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ヨガの指導者養成コースから「教育とは何か」を考える

教育とは何か?を深く考えさせされるものとして、ヨガの指導者養成コースがあります。


私が抱いている率直な印象ですが、ヨガ教室の指導者養成コースに入門する方の多くは、今までの人生で生きづらさを抱えてしまっていて、ヨガがその生きずらさを打開する「希望」になっている印象です。


「生きづらさ」とは、具体的には、常に世間から疎外感を感じてしまっている精神状態から何かしらの精神疾患、神経症が発症している(或いはその前段階)、という意味です。


よって、ヨガ教室の運営者は、精神疾患、神経症方々の居場所を守るように尽力し、内部でいじめのようなトラブルが起きないように注視し、万が一トラブルが起きても迅速に対応する力量が求められます。


ただ、それが全くできていない或るヨガ教室の例を以下に簡潔に述べます。


ある方が、そのヨガ教室の指導者養成コースに入門し、


「私はうつ病を発症して、その改善のために入門した」


と、ヨガ教室の方々に自己紹介したそうです。



ヨガは、心と精神に良いものです!

宣伝文句


と大々的に宣伝しているヨガ教室だったので、そのように自己紹介されたのだと思います。


しかし、その方が指導者養成コース入門後にうつ病を再発してしまい、何か月か寝込んでしまいました。それでもようやくある程度歩けるようになり、重い腰を上げて、そのヨガ教室に何とか赴くことが出来たのですが、久しぶりに対面した或る重鎮のヨガインストラクターがその方に一言


「あなた、ちょっと休みすぎよ!もっと教室に来なくてはダメでしょ!」


と上から目線で責め立てられてしまいました。


それ以来、その方はもうこのヨガ教室には来れなくなったそうです。


この話を聞いた時、


このヨガ教室は、指導者養成コースに入門する生徒から大金が振り込まれたらもうそれっきりで、最も重要であるはずの一人ひとりの事情には全く関心を持たず、あとは適当にヨガ指導っぽいことをやっているだけなのだ



と悟りました。


ヨガは、心や精神に良いものです!

宣伝文句


と宣伝して入門生徒を集めているにも関わらず、です。


以上です。何かのご参考になれば幸いです。

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