!】
【チェックのブラウス着てます!】
【黒のリボンのパンプス👠】
【そして、

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#7 「ひまわり🌻」

#7 「ひまわり🌻」

地元のイベント会場に向かう。
スタジアムに着くと、
見慣れた高校の顧問の先生方が
「お、イベントマネージャーの塚越さんが今頃おいでになったぞー」
本部で大声で主張する宮本統括補佐…
「いや、7時に集合って…言われましたので5分前に着くように来ましたが(汗)」
「もう終わってるよ準備は!」
と、到着早々にいぢられる。
「ゆーたは、とにかく記録!」
「はい!任せてください」
と、担当の役員の渡邊さんと

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#1 0/4月「1st meet」

#1 0/4月「1st meet」

桜の開花7分ほどになった3月末。

自分が単独で担当しているイベントは4月1周目と4周目。
そして、部署としてのビッグイベントは4月3周目。
主に担当しているイベントは、ラグビー関連だった。

イベントの2週間前が少し仕事量としては落ち着く。
そして、試合(大会)週になると解決していた問題を多方面の人間(関係者)が、この1週間を切ったタイミングで、オーダー変更や会場でのリクエストをしてくる。
マニ

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