カントリーパピー

初めてお迎えしたハムスターが 可愛すぎてメロメロです。 てのひらに乗ってくれたときの …

カントリーパピー

初めてお迎えしたハムスターが 可愛すぎてメロメロです。 てのひらに乗ってくれたときの ふわふわしたあたたかさ。 45g、しあわせの重み。 好きな食べ物: チョコレート、たこ焼き、チーズ、お酒 ラッキーカラー: オレンジ、レッド

最近の記事

ゲーム初心者のスマブラ挑戦記④:妻、負ける。

どうも、妻です。 気が付けば、季節は巡り 朝晩の肌寒さを感じる 今日この頃。 飼っているハムスターも 小さい体でせっせと床材を集め 寝床の確保に勤しんでおります。 見習って、こちらも 少し早めの冬支度。 出しちゃいましたよ。 神器! ホットカーペット〜!! いぇ〜〜い! これでもう だらゴロ寝落ち し放題ですな〜。 いかんせん寒がりなもので 毎年冬の訪れを感じるこの時期は 憂鬱で仕方がない。 お肌乾燥するし… 唇も荒れるし… 山火事怖いし… 雪崩とか…大雪と

    • ショートストーリー「線香花火、みたいな恋。」

      そろそろ夏が 終わるのかもしれない。 少し前まではあんなに うるさかった蝉の鳴き声も、 迷子の子がお母さんを 探しているかのような 細々とした頼りない声に 変わっている。 バイト、サボりたいなぁ。 今日何度目かの思いが 頭をよぎる。 だって。知らなかったんだもの。 *** 居酒屋のバイトは 大学2年の夏から始めた。 大学生の夏休みは、長い。 折角だからバイトをしようと 求人雑誌をめくっていたところ、 自宅から数駅のところにある 居酒屋の求人に目が止まった。

      • ショートストーリー「おそろい」

        日曜日の昼下がり。 家族揃っての外食後、 母の用事で雑貨屋へ寄った。 「水色とピンク  どっちがいい?」 は? 「おそろいで買おうよ。この手鏡。  ハイビスカス、可愛いでしょ?」 おそろいって…。 いくつよ、私達。 中1と中3の姉妹が おそろいの手鏡は 持たないでしょうよ。 「…水色」 「じゃ、私ピンクね」 姉の持ち物は、寒色だらけだ。 特に、水色のものが多い。 だからわざと、 水色を選んだのに。 姉が少しも表情を変えないから、 私の罪悪感だけが膨らんで

        • ショートストーリー「カッパもなかなか可愛いじゃない」

          妹と金曜ロードショーを見つつ フットネイルを塗り直すのが 習慣になった。 金曜ロードショーは だいたい2時間弱。 ネイルオフに10分、 爪の休養に30分。 その間に新たなネイルの色を決め、 20分かけて丁寧に2度塗り。 ぴったり1時間、乾燥の時間が残る。 パーフェクトな時間配分。 さすが私。 週末がいかに価値のあるものか 社会人になり ひしひしと実感している。 勤務時間9時5時の残業なし。 優しくて頼りになる 爽やかイケメンを横目で追いつつ、 可もなく不可もなしの

        ゲーム初心者のスマブラ挑戦記④:妻、負ける。

          ゲーム初心者のスマブラ挑戦記③:妻、ステージに翻弄される。

          どうも、妻です。 もう8月も終わるんですね。 先日、テレビをつけたら 甲子園の決勝戦が 開催されていました。 ちょろっと見たんですけど… え? 智弁学園 vs 智弁和歌山? ユニフォーム一緒やん。 絶対見間違えるやつやん。 と、いらぬ心配を してしまいました。 旦那様曰く、 生地とか?字体とか? ビミョーに違うらしいんですが そんなん試合中に 目凝らして見てる球児おる? 私なんかスマブラ中、 クッパJr.とカービィ見間違えるよ? とハラハラだったわけです

