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(有料記事・3)人生の半分を他人軸で生きてきた結果が、今の介護の現実に繋がっているのかもしれない。


お盆は、いつものように、嵐のように去っていった。
お正月は、割とゆっくりできるのに対して、お盆は、お寺にお墓に家にと、お参りや、その準備やらでバタバタしている。

それに加えて、今年のお盆は、ガッツリ、義母がお盆の間中と、その前後も、例の、「長生きしなくて良いから、もう私は、どこにも行かん」宣言をしてから、私は東京への旅行も、1人だけやむ無くキャンセルしたのだった。

もう過ぎたことだから仕方のないことであったと思うが、私は、引きこもってるんじゃないかと言うくらい、何か、外部との接触にめんどくささを感じていた。

しかし、そうも言っていられない現状がある。
学校の専門部のお仕事である、町の夏祭りの巡回があったり、神社の締め練りや、神社の八朔祭りなど、夏休みが勝負である。
役員の仕事で、夏が終わると終わったも同然ぐらい楽になる。

あ〜早くそうならないかな。

この役員の仕事は、義母がショートステイに行ってくれたからこそ、参加することができた。
義母がもし、家に居たら、そうもいかないだろうから、どうにか言い訳をしないといけなくなる。

いくら介護をしているからと言ってそれを理由にしたくないという、どこかに私のプライドがあるのであるが、にっちもさっちもという時はもちろんそうなるだろうけど。

先日から、とにかく家の外、ショートステイに行ってくれて本当にダラける時間ができて、私はその日は、本当にダラけるだけダラけた。
長男が、県外にまた戻ったのもあり、一気に寂しくなったのもある。

と言うか、明るく、また、お正月ね〜か何か言った後に、娘が、寂しそうにしていたので、「寂しいの?」と聞くと、頷いたので、急に寂しさを感じてしまった。

まあ、いつものことだけど、やっぱり数百キロの距離を感じる。
しかしもう、大丈夫。
もう8年目だぞ!と、自分の中で誰か言っているようだ。
ちなみに、次男は1日前に帰っていった。

次男はこの家を出る頃には気持ちはもう、仕事場の方に切り替わっているらしい。
こちらに帰ってきてからも、筋肉を鍛えに、毎日出掛けていった。
素晴らしき、ポジティブ姿勢。
着いたらLINEしてね、の言葉も忘れるくらい、切り替わっている。
これもいつものことである。

長男も車を運転して帰りながら、また、頑張ろうと、気持ちを切り替えたらしい。
みんなそうだ。

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