板さん

昨年4月からフリーの61歳。リーダーシップ研修のアドバイザーしたり、俳句捻ったり、オペ…

板さん

昨年4月からフリーの61歳。リーダーシップ研修のアドバイザーしたり、俳句捻ったり、オペラのバックコーラスしたり。合気道再開しました。大学1年生の時に「いとしのエリー」がはやりその時以来のサザンファンでもあります。日本語教師を目指して勉強中

最近の記事

外国人学習者に漢字をどう教えるか②

MA先生によれば、学習者の漢字教育についての声を総合すると・・・ 漢字をただ覚えろといって、覚えさせるのではなく、文脈の中で意味を考えたり、似たような言葉との違いを勉強した後でクイズで楽しんだりさせてほしい。そうでないと、楽しんで覚えられない。 ということなんだそうです。 それに対応するツールや本の紹介がありました。 1、 漢検ホームページのまなニャン 2、 筑波大学ホームページの漢字力診断テスト 3、 「漢字がたのしくなる本 漢字の音あそび」太郎次郎エティタス まず

    • 村祐を飲みました

      Masalucky38 さんが最近noteを始めました。 (略して《失礼!》)38さんは、日本料理の料理人で、日本料理をつくる外国人スタッフに日本語を教えるために、日本語教師の資格を取ろうとされているユニークな方です。食育インストラクターと料理師範の資格もお持ちで、こういう方が日本語の授業をされたら、ホント、ユニークな日本語授業ができることでしょう。 その38さん。利酒師の資格もお持ちだということで、「何かおススメのお酒はありませんか」とお尋ねしたところ、「村祐酒造の『村

      • 外国人学習者に漢字をどう教えるか①

        ヒューマンアカデミー社、教育実践Ⅲ 中上級向け の最終回。テストの後、MA先生の「漢字の教え方」についての講義です。 我々日本人は、小学校・中学校の9年間で2136字の常用漢字を習得します。我々は当然日本で暮らしていますから、学校の国語の授業以外にも、生活の中のいろんな場面で漢字に接しますし、本好きであれば本も読みます。 「漢字の勉強」というと、書き取り、同じ字をお手本をなぞるところから何回も書いていたことを思い出しますが、「漢字の語彙の中での使い方」や漢字どうしのつなが

        • 日本語学習者が作文を書く時、越えなければいけない「2つの壁」を明確化する

          ヒューマンアカデミー社、教育実践Ⅲ 中上級者向け授業のやり方「作文」編がありました。 「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能の内、日本語学習者の「書く」力を伸ばすためにはどんな授業をしたらよいのか。 私は、日本人が日本語を使う上でも、おそらくは学習者が自国の母語を使う上でも、「書く」は他の3要素とは次元が異なると考えます。 人間であれば、誰でも聞いて話しますし、多くの人は読みます。しかし、書く人、特にある程度まとまった文章を書く人は「少数派」とも言えるかもしれません。

        外国人学習者に漢字をどう教えるか②

          チンギス紀1 火眼 北方謙三著

          とにかく、北方「水滸伝」全19巻がもうめちゃめちゃ面白く、人生に一度この読書体験はおススメしたいのですが、じゃあその続編の「楊令伝」全15巻を読もうかとアマゾンのコメントを読むと、軒並み「水滸伝」ほどの興奮はないという感じでしたので、「史記」全7巻と「チンギス紀」と「三国志」全14巻を読むことに方向転換しました。 3つも長編を平行して読む理由は、無収入にもなっているので、図書館で借りて読もうということで、なかなか思うように予約ができず、3つを平行して予約して、来たものから読

          チンギス紀1 火眼 北方謙三著

          「~において」と「~のおそれがある」の例文

          25日夜に行われた、ヒューマンアカデミー社、教育実践Ⅱ(生活者・ビジネスパーソン向け)の最後の授業。テストのあと、JLPT(日本語能力試験)対策用文法の教え方についての講義がありました。 日本語能力試験は、日本語学習者の実力を測る目安(N5初級の前半レベルからN1上級レベルまで5段階)となるもので、学習者達にとっては勉強の目標ともなります。 中上級である、N3、N2、N1をとろうとすると、それぞれ100超の文型を理解することが必要で、日本語能力試験対策用文法の授業は、約2

          「~において」と「~のおそれがある」の例文

          外国人学習者を前にした教育実習 初回の失敗!

          25日に、ヒューマンアカデミー社、教育実習の第2回がありました。対象は中級。5名の外国人学習者がきてくれて、その前で10分間の授業をします。初めて外国人学習者の前に立って、舞い上がっていたようです。タイマー入れるの忘れてました・・・。 学習項目は文型「~をはじめ」 ① ご両親をはじめ、家族のみなさんによろしくお伝えください。 ② わたしは日本に来てから先輩のリンさんをはじめ多くの方のお世話になりました。 ③ 東京の永田町には国会議事堂をはじめとして、国のいろいろな機関が集ま

          外国人学習者を前にした教育実習 初回の失敗!