          ゲーム初心者のスマブラ挑戦記③:妻、ステージに翻弄される。

          ショートストーリー「おおきな買い物」

          ミーンミンミンミン。ミー、 ミーンミンミンミン。ミー、 ミーンミンミンミン。ミー、 あちこちから聞こえてくる 蝉のざわめき。 中でも一際耳に付くその声は、 一定のリズムを保ち、 終わりなく繰り返される。 暑さと相まって、私の思考回路は 徐々に明瞭さを失っていく。 あ〜、暑いなぁ〜。 あ〜、……何だっけなぁ〜… …まぁ、いっかぁ〜…… って、まてーぃ!! 今の私はそれに甘んじて ベールに包まれた花嫁のような夢見心地に浸るわけにはいかないのだ! 今、決断しなければ。

          ショートストーリー「おおきな買い物」

          ゲーム初心者のスマブラ挑戦記②:妻、独り立ちする。

          どうも。妻です。 先日の “電撃!まさかのスマブラデビュー” から、はや数日。 夜風に揺れる風鈴の音に耳を澄ませ スーパーで買った398円のスイカに かぶりつく夜や、 お酒を飲みつつ 旦那様とのトランプ3本勝負に 燃える夜を過ごし、 (神経衰弱:妻勝利←実力  大貧民:旦那様勝利←カード運  スピード:引き分け←実力) コントローラーの握り具合を 忘れそうになっている今日この頃。 「ゲームしようかな〜(チラッ)」 旦那様の積極的なお誘いにより 第2回、妻のスマ

          ゲーム初心者のスマブラ挑戦記②:妻、独り立ちする。

          ショートストーリー「どうしましょうね?」

          「うわぁ。  緊急事態宣言延長だって。  どうする〜?」 きたっ! 今日こそはっ! 「あっ…え…っと…」 「ま。どうしようもないよね〜」 「……ですね」 はぁ〜。 またダメだった…。 *** 女性ってホント凄い。 何がって?もちろん あの会話力である。 僕には50代半ばの母と 大学生の妹がいるのだが、 2人揃うともはや敵なしだ。 不意にどちらかが話し出すと、 もう一方の聞き手はすかさず 語り手の言葉尻に重ね、 共感の相槌と質問を ほいほい放り込む。 その質

          ショートストーリー「どうしましょうね?」

          ゲーム初心者のスマブラ挑戦記①:妻、コントローラーを握る。

          どうも。妻です。 この度、 デビューいたしました。 ででん! ““大乱闘スマッシュブラザーズ”” いぇーい! 以前より、旦那様がお隣で 「うゎ!それ当たっちゃうのヤバ!」 「えーっ!ずるい!」 「なンでっ!ずるい!!」 などなどなど 荒ぶっている姿を横目に 「そんなに怒るなら やらなきゃいいのに〜」 とずっと思っておりました。 しかし、このご時世。 ステイホームが続き やることがないと嘆く私の横で 「よしっ。よしっ!俺かっこいい!」 「今のはよかった!

          ゲーム初心者のスマブラ挑戦記①:妻、コントローラーを握る。

          ショートストーリー「雨が止むか、照明がつくか、それ以外か」

          最近はずっと、ずっと雨が降っている。 引っ越しを終えてから3週間。 本格的な雨だった。 朝起きて、1番に目に入ってくるのは、 見慣れない天井。 「寝室の照明は、おしゃれなものにしたいね」 彼とそんな話していたのは、引っ越しが決まってすぐ、まだ前の家での話なのに。 この寝室には、まだおしゃれな照明がない。 それどころか、照明自体が、ない。 隣の布団は、もう誰もいない。 のそのそと起き上がり、4畳半の寝室から11畳のLDKへと移動する。 前後左右が白い壁に包まれてい

