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ゲーム初心者のスマブラ挑戦記④:妻、負ける。



どうも、妻です。



気が付けば、季節は巡り
朝晩の肌寒さを感じる
今日この頃。

飼っているハムスターも
小さい体でせっせと床材を集め
寝床の確保に勤しんでおります。


見習って、こちらも
少し早めの冬支度。


出しちゃいましたよ。

神器!
ホットカーペット〜!!

いぇ〜〜い!


これでもう
だらゴロ寝落ち
し放題ですな〜。


いかんせん寒がりなもので
毎年冬の訪れを感じるこの時期は
憂鬱で仕方がない。


お肌乾燥するし…
唇も荒れるし…
山火事怖いし…
雪崩とか…大雪とか…
アイスバーンとか…霜焼けとか…

うぅ〜〜ぅ…


と。
そんな憂鬱を吹き飛ばすべく、
久々に開催されました。

第4回、妻のスマブラ特訓会。




実はですね。


“ゲーム初心者”


と明示している割に

私の元来の器用さゆえ
そこそこ勝ちを
重ねて参りましたので


「初心者ですます詐欺じゃん」


と思われている方も
いらっしゃるのではないかと

内心そわそわしておりました、
小心者かつ生真面目な私。



はい。この度、
無事?負けました。


そりゃもうね

気持ちよーく
あっさりと
ドッカーーーンと

負けましたよ。
カービィ様に。



それでは。ここから先
妻、敗北の記録を
ご覧あれ。



***



「妻さん、スマブラする〜?」


ん?スマブラ?
スマホ片手にぶらり旅かな?


なんて程にボケてはいませんが、
コントローラーの重みを忘れるには
十分な期間を空けてしまいました。


約3週間ぶりのスマブラです。



「久しぶりだし、3人でする?」


うむ。練習は必要ですな。


「カービィのレベルは5でいい?」


いやいや待てい。

前回確か、レベル5との戦いで
満身創痍だったじゃん?
ウォーミングアップって必要やん?


「レベル3でお願いします」


やや不服そうな旦那様。

完全スルーして、
安全圏からのスタート。



旦那様:ダックハント
妻:クッパJr.
コンピュータ:カービィレベル3



「始め〜」


よし。

確か最初は、
カービィに近づいてエーボタンを
押しまくればいいはず!


たったったったっ。
ボコボコボコ、ドーーン!


赤パンチは問題なし。

次は、近づかれないように…


ドッカーーーン


うん。大砲も出せる。

あとはえーっと…
確か、掴んで投げるの
あったよね。

カービィが
ぴかぴか丸になってる時は、
落ち着いて近づいて…


ぐいっ。ひょーーい。


ふむふむ。
だいたい大丈夫かな。

てかてか、
3週間もやってないのに
覚えてる私、凄ない?



でもさ。
ちょっと気になること
あるんやけど…


「ねえねえ。
 レベル3カービィって
 こんなに強かったっけ?」


めっちゃ攻撃してくるんやけど?
しかも攻撃かわされるんやけど!?


「いや〜。
 こんなもんじゃなかったかな?」


そ、そうだったっけ?
もう少し楽勝だった気が
するんだけど…

気のせいかなぁ?



危うさを感じつつも、
なんとかレベル3カービィに
勝利を収めた、この日の第1戦。



しかし。
この時妻が感じた違和感は、
やはり気のせいでは
なかったのである。



***



「次どうする?」


「3人でレベル4、お願いします」



キャラ変更
旦那様:ダックハント→しずえ



「始め〜」


うむ。
前回のレベル3よりも
今回のレベル3は
めちゃ強い気がするけど

今回のレベル3と
今回のレベル4の差は
そこまで感じないなぁ。

でもやっぱり、
レベル3よりレベル4の方が
すばしっこいし、好戦的。



あっ!吸い込まれたっ!


すぃーーーっ、
ぺっ。


……おい。
人のこと勝手に
吸い込んどいて、何その

めっちゃ不味いモン食べたわ〜

みたいな吐き出し方。
ひどない?



