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コードギアス名言Vol.15「二つの道を持っている」

名言シリーズをお待ちの方々!(いるのか?)お待たせしました!しばらく名言シリーズをお休みしていましたが、また再開しまーす!!

今回も、ナレーションからの名言をお届けいたします。

ナレーションと名言

「ブリタニアの少年ルルーシュは、二つの道を持っている。
一つは母の仇を探す過去への道。
もう一つは妹ナナリーが幸せに過ごせる場所を創る為の未来への道。
ルルーシュが過去と未来を見据えた時、彼だけが選べる現在の道は、
世界の破壊か、世界の構築か。」
                         第17話ナレーション

名言の意味

名言が揃うナレーションですが、今回は、ルルーシュが生きる理由と道についての内容でした。ルルーシュの行動の理由の一つには、母を殺されたことの真相を暴き、仇討ちをすること。その為に、異母兄のクロヴィスをその手にかけました。そして、もう一つの理由は、母と共に脚を撃たれて不自由になり、ショックにより目が見えなくなってしまった妹ナナリーが、安心して幸せに過ごせる世界にすることです。

二つの理由の行き着く先は、どちらも同じ目的地の父であるシャルル皇帝ではあるのですが、それによって現れてくることは変わってきます。

母の仇打ちという理由は、憎しみや恨みというもので、過去に繋がります。そして、妹が幸せに過ごせる世界にしたいという理由は、愛や慈しみ、希望で未来へと繋がります。二つの理由とも、同じ出来事から生まれた理由ではありますが、それぞれの行き着く先は、「世界の破壊か、構築か」という真逆に分かれます。

生きていると、過去と未来への二つの道があります。ルルーシュにとって過去への道は、母の仇打ちであり、未来への道は、妹が幸せに過ごせる場所を作ることでした。必ずしも過去への道が破壊に繋がるわけではなく、未来への道が建設的なものになるとは限りませんが、過去へ繋がる道を進むことは、決して良い結果になることはないでしょう。かと言って、未来への道を進めばいいという訳でもありません。

選んだ道はどこへ繋がっているのか?

何が言いたいかというと、過去への道を進むでも、未来への道を進むでも、重要なのは「彼だけが選べる現在の道」です。過去にどんなことがあり、どんな未来にしたいとしても、今現在にしか選べることはできません。今自分が選んでいる道は、過去に繋がるものなのか、未来へ繋がるものなのか。はたまた別の道なのか。どんな道かはわかりませんが、少なくとも二つ以上選ぶ道はあり、自分が選んだ道がどこに通じているものなのかを認識しておくことが、自分の居場所を見失わないことになるのだと思います。

ルルーシュも、物語を進めていく中で、自分の行動の結果や進んでいる道に待ち受けているものを突きつけられ、向き合っていく姿が描かれますが、そういう所に人間の魅力や物語の面白さが出てくるのでしょう。

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