          ショートストーリー「雨が止むか、照明がつくか、それ以外か」

          ショートストーリー「前略。1年前の、クズな私へ。」

          入籍を機に、10年日記をつけ始めた。 そろそろ1年半が経つ。 ページの上端に月日のみが書かれていて、その下は横長のスペースが10ヶ所、上から下に並んでいる。 1番上が1年目、1番下が10年目だ。 1日あたり、3行程度。 寝る前に書くには、丁度いい量だ。 2年目に突入してからは、その日の出来事を書く前に、上にある1年前の記録を読むという楽しみが加わった。 入籍直後の私は、どうやらとても浮かれていたようだ。 スマホの絵文字でも滅多に使わないハートマークをわざわざ自らの

          ショートストーリー「前略。1年前の、クズな私へ。」

          戯言:左手に活躍の場を

          いつもはふたりで食べているご飯を ひとりで食べるのは どうにも味気がない すぐ食べ終わっちゃうし そうすると食べすぎるし ということで "左手でお箸を持つ" というルールを定めてみた 相棒が帰ってくるまでの 3日間 ポロポロこぼしたけど それなりに楽しかった ゆで卵を割るのが難しく 白米はくっつくから意外と簡単だった せっかく左右の手を持っているけど 使うのはいつも右手だ お箸も右手 鉛筆も右手 歯磨きも右手だし 荷物も右腕で持ってしまう なんだか左手に 申し

          戯言:左手に活躍の場を

          ショートストーリー「働き蜂の悲劇」

          僕は結構、ハマったらハマる。 同じゲームを何年もプレイし続けられるし、ハマったアニメのグッズはとことん集めてしまう。 小学生の時から会社員になった今までずっと、ハイチュウは欠かさず持ち歩いている。  別に新しいものが嫌いなわけではない。ただ、好きなものをずっと好きでいたいだけだ。 そんな僕が、最近新しくハマったものがある。 ローソンで売っているチルド飲料の『ハニーラテ』だ。 会社の斜向かいにあるローソンで昼食を探していたとき、偶然見つけた。 その日は、ハニーラテ以外にはブ

          ショートストーリー「働き蜂の悲劇」

          ショートストーリー「親知らず 抜歯後」

          SNSで検索すると、まぁ沢山の画像が出てきた。揃いも揃って、片頬がぷっくりと腫れている。 中には写真を加工し、腫れている部分を矢印で強調しているものや、“こぶとりじいさん” とコメントを加えているものもある。 一方で、腫れているであろう片頬を手のひらで隠し、机に肩肘をついているかのような写真を載せている人もいた。 …それ、意味あるのだろうか。 ふと疑問に感じたが、SNSに意味を求めてはいけないのだろう。 載せたいものを載せ、見たい人が見る。 それがSNSの醍醐味なのだから

          ショートストーリー「親知らず 抜歯後」

          旦那さんの朝を想像してみたら、とても大変そうだった話。

          朝。隣の妻さんの枕元から、携帯のアラームが鳴る。割とすぐに止めてくれるので、僕はまだまだ夢うつつ。 妻さんは、すぐに布団を出る時と、少ししてから動き出す時があるようだけど、僕が二度寝をしてしまうので、どちらが多いのかは知らない。 15分後に、今度は僕の枕元で腕時計のアラームが鳴る。今度はちゃんと起きる。 「おはよう」と、洗面所の扉を挟んで妻さんに挨拶。帰ってくる声のトーンで、その時の気分をなんとなく把握。悪そうな時は深追いしないでトイレへ。普通か良さそうな時は、扉を開けて顔

          旦那さんの朝を想像してみたら、とても大変そうだった話。

          ショートストーリー「アイスキャンディーはもう買わない」

          本当は、遠い田舎にでも行って、雑草に挟まれた太い道の真ん中に両手足を大の字に広げて、仰向けになりたい。からっと晴れた日に、Tシャツと短パンで。じりじりと焼けるように熱い、1本道のど真ん中に。 でも私は、もう大人。そんなことが許されないこと知ってる。やってる人がいたら、たぶん私も若干引くし。 だから、部屋の中で仰向けになる。縁側なんてない、ただのマンションの一室だけど、申し訳程度にベランダはある。そこに出るための窓は、天井からフローリングまで続いている、そこそこ大きい、普通の窓

          ショートストーリー「アイスキャンディーはもう買わない」