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2020年おすすめ音楽まとめ(長編注意)

今回は私が普段聴いている曲をまとめてみました。マニアックとまではいかないけど、知名度が高いかと言われると…どうでしょう…

全て載せようと思うと流石に骨が折れるので、2020年にリリースされたものだけに絞って順不同でご紹介致します。

【⠀AKIRA MIZUMOTO 堀込泰行 / Fairground⠀】

元キリンジの堀込泰行さんの、伸びやかで押し付けがましくない歌声は、正に唯一無二。キリンジの解散後も、どんどん色んな事に挑戦されていて、しかも古のファンを全くがっかりさせない素晴らしいクオリティ!さすがです!!付いてきて良かった!これからも付いていきます!!と思わせてくれる名曲です。


【⠀原田知世 細野晴臣 / A Doodlin´ Song ⠀】

ベテランの御二方が、弾むように愉しそうに歌っているのを聴くと、こちらまで嬉しい気持ちになります。

"A Doodlin’ Song"は1958年にアメリカの映画俳優ジャッキー・クーパーが歌ったのち、ブロッサム・ディアリーやペギー・リーなどのジャズ歌手にもカヴァーされた、言葉遊びをモチーフに描かれるラヴ・ソング

だそうです。私は全く知らなかった…(笑)今はじめて見ましたけど、MVのイラストもキュートですね。細野さんが原田さんを惹きたたせようとそっと脇役にまわっているのが素敵だなぁと思いました。原田知世さんはいつまでも少女の様です。


【⠀Alex Stevens / Stil Mine ⠀】

冒頭のワンフレーズでそこはもう彼の世界です。落ち着いているけれど、多幸感に溢れた彼の曲はとても新人とは思えないです。彼自身がアトランタ出身でその後も様々な国にいた事から、楽曲にもいろんなエッセンスが盛り込まれているのでしょう。洋楽のようでいて日本人にも聴きやすい独特のセンスだと思います。ジャケットのサンドイッチを頬張る姿、可愛いです。


【 ゆnovation / into the sunlight  】

私の最近の通勤のお供です。メロディが軽やかで、この曲を聴きながら歩くといくらでも何処までも行けそうな気がしてきます。散歩やピクニックにもってこいの、ご機嫌な1曲です♪♪


【 kitri / Lily 】

双子のような彼女達が奏でるメロディはほんの少しの憂鬱さを抱えて、それらを全て優しく包み込むような曲が多いです。このLilyも疲れた夜にそっと寄り添ってくれるような、そんな曲です。『青空カケル』をご紹介しようかと思っていたのですが、まだYouTubeにはなかったので、今回は私が今年kitriを知ったきっかけになったこちらの曲をご紹介しておきます。


【 松木美定 / 実意の行進 】

個人的に今もっとも注目している新世代シンガーソングライターさんかもしれないです。ジャズから強い影響を受け、そこに現代のポップスのエッセンスを加えた作風と言われている松木美定さん、もともとジャズテイストがある曲が好きな私はドンピシャでツボりました。次に紹介する浦上想起さんと親交が深いようです。noteにも投稿されています。以下、引用です。

今作には、松木美定の代表曲ともいえる「実意の行進」と新曲「焦点回避」が収録。2曲とも松木美定のルーツであるジャズから強く影響を受けた作品であり、「実意の行進」は激しく刻まれるドラムに対して上下降のある流れるようなメロディ、そしてその裏では特殊なコードを織り交ぜ一筋縄では行かない美しいポップソング、「焦点回避」はハードバップを強く意識したリズム、そしてメロディはポップさ全開のバランスを考え抜いた楽曲となっている。(西澤裕郎)


【 浦上想起 / 未熟な夜想 】

こちらも今年度、かなり衝撃的だったアーティストのひとりです。<多重録音、打ち込み音楽家>としてSNS等で話題になり、一気に音楽好きのリスナーや各ミュージシャンの注目を集めました。こちらの未熟な夜想は、子供の頃のキャンプの思い出を紡いだものだそうです。歌詞はフレーズ的で難解なものが多いですが、どこか映画を観ているような、遠くのパレードを眺めているような、そんな気持ちになります。因みに、noteに歌詞を投稿されているのでご本人の歌詞解説が読めたりします。


【 君島大空 / 火傷に雨 】

君島大空さんの曲は以前からも聴いていましたが、今回のアルバムに収録されている、この『火傷に雨』が、個人的には抜群にずば抜けて良かったです。イントロのリフだけで心を掻っ攫われたのはGRAPEVINE以来かもしれません。途中、声を震わせて歌っているのも、わざとらしくなく、とても世界観に合っていると思います。