          合気道 演武会の練習②

          演武のメニューは以下の通り。 1、 交差取り 表技 一教 右 交差取り 裏技 二教 左 交差取り 表技 三教 右 交差取り 裏技 四教 左 2、 正面打ち 入り身投げ 右・左 3、 片手取り 表技 四方投げ 右・左 片手取り 裏技 四方投げ 右・左 4、 諸手取り 後方入り身投げ 右・左 諸手取り 呼吸投げ    右・左 5、 突き   小手投げ    右・左 6、 両手取り 天地投げ

          合気道 演武会の練習②

          合気道 演武会の練習

          大阪にも緊急事態宣言が出て、龍明館の合気道の稽古はお休み。各自自主練習ということに。 そんな中ではありますが、龍明館の合気道師範であるUさんが、六段に昇段することになり、31日に演武会があるので、その練習をすることになりました。 Uさんは、約40年前私が大学の合気道部で合気道をしていた頃の1年上の先輩です。小学校の頃から合気道をやっていて、中学高校では柔道部にも所属し、大学の合気道部に入部したときは、既に二段の腕前でした。(柔道に比べると合気道はマイナーな武道で、子供向け

          合気道 演武会の練習

          「と」「ば」「たら」の違い

          ヒューマンアカデミー社、日本語教育初級の教育実践、最終回。この項目の単元テストのあと、N先生の特別講義がありました。 と、ば、たらの違い。 まずは3~4人のグループで、違いを例文を挙げて話し合ってみます。 春になると桜が咲きます。 春になれば桜が咲きます。 春になったら桜が咲きます。 どれもダメではないが、「と」が一番しっくりくる。 説明書を読むと使い方がわかります。 説明書を読めば使い方がわかります。 説明書を読んだら使い方がわかります。 「と」は一般的な説明。

          「と」「ば」「たら」の違い

          退職と決めて水洟垂らしけり

          21日、久しぶりに産経新聞の俳壇に、自作句が掲載されました。 このところ「不調」で10月から1句も作っていません。 実はこの句は、一昨年の12月から翌1月頃、会社を退職することを決めて作ったものです。 その頃から俳句ができると、師匠である母に見てもらっていたのですが、その母が「以前あんたが作った俳句を見直していたら、なかなかいいのが3句ほど見つかって」と知らせてくれたものの1句でした。 嫁に伝えたところ「なんだか間抜けな句だね」と、一蹴されてしまいましたが、決めて「ホッ

          退職と決めて水洟垂らしけり

          日本語指導と教科学習をどのようにつなげると効果的か?

          日本語指導が必要な児童・生徒に対して、日本語指導をするのは日本語教師です。しかし、学校での「教科学習」を教えるのは、学校の先生です。 「教科学習」の理解が難しいのは「日本語の理解」に問題があるのに、日本語教師は「教科」を教えることはできません。もちろん能力的に難しいところもあるし、法律的に「教員免許」を持っていなければ教えることができません。一方で学校の先生は、自分自身は「自然に」学んできた日本語を「外国人学習者にわかりやすく」教えることはできない・あるいは苦手なのです。こ

          日本語指導と教科学習をどのようにつなげると効果的か?

          日本語指導が必要な外国人児童生徒 日常会話はできるのに、授業についていけない児童生徒をどうすればよいのか

          最新である平成30年のデータで、日本語指導が必要な外国籍の児童生徒数は約4万人います。平成26年2万9千人、平成28年3万4千人とだんだん増えています。 4万人の内小学生は2万6千人、中学生は1万人、高校生は3千6百人。 母語別には、ポルトガル語1万人、中国語9千6百人、フィリピノ語7千9百人、スペイン語3千8百人、ベトナム語千8百人となっています。 彼らの多くは、日本で暮らしていますから、日常会話は日本語で自然にできているのですが、授業で使う日本語、教科を学習する日本

          日本語指導が必要な外国人児童生徒 日常会話はできるのに、授業についていけない児童生徒をどうすればよいのか

          日本語教育講座 いよいよ教育実習 (オリエンテーション編)

          ヒューマンアカデミー社日本語教育講座も最終段階。いよいよ教育実習が始まりました。 教育実習と言えば、遥か昔私が小学生や中学生だった頃、「教生」と呼ばれる実習生が学校に来てました。学校の先生より当然若いので年齢が近くより親しく話したり、子ども心に「先生の卵」ということはわかってましたから、「教生」の授業では「チョット意地悪い質問をしてみたり」と思い出があります。 今回の実習で「61歳の『教生』」はどう扱われるのか?」ドキドキです。 担当講師のT先生は、日本語教師20年のベ

          日本語教育講座 いよいよ教育実習 (オリエンテーション編)

          やっぱりバズりたいんかい!

          15日、梅田紀伊国屋書店内を歩いていると、成毛眞さんの平積コーナーが。「バズる書き方」と「2040年の未来予測」が積まれています。模擬授業終了の解放感もあってか、立ち読みの上2冊とも買ってしまいます。(「未来予測」はサイン入り・・・) こんな本を買うということは、「やっぱりバズりたいんかい!」 別に「バズらなくて」よいのですが。note の連続投稿280日あまり。「スキ」単数の日々。「いやまず続けることに意義がある」とか、「note の読者は若いから、60歳からどう生きる

          やっぱりバズりたいんかい!

          日本語教育初級 模擬授業 条件形に挑戦

          15日には、ヒューマンアカデミー社 教育実践の授業で初級(留学生向け)の模擬授業もありました。 私が選んだお題が、「みんなの日本語初級」35課「条件形」 春になれば桜が咲きます。 ボタンを押せば開きますよ。 など、ある事柄が成立するためには「~ば」の条件が必要であるという関係を示す文型の勉強です。 文型の導入は、 「テレビのリモコンにボタンがたくさんあって、使い方がわかりません。」 「説明書を読めば、使い方がわかります。」 「店の人に聞けば、使い方がわかります。」 とか

          日本語教育初級 模擬授業 条件形に挑戦