大砲と旦那様に助けられつつ、
一応の勝利。



「じゃあ次は独り立ち!
 行ってみよ〜」


い、行ってみよ〜(ドキドキ)



***



「……」

……


「妻さんが…ついに…」

うん…


「負けてしまった…」

うん。


「…アレだよね」

アレですね。


「「 自分から死んでる 」」


そう。
先程の違和感の正体。

カービィが
強くなっているのではない!

クッパJr.が
弱くなっているのである!!



なんということでしょう…
神様は、3つもの命を
与えてくださってにも関わらず、
彼はその3つともを、
自ら崖に飛び込むという方法で
手放してしまったのです…

えぇ。彼にも辛いことが
あったのでしょう。
生きるとは、辛く厳しいことです。

しかしです。しかしですよ!

あなたには立派な父親と
忠実な歩行器があるではないですか!

何も3度も、3度も自死を
選ばなくとも…

いや、その人の辛さは
その人にしかわからないのだから
外野が口を出していいことでは
ないのです…

どうか、どうか天国では安らかに…



「てか、復帰も全然
 できてなかったね」


はい、現実カムバ〜ック。


「うむ。完全に、
 ジャンプしようとして
 エーボタン押していました」


「ウエビーの時は?」


「うむ。完全に、
 落ちゆくクッパJr.を
 眺めておりました」


「眺めてたらどうなる?」


「うむ。落ちます」



指導の成果が見られず
がっくりの旦那様。


いやぁ〜。だってね?

久々にすると
めちゃ焦りますもん!


カービィに駆け寄ったら
しれ〜っとかわされて
すい〜っと崖に吸い込まれたり

攻撃しようと押したボタンが
ローラースケートで
猛ダッシュになったり

落ちそうになると
あゎゎゎゎゎわぁ〜
って手当たり次第
ボタン押しちゃって
くるくるしながら
落ちて弾けたり。



あの夏の日の成長は何処へ?
夢マボロシだったのか?

ってくらい
全っ然、動けない。。




「もういっかいする!」


とはいえ私も、
サンストをフルカウントで
負けたのはさすがに悲しい。



いざ。
リベンジマッチである。




「目標!
 イノチ1個は倒す!」


いざっ。
カービィに攻撃だっ!



たったったったっtーーー


ひゅるぅ〜〜〜ん
パァーーーン



「……えっ?妻さん?」

うむ。
勢いよく
走りすぎましたな。
生きる気合いは
充分にあったのですが。



だっ、大丈夫!
まだイノチ2個あるから!

3対1と思えばまだっ!!



こうなったら…
この手で勝負だーっ!!



グリグリグリグリ
ドッカーーーン!

(フヨフヨフヨ、てくてくてく)

ドッカーーーン!

(フヨフヨフヨ、てくてくてく)

ドッカーーーン!

(フヨフヨフヨ、てくてくてく)

ドッカーーーン!!
バァーーーーーン!!!



よし!
ひとまず目標クリアだっ!

この調子であと2個も
なんとか倒しteーーーー



すぅーーーっ、ぺっ。


ひゅるぅ〜〜〜ん。
パァーーーン。



「…妻さん?ツマサン?」


えぇ。
分かってます。分かってますよ。


でもね旦那様。
知っていますか?

本来ね。
命というのは
1人1個なのですよ?

今の姿が、本来のクッパJr.、
嘘偽りのない、真の姿なのです。

なんと美しい。
生命とは、儚いものなのdeーーー



ひょい。
ぽーーーーん。


パァーーーン



「妻さぁーーんっ!」



き〜、み〜、が〜、いた
な〜、つ〜、は、
とおい、ゆ〜、め〜、のな
かぁ〜、あ〜、

そ〜、ら〜、に〜、きえ
て〜、えっ〜、た、
クッパ〜、Jr.〜。


by、なんとかベリー、
的なね。



***



本日の敗因は、

地面から離れてしまった時に
1度も戻れなかったことです。

あと、3週間も特訓を
おサボりしたことです。




とはいえ。

見事。ザ・初心者的な
負けっぷりを見せてくれました
クッパJr.に、盛大な拍手を。

(パチパチパチパチ)
(パチパチパチパチ)




次回へ続く。 かも。

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