【 ウ山あまね / 茂みから 】

今年は様々な宅録ミュージシャンの方々の活躍が飛躍した年だったと思いますが、その中でも、音作りに拘った、バランス感覚の優れた方だと思います。クラブミュージックやノイズミュージックの要素をふんだんに取り入れて尚聴きやすい、まさに新世代のミュージシャンといった感じで、これからの活躍に期待感が溢れます。


【 んoon / Summer Ver. 】

まず、アーティスト名が読めない。「ん」を「h」と置き換えて『ふーん』と読みます。いや奇抜すぎる。そんな彼等の作る曲もまた癖が強い、エモ味が強い。違和感や予想外のメロディを破錠させることなく自然に纏め上げているのが彼等の特徴だと思います。実は個人的に一番紹介したかった曲はファーストアルバム収録の『Tokyo Family Restaurant』です。気になったら是非そちらもチェックしてみてください。


【 phritz / change my mind 】

電子音ピコピコ系で今年断トツ良いです。正直まだこちらのアーティストさんについてなんにも知らないのですが、とにかく聴いていて心地良い。電子音系は聴いていると疲れてしまうことも多いのですが、メロディが優しくてとても気持ちよく聴けます。センスがいいとこうなるのかと驚きました。


【 phoebe Bridgers / Kyoto 】

邦楽耳の私にとって特に洋楽のインディーロックシーンでは似たり寄ったりの曲が多い印象なのですが(本当は違うと想います)、彼女はオリジナリティがあって好きです。バックグラウンドに色々とあるようですが、それらをうまく楽曲に昇華させているのかなとも思います。Kyotoはどの辺が京都なのか私にはわかりませんでしたが(笑)でもいい曲です(笑)


【 泡沫少女 / 天文晩成 】

とにかくヴォーカルの少し鼻にかかったような独特の声が癖になります。シンプルなメロディラインでありつつ彼等らしいアレンジが散りばめられてて聴けば聴くほど嵌っていくタイプのバンドです。毎日欠かさず複数回の配信をされていて、よく配信で古川本舗を歌ってくれます。近いうちに、揺るぎない自信とハングリー精神の強さで這い上がってくると確信しています。


【 Art Building / 汚生である feat.GOMESS 】

出会った当初のイメージは『良くも悪くも最近よくいる有体なバンド』。大きくドカンと盛り上がるところもないし、目立った特長を感じられなかったんですね。でも、それがいつの間にか聴いていくうちに、これはちょっと違うぞ…と。『東京の羊』をきっかけに見る目が変わりました。たしかにわかりやすい盛り上がりはないけど、内側からジワジワと湧いてくる静かなエネルギーは他にはない特別な感情を揺さぶるものがあります。『汚生である』は、今までの彼らとはまた違った新たしい試みで、彼等のこれからの成長と変化を期待させるものだと思います。


【 樽木栄一郎 / from west town 】

こちらの紹介にはアマゾンの内容紹介が的確かつ秀逸すぎるので、そのまま引用させていただきます。

震えるような孤独、わけもなく泣きたくなる寂しさ、耐えられない感情を抑えることなく、救ってくれる樽木栄一郎の新作が誕生。テーマは原点回帰。
年間200本を超えるライブで培われた歌とギターテクニックを余すところなく表現した秀作です。
DTM全盛の時代に敢えてギターとヴォーカルを軸に据えた作品。
表現者としては最難関であるこの表現で産み落とされた楽曲はシンプルなメロディが包み込む心地よさ、誰もが優しくなれるノスタルジックな音風景。

完璧すぎて私が口を挟むところは一切ありませんでした(笑)


【 Maica_n / Flow 】

こんな子を、待ち焦がれていました!彼女を知った時、とんでもないシンガーソングライターが出てきたな!!と歓喜しました。リズム感もグルーヴ感も備わっていて、それをひけらかすでもなく、サラッと歌い退ける!まだ19歳の彼女に、ベテランの演奏家がこぞって共演したがる気持ちが解ります。つい奇抜さやオリジナリティのあるアーティストが注目を集めるこのSNS時代に、それをものともせず、ただ良い歌を歌うってベテランのソレですよね。恐るべし、、来年には爆発的に有名になっていることでしょう。


