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写真と言葉と

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自分のことや 日々の気づきを つらつらと。
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#読書感想文

たまには本の話でも

たまには本の話でも

基本的に本は好きなんだけど、常に読む習慣というものはなく、ぶわぁ〜っと読む時期と全く読まない時期とがある(あとやたら買う時期もあるw)

以前は1冊の本を読み終わるまでは別の本には手をつけないという謎のマイルールが存在したが、本好きのお友達が同時進行で何冊も読んでるって話していて、なるほどなぁと思い読みかけのまま他の本も読むようにしたら全体的に読む量は増えた気がする。

何事も「こうすべき」という

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パンケーキの国で

パンケーキの国で

子どもの言葉と教育ラボの投稿で引用されていた言葉が気になって読んでみた本。

パンケーキの国で

超ざっくり内容を言うと、日本人親子がデンマークの学校に通った時のお話。

デンマークの教育のここがいいよ!
っていうのは勿論しっかり描かれているのだが、ある意味影の部分、経営難や上手くいってない部分までちゃんと描かれていることに好感が持てた。

初等教育に関してのこの文章にはものすごく共感した。
違い

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感じたことを感じたままに

感じたことを感じたままに

すーちゃんとねこ

Facebookグループ子どものことばと教育ラボで、主催の永田さんが紹介されていた本で、めっちゃ気になったので読んでみた。

※以下ネタバレ有り

読後モヤモヤした。
いろんな絵本があるけれど、多くはハッピーエンドなモノが多い。
まぁこのお話もハッピーエンドといえばそうなんだけれど。

意地悪な気持ち。
意地悪してしまう気持ち。

だいたいこういう意地悪する子は「悪い子」として

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自分の写真を好きになる

自分の写真を好きになる

「写真には被写体との関係性が映る」
確か写真家の幡野さんの言葉だと思うが、私もそう思う。

「子どもの一番のカメラマンはお父さん、お母さん。」
これはどこかで聞いた言葉。
これも激しく共感する。

親子写真を撮影させてもらうようになって、やっぱりお父さんやお母さんにしか見せない子どもの表情ってある。

どんなに技術を尽くしても、どんなにその子と仲良くなっても、どうにもこうにも敵わない。

いい意味

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今週の読んだ本

今週の読んだ本

◆怒り

以前感想をあげたように、映画がめっちゃよかったので原作も読んでみた。

※以下ネタバレ有

映画がわりと救いようがなくて最後モヤモヤしたので、その覚悟持って読む。
あとはもう犯人がわかってるから、どちらかというと映画との違いを楽しむカンジで。

モヤモヤ覚悟の上で読んだんだけど、読後はスッキリした・笑
何より、映画には描かれていなかった、直人が藤田家のお墓に入れたことが嬉しかったし、なん

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変わらない

変わらない

図書館の児童書コーナーに立ち寄って気になって借りた本。

大人問題も大好きだったけれどこちらもすごく気に入った。

子どもたちの悩みや質問に対して五味さんが答えるというもの。
順を追わず気になる項目から読んでいったのだが、ついニヤけてしまったり、激しく頷きながら読んでいた。

一番なるほどなぁと思ったのは競争のくだり。

ただ競争がつまらないのは、自分にとって必要もない競争を周囲から強いられるから

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今週の読んだ本

今週の読んだ本

以前に比べてずっとペースは落ちたけれど、相変わらず本は読んでいる。
どんなに忙しくても少しの時間でも本を読んだり映画を見たり(といってもAmazon primeだけど)の時間はつくっていきたい。

今週読んだ本の中から2冊。
※以下ネタバレあり

犯罪小説集以前見た映画「楽園」

そのラストが納得いかず(笑)原作を読んでみる。
(ちなみにAmazonのレビューに同じように映画見てのラストが理由で原

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かかりの時間

かかりの時間

自分科講座にかかりの時間というワークがある。
元々は、よかよか学院のばなな先生が小学校の先生をやっていた時に、クラスで実践していたものだ。

その実践をもとに描かれた絵本がこちらの絵本「教室は小さな宇宙」

読み聞かせ動画はこちら

絵本の内容をかなりざっくり言うと

とある小学校の4年1組の教室で、担任のばなな先生が突然「かかりの時間」というものを始めた。

「かかりの時間」とは
・自分をしあわ

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不器用さは愛おしさ

不器用さは愛おしさ

「才能・個性・らしさ」を育む、いしかわいづみです。

言葉の重みや奥深さって
経験値からなんだなと気づかされた物語。

※以下ネタバレあり

とある中華料理店の親子3代の物語。
縦の繋がりを痛い程感じさせられる。
だけど読み終えた時、それがなんだかとても愛おしく感じた。

読み進めていくと、ヤエや泰造の過去が明らかなる。
それに連れて、現在のヤエの言葉の重みがどんどん増してくる感覚。

言葉には背

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結果ではなく

結果ではなく

「才能・個性・らしさ」を育む、いしかわいづみです。

「何かをはじめることでできるのは結果ではなく世界なの。いいことだけでできた世界も、悪いことだけでできた世界もない」

ひたすら本を読み続けていた時
素敵な言葉に出会った。

それまではただ読むだけだったけれど
その言葉を忘れたくないなぁって思って
noteにメモして下書き保存した。

以来、本を読んだらその時感じたことをメモするようになった。

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自立ってなんだろう?

自立ってなんだろう?

「才能・個性・らしさ」を育む、いしかわいづみです。

4月に体調を崩して、1ヶ月程ひたすら休んだ。
ほぼほぼ寝てたけれど、めちゃくちゃ本が読みたくなって、ひたすら読みまくった。

読みかけの本、読みたかった本を読み終えても足りなくて
Amazonのkindleunlimitedに登録して、興味がある本を読み漁った。
面白いなぁと思う作家さんは、kindleunlimitedの本以外にも購入した。

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縦軸と横軸

縦軸と横軸

「才能・個性・らしさ」を育むいしかわいづみです。

こちらの記事で書いた縦軸と横軸の話。
縦軸は親子の関係、横軸は仲間との関係で、その交点に自分の「才能・個性・らしさ」がある。

角田光代さんの「ひそやかな花園」を読んだ時、その人の「才能・個性・らしさ」を形成しているものは
先天的な遺伝子的要因と、後天的な環境的要因とどちらの影響が大きいのだろうかと考えた。

※以下ネタバレあります

物語の中で

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