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新元号を知らない最終日

明日、新元号を発表

明日、新元号が発表されます。現時点で、何人の人が新元号を知っているのかはわかりませんが、発表されれば、否応なく誰もが新元号を認識するようになります。知っている人は今どう思っているのでしょうか。
天皇陛下はもちろん、安倍首相も知っているでしょう。宮内庁や内閣の一部の人はきっと知っているでしょう。

例えば、あなたが明日明かされる真相を知る一人だったらどんな気持ちでしょうか?

新元号発表は日本の歴史が刻まれる準備のような出来事です。人類が滅びない限り、5月1日からは日本は新元号になるわけです。

そんなまだ誰も知らない秘密を保有しているということは、ちょっと得した気分にはなりますよね。自分が知るこの真相が明らかになったら、世の中は大きく動きます。

ご存知の通り、元号は天皇が崩御される年に変わりますが、今年は、例になく「生前退位」されたことで、準備万端で歴史の変わり目に臨むことになりましたが、新元号が何になるかということも焦点になっています。安心した世が永久に続くようにと「安久」になると予想されていますが、ぜひとも予想を裏切ってもらいたいものです。

天皇の歴史

元号は天皇が変わる度に変わりますが、歴史好きな私としては、色々と思う所があります。
日本の天皇家は、2600年以上続く王室で、日本は世界最古の国とも言われています。
天皇という存在は、古くから日本を統治し、侍の世になれば、その権限を失い、時代の時々で政争の道具にされることもありました。

今の世では、天皇は「日本の象徴」として存在していますが、昭和では、第2次世界大戦においては、「信仰の対象」でもありました。そして、江戸時代までは、侍の世であり、これまた実権のない象徴のような存在でした。ある種、征夷大将軍という侍から、総理大臣という政治家に変わっただけで、今とそれほど変わらないのかもしれません。

大きく変わったのは、「明治維新」です。徳川政権に終止符を打つために、新政府軍が天皇を祀り上げ、錦の御旗を掲げました。それにより、徳川が逆賊扱いとなり、正式に明治の世に移りました。

そこれ色々言われていることがあり、歴史ミステリーとも言われていたりしますが、ここで担ぎ上げられた天皇は、正式な天皇の血脈ではなく、仕立て上げられてのではないかと、明治天皇はすり替えられたという説がるのです。新政府が未だ強く残る徳川家を丸め込むために、天皇をすり替え、錦の御旗を手に入れた訳です。

歴史に真相は関係ない

もしその説の通りなら、今の天皇家は、明治維新によってすり替えられた血脈になります。
なので、私たちが崇め奉っている天皇は、2600年続く由緒ある天皇の血脈ではないのかもしれません。その真偽を問うつもりも、明かすつもりもありませんが、面白いのは、我々日本人が「天皇」だと思っていれば、真相がどうあれ「天皇」なんです。もしも真相が明らかになって、すり替え説が本当だとしたら、日本がひっくり返るかもしれませんが、過去のことは、証明しようがありません。それに、明治維新だけではなく、すり替えのようなことは、過去に何度もあったかもしれません。

何が言いたいかというと「常識を疑え」ということです。必ずしも、私たちが認識していることが正しいということはありません。ただ、天皇すり替えがあったかもしれないし、なかったかもしれませんが、私たちが認識している裏には、全く想像だにしないことがあるのかもしれません。

歴史は勝者によって作られ、いくらでも塗り替えられていきますが、そういったことは、私たちの常識の中にもあるかもしれません。

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