【 くるり / 奇跡 】

数あるくるりの名曲の中でも、これは後世に残る名曲だと思います。正直、私の中でくるりはもう過去のバンドというイメージでした(誠に申し訳ございません)過去の名曲が名曲過ぎて、もう超えられないのではと思っていたのです。しかし、この曲はそんな私の考えが大きな間違いだと気付かせてくれました。めちゃくちゃいいじゃないですか!!試行錯誤の末に次の新しいステージに行ったのだなと感じました。素晴らしいです。。


【 浜田省吾 / みちくさ 】

ベテランの大御所も負けてはいません。いぶし銀です。時代の流れなんて関係ない、いつだって築き上げた己の実力のみで勝負できるんですね。揺るぎない安定感と安心感。『人生そんなに悪いもんじゃない』と言われると不思議とそんな気がしてきます。知らない町でぶらりとみちくさくいながら口ずさみたくなるような素敵な曲です。浜田省吾さんのキラキラの歌い回しがとても好きです。


【 羊文学 / 変身 】

インディーズではすでに有名だった羊文学。ついにメジャーデビューですね。そのアルバムの中から個人的には『変身』をお勧めしたいです。YouTubeに曲単体の動画がなかったので、55秒辺りから聴いてもらえると良いかと思います。柔らかくも鋭く突き刺さるような繊細で重厚なサウンドと何処かで評されていましたが、矛盾しているようで本当にそのとおりだなと感じます。


【 Blumio / タンスの中不人気者 】

もっぱらドイツでの活動を主体としていた彼ですが、日本でも有名になりつつありますね。HIPHOPは全く詳しくないのですが、彼の歌は良いです。特にこの曲は、ひとりで何役も演じて歌っているので、面白さが先行しますが、そのバックにはブルーミオの本来のcoolなサウンドがあって、ドラマがあります。8分という長い曲ですが、最後には感動すらあります。


【 MAX.SUGA / blueberry Eyes(feat.SUGA of BTS) 】

何もかもがうまく噛み合った楽曲だと思います。リズムのノリが良くて、ラップが小気味良くて、メロディが可愛らしい。普段HIPHOPを聴いていない私でも始めて聴いた瞬間からノれるくらい大衆向け。これで売れないわけない!!ブルーベリー風呂とが斬新すぎて効能が気になります。


【 Rin音 / snow jam 】

今年前半の話題を掻っ攫った、Rin音のsnowjam。もう紹介するまでもないと思いますが、CHILL OUT系メロウラップで等身大の淡い恋心を歌って、まさに今年売れるべくして売れたアーティストといったところでしょうか。ルックスも良いのでMVがとてもきれいでしたね。


【 Vaundy / 怪獣の花唄 】

若手とは思えないほど引き出しの多いVaundy。どの曲もそれぞれ良かったのですが、ここでは『怪獣の花唄』を。よりRockに傾倒したこちらの曲も、サビに入ると突き抜けるようなメロディに僅かな哀愁が感じられて、青春のノスタルジーを感じてしまう、そんな曲です。


【 Aimer / カタオモイ 】

Aimerはデビュー当時、衝撃を受けたアーティストでした。当時たしかNo.6というアニメのEDで『六等星の夜』が流れてきて、それはそれは綺麗ですぐさま虜になりました。しばらく音楽から離れていた時期があり、今年何かの拍子にこの曲を聴いて色んな感情がブワーッと呼び起こされ、当時と同等以上の衝撃を受けました。カタオモイの彼をダーリンを呼ぶ彼女がいじらしくて愛おしいです。



自らの2020年リリース限定という縛りに苦しみながら選んでみました。

今年はコロナのせいでご時勢的な側面もあり、結構偏った感じになりましたね。個人的には面白い結果でした。

今年リリースだと思ってたら1年以上経っていてご紹介出来なかったり、半年以上前の事が何故かぽっかり思い出せなかったり、リリースしたばかり過ぎてまだYouTubeに動画がなかったり…

そういったお気に入りの曲はまた別の機会にでも載せるかも知れませんし、載せないかも知れません。(正直、思っていたよりずっと疲れました……笑)

もし気に入ったアーティストさんがいたら、是非遡って2020年以前の作品も聴いてみてください。

わたし至上もっとも長いこちらの記事を最後まで見てくださった方は、相当な音楽好きか、街頭キャッチに捕まりまくるようなお人好しでしょう(笑)読了ありがとうございました。

皆さま、楽しいMUSIC LIFEを♪♪





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