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退職と決めて水洟垂らしけり
21日、久しぶりに産経新聞の俳壇に、自作句が掲載されました。
このところ「不調」で10月から1句も作っていません。
実はこの句は、一昨年の12月から翌1月頃、会社を退職することを決めて作ったものです。
その頃から俳句ができると、師匠である母に見てもらっていたのですが、その母が「以前あんたが作った俳句を見直していたら、なかなかいいのが3句ほど見つかって」と知らせてくれたものの1句でした。
嫁に伝えたところ「なんだか間抜けな句だね」と、一蹴されてしまいましたが、決めて「ホッとしたような」「ちょっと寂しいような」そんな実感が蘇ってきます。
まだコロナが、今日のようになるとまでは思われていなかった頃で、もしあの時「決めて」いなかったら、まだ東京で単身赴任しているかと思えば、「良かった」としか言いようがないのですが・・・
現金なもので、こうして「チョット褒められると」俄然またやる気が湧いてきて、俳句を題材にした「日本語学習者向けの教案ができないか」などと、思いを巡らせてみたりするのでした。